■『アドベントチルドレン』を見るなら、まずは小説「ON THE WAY TO SMILE」から!
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『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』を見ると決めた人は、その前に「ファイナルファンタジーVII ON THE WAY TO SMIL」を読むのがお勧めです。こちらはゲームや映像ではなく、小説の形で『FF7』の世界を描いた作品です。
この小説の時間軸は、『FF7』から『アドベントチルドレン』の間。本編クリアから2年間に何があったのか、それを「デンゼル編」「ティファ編」「バレット編」「ナナキ編」「ユフィ編」「神羅編」「ライフストリーム編」といった様々な角度から紡ぎます。
この小説自体が『FF7』関連として外せないのはもちろんですが、先に読んでおくことで『アドベントチルドレン』における各キャラの状況も分かりやすくなるので、映像を見る前にぜひ本書をご覧ください。今なら、電子書籍版がアクセスしやすくてお薦めです。
■『FF7』関連作をまとめて楽しめる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』
継続的にプレイする時間がある方は、スマートデバイスおよびPC(Steam)で遊べる『ファイナルファンタジーVII エバークライシス』(以下、エバークライシス)に触れてみる手もあります。
本作は、原点の『FF7』と前日譚の『クライシス コア -ファイナルファンタジーVII-』を章立ててプレイできる、もうひとつのリメイクとも言える作品です。また、セフィロスの過去も語られる完全新作ストーリーも収録しており、『FF7』ファンの心をくすぐる内容が詰め込まれています。
しかも、現在はプレイできない『ビフォア クライシス -ファイナルファンタジーVII-』や、前述の『アドベントチルドレン』などのストーリーも追加予定です。これから更に広がっていくと思われるので、今のうちに少しずつプレイするのも悪くありません。
ただし、基本プレイ無料型の提供方式なので、ストーリーを順次追いかけていくような形になります。また回復方法があるとはいえ、スタミナを消費する形でゲームを進行させるので、いつでもプレイできるわけではなく、長期的なペースで取り組むことが肝要です。
そのため、来年2月発売の『FF7 リバース』までに間に合わせるというよりは、リメイク3部作完結に合わせて補強するといった意味合いで、長く付き合うのがいい作品かもしれません。
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今回は、ゲームや映像、小説といった作品を中心に取り上げましたが、設定資料集などの関連書籍も興味深いものが多く、探せばキリがないほどです。
際限なく求めていくと、『FF7 リバース』の発売までに間に合わせるのは困難なので、まずは今回ピックアップした作品を中心に触れ、『FF7 リバース』発売後に少しずつ手を広げてみてはいかがでしょうか。そして、いずれ訪れるリメイク3部作の最終章も、楽しみにお待ちください。