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2023年のはじめ、Game*Sparkではスマートフォン向けタワーディフェンスゲーム『アークナイツ』をご紹介しました。いわゆるスマホゲーではあるものの、その中身は「ほぼシングルプレイのソシャゲ」であり、ハードコアなゲーマーでも唸るようなコンテンツが揃えられています。
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詳しいゲーム説明やストーリー紹介は前述の記事を読んでいただければ幸いなのですが、本作品には前回記事でも触れている「統合戦略」と呼ばれるモードが2つ存在します。
簡単に説明すると、このモードは普段育成しているオペレーターを利用するローグライク。戦闘やイベントなどを繰り返し、最終ポイントに到達すればクリアとなります。ただ、これだけでは「わざわざ取り上げるほど特別感のあるモードなのだろうか……?」と、疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
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本モードはゲームにおける理性(スタミナ)消費がなく、なおかつゲーム内条件を満たすことで本ゲームのキャラクターの育成や昇進に使用可能な素材や龍門幣(ゲーム内マネー)を獲得することが可能なのです。プレイすればプレイするだけお得なモードになっており、普段『アークナイツ』をプレイしているのであれば、プレイしない方が損ともいえる太っ腹な仕様になっています。
本記事では、現在実装されている「ファントムと緋き貴石」と、2023年6月時のアップデートにて新規追加された「ミヅキと紺碧の樹」を紹介。あわせて、筆者からのワンポイントアドバイスもお届けしていきます。
兎にも角にもまずは触れてみよう
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本作品はタワーディフェンスというジャンルのゲームのため、このモードであっても基本的な性質は変わりません。「決められた順番でステージを進める」というのが『アークナイツ』のストーリー/イベントにおける基本的なゲームプレイ。一方で「統合戦略」では、戦闘とイベントなどがランダムで割り振られ、ユーザー自身で進む道を決めることができます。両モード共に5階層が最終エリア。3階層にはボスもおり、通常の戦闘ステージよりは若干難易度が高めになっています。
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両コンテンツ共に、難易度設定・分隊設定・初期メンバーの確定という流れになっています。初めて挑む方は難易度を下げてみてもいいでしょう。特に「ミヅキと紺碧の樹」では、難易度が上がる毎にプレイヤー側のデメリットも大きくなるため、難易度を調整しながらゆっくり慣れていくことをオススメします。
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分隊を選んだあとは開始オペレーターを3人選ぶことになりますが、ここでは戦友(フレンド)のオペレーターも借りられます。通常のステージと違い(貸す側のドクターの育成具合にもよりますが)全スキルとモジュールが選択可能なので、気になるオペレーターは進んで借りていきましょう。また、オペレーターは「希望」というリソースが雇用/昇進に必要となります。このリソース管理も両統合戦略では重要になります。
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通常のステージと同じく戦闘で耐久値を失った場合はゲームオーバーとなり、そのゲーム中に得たスコアで経験値が計算されます。一定の経験値を得ることで、報酬条件であるモードレベルの上昇とスタート時の状態を強化できるポイントを獲得できます。
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ただ、敵のステータスなどは通常より高めとはいえ、本モードには「秘宝」と呼ばれるプレイヤーにプラス効果をもたらすアイテムが獲得できます。この「秘宝」をうまく活用することで、場合によっては非常に簡単にクリアできることもあります。
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オーソドックスな「ファントムと緋き貴石」
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2022年に実装された「ファントムと緋き貴石(ファントムローグ)」は、本作品におけるローグライクの基本が詰まったオーソドックスなコンテンツです。実装当時からオペレーターも増えたことで、普段あまりローグライクというジャンルに触れてこなかったユーザーでも遊びやすく、統合戦略をまだプレイできていないのであれば、最初はこちらから始めるのが良いでしょう。
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難しい戦闘マスに遭遇することもありますが、対策が理解できていれば難しい場所はあまりありません。全体的に『アークナイツ』の基本的知識が試される場面が多い印象です。
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記事執筆時の現在は全要素が解禁されているため、いつもと違う条件下でスタートする「多面調査」と月毎に決められた固定小隊でプレイする「月次小隊」も全て選択できます。こちらも報酬が全て無料で獲得できるため、プレイしておくとお得です。
