1周年を迎えた「メガドラミニ2」はどっち? “今買えるミニ、買えないミニ”復刻ゲーム機の現状

ちょうど1年前の10月27日に、「メガドライブ ミニ2」が発売されました。このタイミングに合わせ、これまで発売されたミニ機が今も手に入るのか、中古市場の動向をチェックしてみました。

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1周年を迎えた「メガドラミニ2」はどっち? “今買えるミニ、買えないミニ”復刻ゲーム機の現状
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■「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」:2017年10月5日発売

「ミニファミコン」の翌年にリリースされたのが、スーパーファミコンの復刻機となる「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下、ミニスーファミ)。基本的な設計思想は「ミニファミコン」と同様ですが、コントローラーはオリジナルを再現しており、サイズはそのまま。本体のみ小さくなりました。

遊べるゲームの数は「ミニファミコン」と比べるとやや減少し、21本を収録。本数が減ったのは残念ですが、『スーパーマリオワールド』『スーパーマリオカート』『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』『スーパーメトロイド』など、今回も定番の任天堂ブランドが光ります。

また、『ファイアーエムブレム 紋章の謎』や『スーパーストリートファイターII』、『ファイナルファンタジーVI』に『星のカービィ スーパーデラックス』など、当時人気を博した注目作も並んでおり、厳選されたラインナップはさすがの一言です。

その中でも特に話題となったのは、当時発売されなかった『スターフォックス2』の存在です。長い間、表舞台に立つ機会のなかったこちらの作品が、「ミニスーファミ」収録という形で初めて世に出て、多くの方がプレイできる環境となりました。

この「ミニスーファミ」も人気を博し、入手しにくい時期もありましたが、現在の中古市場は6,000円中盤~後半で推移。「ミニファミコン」と同じく生産が終了しているので新品は難しいものの、中古なら希望小売価格の7,980円(税別)を上回らずに入手できるでしょう。

■「ネオジオミニ」:2018年7月24日発売

1990年に登場した「ネオジオ」は、アーケードで遊べるものとほぼ変わらない体験を家庭でも味わえる、当時の最先端を行くハイスペックなゲーム機でした。ただし、価格もその性能に見合った高さだったため、憧れはするものの手が出ないユーザーがほとんどでした。

指をくわえていた時代から約30年が経ち、この「ネオジオ」も「ネオジオミニ」に姿を変えて再登場。アーケード版と遜色のない40本を収録し、11,500円(税別)で発売されました。

この「ネオジオミニ」はユニークな特徴を持っており、小さいながらも液晶ディスプレイやスティック型コントローラーを搭載。このゲーム機単体だけで、40本のゲームをプレイすることができるのです。

もちろん、TVやモニタに出力もできますし、外部コントローラーの接続も可能なので、万全の環境で楽しむもよし、持ち運んでコンパクトに遊ぶもよしと、様々なプレイスタイルに対応しています。

「ネオジオミニ」を中古市場で確認すると、現在の相場は7,000~8,000円ほど。希望小売価格を下回っているので、こちらも手に入りやすい状況です。また、インターナショナル版やクリスマス限定版の「ネオジオミニ」もありますが、ほとんどの中古価格は希望小売価格以下なのでご安心ください。

ただし、3,000台限定の「NEOGEO mini サムライスピリッツ特別限定セット」に限っては、発売後の中古相場は高値が続き、価格21,500円の2~3倍で取り引きされることも。限られた台数が、供給に追いつかなかった模様です。



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《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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