効果を盛るにも程がある!『遊戯王 マスターデュエル』に実装される「クシャトリラ・フェンリル」のすさまじさを解説

特殊召喚とサーチと妨害が可能な「クシャトリラ・フェンリル」の強さを解説!

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効果を盛るにも程がある!『遊戯王 マスターデュエル』に実装される「クシャトリラ・フェンリル」のすさまじさを解説
効果を盛るにも程がある!『遊戯王 マスターデュエル』に実装される「クシャトリラ・フェンリル」のすさまじさを解説 全 3 枚 拡大写真

コナミデジタルエンタテインメントが配信している『遊戯王 マスターデュエル』に、8月10日より新セレクションパック「レイジ・オブ・カオス」が追加されます。

このパックでは、「カオス」や「竜騎士」などの新規カードに加え、新しいテーマとして「クシャトリラ」が収録。その中でも、特に恐れられているのが「クシャトリラ・フェンリル」です。

◆ホントにカード1枚の効果なの!?2022年に猛威を振るった「クシャトリラ・フェンリル」

「クシャトリラ・フェンリル」は、2022年7月に『遊戯王OCG』で登場して以来、多くのデッキで採用された強力カード。その強さ故に、紙環境ではわずか1年で禁止カードに指定されました。

百聞は一見にしかず。その効果を公式サイトから引用してみます。

レベル7 地属性・サイキック族 攻撃力:2400 守備力:2400

このカード名の「2」・「3」の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。「1」:自分フィールドにモンスターが存在しない場合、このカードは手札から特殊召喚できる。「2」:自分メインフェイズに発動できる。デッキから「クシャトリラ」モンスター1体を手札に加える。「3」:このカードの攻撃宣言時、または相手がモンスターの効果を発動した場合、相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードを裏側表示で除外する。

断っておきますが、これ1枚のカードが持つ効果です。間違えてません。

現代の遊戯王において、強い効果といえば「簡単に特殊召喚できる」「カードをサーチできる」「敵の妨害ができる」「カードを引ける」などが上げられます。そして「クシャトリラ・フェンリル」はその強い効果を3つも内蔵しているのです。そんなん弱いわけねぇだろ。

しかも効果の噛み合い方もすさまじく「簡単に特殊召喚できる」モンスターが「カードをサーチできる」というのは、通常召喚権を消費せずに手札を増やせることになります。これは遊戯王における打ち出の小槌と言って良いでしょう。しかも「フェンリル」はなぜか同名カードのサーチまでできるのです。

その上で、フェンリルは敵のモンスター効果に反応して、相手フィールドの表側表示のカードを1枚裏側除外する効果を持っているのです。一応「効果発動自体を許してしまう」とか「対象に取れないモンスターには通じない」といった問題はありますが、これは「人はいつか死にます」というくらいあって当然のものであり、「フェンリル」の強さを損なうものではありません。

さらに、攻撃力と守備力のステータスは2400。下級モンスターで何とかできるラインではなく、突破できるモンスターを呼ぶためにモンスター効果を使うデッキは多いでしょう。つまりその間に除去効果を使われるわけです。

◆「クシャトリラ」テーマの来襲で、『マスターデュエル』の環境はどうなる?

正直、「フェンリル」のステータスは攻守0だったとしても、高く感じるレベルです。他にもレベル7なのでエクシーズ素材としても便利だとか、「クシャトリラ」のテーマとしっかり噛み合ってるとかいろいろあるのですが、禁止カードになった理由は伝わったと思うので、この辺にしておきます。

これだけの強さを鑑みると、「ティアラメンツ」並みの規制があってもおかしくないと思っていたのですが、今回の追加に伴う規制は「クシャトリラ・フェンリル」の準制限のみ。「クシャトリラ」がどの程度追加されるのかわかりませんが、下手すると「ティアラメンツ」以上に環境を制圧する可能性があります。

とはいえ、自分で使った時にはその強さに歓喜すること間違いなしなカード。ダイヤに余裕のある人なら、とりあえず新パックを購入しても良いでしょう。しかし「ダイナレスラー・パンクラトプス」の影がまた薄くなりそうだなぁ……。

《鈴木伊玖馬》

ゲームと乗り物の記事を書いてる 鈴木伊玖馬

名古屋県生まれ。幼少期に『スターフォックス64』でゲームにハマり、学生時代に『CoD:MW』でFPSにハマり、そのままゲームから卒業できず今に至る。ここ数年でRPGにも手を出し、最近『ドラクエ6』をクリアした。中日ファン、犬派、後ゲームはオフラインでやるタイプ。デカい航空機にはロマンを感じる。

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