Google社は同社の検索サービスにおいて2023年に最も検索された言葉ランキングを発表しました。本記事ではその中からゲーム部門の結果をご紹介します。
今年最も検索されたゲームは2月にPC/PS5/Xbox Series X|S版が発売された『Hogwarts Legacy(ホグワーツ・レガシー)』でした。本作はハリー・ポッターの小説で初登場した世界を舞台とするオープンワールド・アクションRPGで、ファンも満足する再現度の高さによって海外レビューやSteamユーザーレビューで非常に高く評価されました。
2位にはNaughty Dog手がけるサバイバルホラー・アクションアドベンチャー『The Last of Us』がランクイン。本作は2013年発売の作品ですが、今年は実写ドラマ版の放映やフルリメイクされた『The Last of Us Part I』のPC版発売、さらには2023年のビデオゲームの殿堂入りによってさらに存在感を高めたようです。なお、2024年には続編のリマスター版『The Last of Us Part II Remastered』が発売予定となっています。
その他にはニューヨーク・タイムズが開発した単語ゲーム『Connections』や人気バトロワゲームのインド向けバージョン『BATTLEGROUNDS MOBILE INDIA』(2022年にインド政府にBANされるも今年解禁)、そして今年注目を集めた『Starfield』、『Baldur's Gate 3(バルダーズ・ゲート3)』、『Suika Game(スイカゲーム)』、『Diablo IV(ディアブロ IV)』、『Atomic Heart』、『Sons of the Forest』といったタイトルが続いています。なお、上記ランキングはすべての地域を対象としたもので、日本に絞るとまた少し違ったランキングになります。
日本のランキングでは彗星の如く現れた『スイカゲーム』が1位に。元々はプロジェクター内臓のゲームでしたが2021年にニンテンドースイッチ版が発売。人気ストリーマーの実況配信によって徐々に話題となり、今年に入ってからは多数の類似作品やパロディ作品、ついには非公式のクレーンゲーム景品まで登場してしまうほどのブームとなりました。
その他、日本でも注目を集めた『ホグワーツ・レガシー』をはじめ、海外レビューでも高く評価された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』、睡眠をエンターテインメントにした『Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)』、The Game Awards 2013のBest Mobile Gameを受賞した『崩壊:スターレイル』などが名を連ねています。トレンドの移り変わりが激しい昨今、来年2024年にはどのような検索ワードがランクインするのでしょうか。
ちなみにGoogle Japan Blogでは2004年~2023年に世界で最も検索された言葉をカテゴリ別に公開しており、ゲーム関連では『マインクラフト』(ビデオゲーム)、『ポケモン』(ゲーム解説や攻略)、『スーパーマリオブラザーズ』(テーマ音楽)が挙げられています。