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星3以下のオペレーターも育てておくと良いでしょう。希望0で召集でき、育成も龍門幣だけで済みます。先鋒のフェンや、重装のスポット、狙撃のクルースなどは、上位オペレーターと代替できる場面が多々あったりします。
難易度に身悶える「ミヅキと紺碧の樹」
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2023年5月に実装された「ミヅキと紺碧の樹(ミヅキローグ)」はやや難易度が高め。ファントムローグでは少なかった「元素ダメージを与える海の怪物」が主な敵になっているほか、本テーマで増えた「灯火」とオペレーターに個別にデメリットを与える「拒絶反応」といった追加要素によって、難しさを際立たせています。
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ミヅキローグはTRPGをベースにした設計になっており、要所でダイスロールを行うことでプレイヤーにメリット/デメリットが与えられるイベントが数多く存在します。新しく増えた戦闘結果に大きく左右される「灯火」という要素がこの点に影響しており、灯火が低下していると階層を進む毎に「拒絶反応」が出やすくなります。反面、灯火が十分ありダイス値が高ければプラス効果のある「啓示」も発生します。
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前述したように海の怪物たちがメインのため、元素ダメージ対策や能力を理解していないと低階層でも簡単にゲームオーバーになります。敵情報や、マップの構成はしっかり覚えていきましょう。
最高難易度への挑戦に向けた攻略アドバイス
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初期状態であれば能力の強化もないため、どちらの統合戦略も一番下の難易度でもやや歯応えがあります。特に『アークナイツ』を始めたばかりのドクターや、実装されてからも苦手であまり触れていないドクターは手間取っているのではないでしょうか? ここからはそんなドクター向けに軽いアドバイスを授けていきます。
まずは軸を決めよう
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記事執筆時で実装されているオペレーターは276人。とはいえ、実際に両ローグ中に運用できる上位オペレーターは3~4人というところでしょうか。育成状況や手持ちにも関わるため戦友から借りることを前提としても、誰を火力/補助にするかの選択はかなり重要です。
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その中でも、秘宝に左右されづらいオペレーターが軸としては最適。筆者がおすすめするオペレーターは上記画像にまとめました。他にもおすすめのオペレーターはいますが、彼らはどのような状況下でも一定以上のダメージを出せ、なおかつ他のオペレーターとの組み合わせも良く、必要操作量も操作も少ないので扱いやすいのが魅力です。
ファントムローグでは攻撃速度が高くなると強いオペレーター、ミヅキローグではスタンや敵に対して特効があるオペレーターを軸に攻略を考えると良いでしょう。
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ミヅキローグであれば、Lv25で召集可能になるハイモアは(ミヅキローグ内に限り)素質効果により星6オペレーターと遜色ない性能な上、統合戦略外でも組み込みやすいため育成をオススメします。
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投資と強化をしよう
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一階層の最後のショップは固定ですが、キャノットに一定以上の投資を行うことで品揃えや秘宝の解禁に影響します。この投資効果は非常に強力で、ファントムローグで解禁される秘宝は、状況次第では一部星3オペレーターでもソロでクリアできるほどの効果を持っています。
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同じくトップ画面から確認できる舞台の裏側/認識形成は、あるとないとでは大違いといえるほどに目に見えて変わります。こちらも忘れずに解放することで、クリアが容易になるでしょう。中には気づかずに進めてしまっている方もいるのではないでしょうか?
プレイしないのはもったいない! 空き時間に進めよう
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『アークナイツ』のローグライクモードは1プレイにかかる時間がやや長めですが、道中は途中セーブになっているので、クリア後の選択画面やマップ中では自由に中断できます。何かと忙しい現実生活の合間に空いた時間で、コツコツ進めていきましょう。常設コンテンツにもなっているので、焦る必要は一切ありません。「タワーディフェンス」というジャンルの本作で「ローグライク」が遜色なくプレイできているのは不思議な感覚といえますが、理性の回復中や仕事の休み時間、移動時間で筆者はプレイしています。
どうあれ、プレイしないのはもったいない!
是非ともドクターの皆様や、本記事で『アークナイツ』に興味を持った方々も是非統合戦略を楽しんでみてください。