『ポケモンSV』タロとヤーコン、ボタンとピオニーは親子だったの?番外編で語られた“アンサー”

タロの父親は実名登場。ボタンの父親も“決定的なヒント”が!

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『ポケモンSV』タロとヤーコン、ボタンとピオニーは親子だったの?番外編で語られた“アンサー”
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ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』の登場キャラクター「タロ」と「ボタン」には、歴代のポケモンシリーズに「彼女たちの父親」が登場していたのではないか?という考察があります。

タロの父親は「ヤーコン」、ボタンの父親は「ピオニー」と予想されており、劇中でもこの考察を裏付ける断片的な情報がいくつか判明していました。そしてこの度、1月11日に配信された有料DLC『ゼロの秘宝』番外編にて、ほぼ答えと言っていい“アンサー”が語られたのです。

本記事では、それぞれが親子と予想されている理由を改めて紹介すると共に、番外編で明かされた新情報をお届けします。なお、番外編の内容が一部含まれるため、ネタバレが気になる方は閲覧をお控えください。


◆タロの父親は実名が登場!

■タロとヤーコンについて

まずは、タロとヤーコンの繋がりから紹介しましょう。タロは、イッシュ地方の「ブルーベリー学園」に通う女の子。ポケモンバトルの教育に特化したブルーベリー学園において、四天王と呼ばれるほどの実力者です。かわいいものが大好きで、手持ちも「かわいいが最強!」を信条としたフェアリータイプのポケモンが揃っています。

対するヤーコンは、イッシュ地方の「ホドモエシティ」でジムリーダーを務める、じめんタイプ使いのトレーナーです。鉱山開発会社も経営しており、業界内では「鉱山王」と呼ばれるほどの大物。少し強引な性格ですが、社員や街の人からも慕われる、正義感ある人物です。

■タロの父親がヤーコンと予想される理由

劇中では、学園関係者が「タロの父親はイッシュ地方のジムリーダーだよ」と教えてくれるほか、タロ本人からも「お父さんは見た目がすっごく怖い」と言われており、2つの特徴が一致するヤーコンが候補に挙がることに。

ふたりを見比べてみると、太めの眉毛や、ヘアピン/帽子に付いている緑色の宝石という共通点に気づきます。名前も「タロ(タロイモ)」「ヤーコン」と、芋に由来。ポケモンシリーズでは、名前の由来が共通するキャラクターには何らかの関係性が見られる傾向にあります。

この他にも、どちらもエースポケモンが「ドリュウズ」だったり、タロと戦うフィールド「コーストエリア」のBGMに、ホドモエシティのアレンジBGMが一部入っていたりというつながりも。これらの理由から、タロの父親はヤーコン説が有力視されていました。

■番外編で明かされた新情報

番外編では、親子関係の答えとして「タロの父親がヤーコンである」と明言されました。

この情報を明かしたのは、タロと面識のあった「ネモ」。いいところのお嬢様である2人は過去にパーティーで知り合っており、タロの父親がジムリーダーだと聞いたネモはいてもたってもいられず、その場で父親にポケモンバトルを挑んだとのこと。

タロは「お父さんが『あのお嬢さん、好きなようにやってていいじゃねえか!』って褒めてたよ」と当時を振り返り、それにネモが「あはは!よかった!ヤーコンさん優しいねー!」と答える形で、タロの父親がヤーコンだと明かされたのです。

また、番外編ではタロが男子生徒に告白されそうになった際、父親の名前を告げたら逃げていったという情報も。イッシュ地方の学園なだけあり、ヤーコンの怖さは生徒たちにも知れ渡っているようです。

◆ボタンの父親は“特徴的な笑い声”に言及

■ボタンとピオニーについて

お次は、ボタンとピオニーを紹介。ボタンは、パルデア地方の「オレンジ(またはグレープ)アカデミー」に通う、内気で人見知りな女の子です。特技はPCや機械いじりで、アニメ・ゲームなどのサブカルチャーを趣味にしており、見ず知らずの人の前ではおどおどするといった、言わば典型的なオタクキャラ。仲間想いな一面もあり、打ち解けた相手には辛口なツッコミをいれるなど気兼ねなく接してくれます。

対するピオニーは、『ポケットモンスター ソード・シールド』で登場した、ガラル地方の元ジムリーダーです。人の話を聞くのが苦手で、豪快な振る舞いが目立つ暑苦しい性格の持ち主。同作では娘の「シャクヤ」が登場しており、彼女のために伝説ポケモンの探検ツアーを計画するなど、娘思いの優しい一面も持ち合わせています。ただし、あまりの溺愛っぷりにシャクヤから鬱陶しがられる場面も何度かありました。

■ボタンの父親がピオニーと予想される理由

見た目は似ていない2人ですが、ボタンの語る父親像がピオニーと一致。「ドがつくほどウザい」「声はデカイしスキンシップもヤバイい」「ボタちゃんとか変な呼び方する」「とにかくウザい、マジウザい」と言われています。

ピオニーは言葉の前に「ド」を付ける癖(ド・愛らしい、ド・根性など)があり、わざわざ「“ド”がつくほどウザい」と強調されるのも納得。思春期の女の子からすれば「ウザい」と思われて仕方ない性格もしています(事実、シャクヤも少々ウザがっていました)。

呼び方についても、シャクヤのことを「シャクちゃん」と呼んでおり、ボタンの「ボタちゃん」呼びに通じるものが。この他にも、ボタンの実家がガラル地方だと判明していることや、ボタンの名前の由来と考えられる花「牡丹」を英訳すると「peony(ピオニー)」になるなどのヒントから、ボタンの父親はピオニー説が有力視されています。

※ちなみに、シャクヤの由来と考えられる花「芍薬」も英訳は「peony(ピオニー)」。ことわざの「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」を意識しているという意見もあります。

■番外編で明かされた新情報

番外編では、ボタンが父親と通話するシーンにて、父親の笑い声が「ダッハッハ」という特徴的なものだと判明。何を隠そう、ピオニーの笑い声も同じく「ダッハッハ」なのです。

この通話シーン、言語を英語にすると内容が変わり、英語版ピオニーの口癖「Ultra-mega」や「Adven-tour」などのセリフも確認可能。実名登場こそなかったものの、ここまでのヒントが出揃えば、ボタンの父親はピオニーと見てほぼ間違いないでしょう。

また、番外編ではあるポケモンにより、ボタンが精神を操られてしまう場面がありました。その際、他のキャラクターよりもノリが激しく、「うおおおおおお!」「キゥィビィ キャヴァイー!!」と叫ぶなど、普段のボタンからは考えられないテンションに。

ピオニーもまた、『ポケットモンスター ソード・シールド』でポケモンに操られた経験があり、「てょわわわぁ~ん」と叫びながら宙に浮かぶ、これまた面白い状態となっていました。操られると妙なテンションになってしまうのは、親子の遺伝なのかもしれません。


今回の4人のように、シリーズが広がりソフトを超えたつながりも増えてきた『ポケットモンスター』。今後の作品でも、新キャラクターが実は過去作の登場人物と関わりがあった……なんてパターンが増えていくかもしれませんね。

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《茶っプリン》

ゲームライター 茶っプリン

「ゲームの新情報を一番に知りたい、そして色んな人に広めたい」そんな思いからゲームライターに。インサイドではニュースライター、時々特集ライターとして活動。関係者、ユーザーから生まれるネットブームにも興味あり。

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