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東京ゲームショウと言えば、カプコン、スクウェア・エニックス、バンダイナムコなどなど、名だたるゲームメーカーが大集合するイベントですが、ゲーマーからすると意外な企業がブースを出していることもあります。そのひとつが、今回ご紹介するニトリです。そう、「お、ねだん以上」のニトリ。
ニトリが何を出展しているのかといえば、もちろんゲームではありません。家具です。それもゲーミング家具。実はニトリは2019年からゲーミング家具の分野に進出し、東京ゲームショウには昨年から出展。今回で2回目となります。
ニトリの企業理念には「住まいの豊かさを世界の人々に提供する。」という志があるそうですが、ゲームをする人の暮らしも豊かにしたい、という想いからゲーミング家具の提供を考えたとのことでした。
ゲーミングチェアなどのゲーミング家具は非常に高価なイメージがありますが、ニトリは「お、ねだん以上」なので手頃な価格をウリに。そして、あらゆる家の家具が揃うということで、会場ではニトリの家具のみを使ったゲーム部屋を展示していました。
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ゲーミング家具はもちろん、置かれているスピーカーや時計、果てはぬいぐるみに、電飾の飾りまで、すべてニトリで買える製品とのこと。また、プロeスポーツチーム「DetonatioN FocusMe」所属のネフライト氏とコラボしたゲーミングチェア、ネフライトモデルも。専門的な製品から、こまごまとしたものまで、一か所でコーディネートできるのはさすがニトリといったところでしょうか。
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ゲーミング製品というと、ギラギラとした青や緑に光るイメージがあるもの。ニトリブースではそういったゲーミング家具ももちろん用意されていますが、シックな黒を基調としたものや、女性を意識した白系統など様々なテイストで分かれた4つのゲーム部屋を見ることができます。
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ニトリにおける2022年度のゲーミング家具の売り上げは前年度比150%。ゲーミング家具はニトリではオフィス家具の中に分類されるそうですが、オフィス家具の構成比の中でゲーミング家具が10%にものぼり、かなりの成長分野と言えそうです。
ニトリはどうしても、30代、40代、ファミリー層などから興味を持たれることが多く、新たに10代~20代のゲーム層にアプローチするために、東京ゲームショウへ出展しているとのこと。会場では、ゲーミング家具を触ってみたい人が次々訪れ、ゲーミングチェアを試すなど盛況でした。
「ゲーム部屋って憧れる」なんて思っている人は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。