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9月1日からSteam、Android、iOS向けに『ロックマンX DiVE オフライン』が発売されます。
これは名前の通り、オンライン専用だった『ロックマンX DiVE』をオフライン化したもの。オンラインのほうは9月にサービス終了を迎えますが、それと入れ替わるようにオフライン版が登場しました。
今回は発売前にSteam版のキーをいただいたので、早速プレイしていきましょう!
現代のアラフォーと『ロックマンX』
1984年生まれの筆者にとって、『ロックマンX』シリーズは強烈な思い入れのあるゲームです。
筆者の小学生時代は、スーパーファミコンと共にありました。初めて我が家にスーパーファミコンがやって来た日のことを、筆者は今でも覚えているほど。ファミコンよりも遥かに繊細な描写、これはまるでゲームセンターのアーケードゲームがそのまま家に設置されたような感覚です。
スーパーファミコンの名ソフトといえばいろいろありますが、1993年12月発売の『ロックマンX』は前評判を裏切らない素晴らしい作品でした。バグによる回収騒動はあったものの(当時、この回収を告知する新聞広告が掲載されました)、ゲームそのものは従来のロックマンシリーズを受け継ぐアクション性と、ファミコンから格段に進化したグラフィックが相乗効果をもたらして「未来の横スクロールアクションゲーム」を一足早く実現させていました。
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そんな『X』シリーズを2020年代のゲームとして生まれ変わらせたのが、『ロックマンX DiVE』です。
しかし筆者個人は、この『ロックマンX DiVE』に対して「ひとつの理由」から大きな不満を抱いていました。
ロックマンは物理ボタンじゃないとダメなんだ!
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日本国内での元々の『ロックマンX DiVE』は、言い換えれば「モバイルゲーム」です。使うハードはもちろんスマートフォン。
そうである以上、操作はタッチスクリーン。これがロックマンとの相性があまり良くないんだ!
もっとも、そう感じているのは筆者だけと言われればそれまで。しかし我々の世代は(などと言い出すのは歳を取った証拠ですが)あらゆるゲームを十字キーと物理ボタンで操作していました。『ロックマン』及び『X』シリーズも、物理ボタンがあって初めて流暢かつ快適に操作できます。
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スマホのタッチスクリーンでは、間違ったところをタップしてしまうことが多々あります。このあたりがどうしてもストレスに感じてしまい、故に『ロックマンX DiVE』はあまりやり込んではいませんでした。
しかし此度のオフライン版はSteamにも対応、即ち物理ボタンのついた外付けコントローラーを簡単に導入することができます。
買い切り型で900以上のステージ
コントローラーで操作するSteam版『ロックマンX DiVE オフライン』は、やはり「ロックマン」でした。誤解を恐れずに書けば、筆者が子供の頃に遊んでいた『X』シリーズそのものです。
そうそう、この感じなんだよ! バスターでの攻撃にしろジャンプにしろスライディングにしろ、タッチスクリーンでは実感というものが全くありません。そして実感がないと、どうしても操作ミスが発生します。攻撃とジャンプを間違えてしまうことも、スマホ版ではしょっちゅう起こりました。……え? それはお前が不器用だからだって? 失礼しました!
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ともかく、『ロックマンX DiVE』をコントローラーでプレイできるという要素は非常に大きいと思います。また、此度のオフライン版は買い切り型で、一度購入してしまえば100体を超える操作可能キャラクターや900以上のステージは自分のものになります。気をつけないと、次の日も出勤なのにこのゲームのせいで夜更かししてしまうかも……。
Steam版は大きな画面で楽しめる!
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ただしオフライン故の削減として、「対戦モード」「協力プレイ」「ランキング」などはなくなっています。また、それまで実施されたコラボ企画はオフライン版には反映されません。
ですが、そのようなことはまるで苦にならないほどSteam版『ロックマンX DiVE オフライン』はよく仕上がっています。
PCでプレイできることのもうひとつの利点、それは「大きな画面で楽しめる」ということではないでしょうか。そしてこのあたりも、テレビにスーパーファミコンをつないで『X』をプレイしていた筆者の琴線に触れています。てか、スマホのちっぽけな画面じゃ物足りない! 『X』はデカい画面でやらないと意味がないんだ! 分かるかZ世代諸君!?
Xが画面狭しと飛び回るアクション性はそのままに、かつての『X』にはなかったステージを、現代のゲーミングPCでプレイする喜び。いやー、生きててよかった!
立ち上がれアラフォー諸君!
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そんな『ロックマンX DiVE オフライン』は、9月1日から3,990円で発売されます。
てっきり、もう少し高い価格設定になると思っていたのですが……。4,000円弱でこれだけのボリュームがあれば、今年一杯は他のゲーム買う必要ないんじゃねぇかなぁ。
筆者と同世代、アラフォーの諸君はぜひこのゲームをチェックしていただき、できればウィッシュリストに入れていただきたいと思います!