1月25日から28日まで、台湾・台北南港展覧館1号館でアジア最大級のゲーム見本市「台北ゲームショウ2024」が開催中です。新作タイトルのアジア地域に向けた開発・ローンチのファーストステップとして重要な位置付けのゲームショウであり、コンソール・PC、モバイルデバイス向けのゲームプラットフォームを横断する人気作品、インディーゲーム、ボードゲームを中心としたアナログゲームなど300本以上のゲームが登場します。

同イベントでは、インディーゲームエリアにあるレーシングゲーム『Arcade Galaxy』ブースから飛び出して来場者に新作ゲームを知ってもらうために撮影に応じるコンパニオンの周荀さん(Instagram:denkakeke)を発見しました。まるでセンターラインを飛び越えて前線を広げるサッカーのディフェンダーみたいに、守備範囲の広さを見せています。

通常、ゲームショウ来場者の多くは、ビッグタイトルなどのブースを優先して足を運びます。試遊台の数も多く、ステージイベントなど盛りだくさんなので、多角的に新作ゲームを宣伝します。比べると、インディーゲームスのエリアは一つのブースが小さいため、試遊台も数が少ないですし、試遊以外の訴求をするのは難しいです。『Arcade Galaxy』ブースも試遊台が1台しかありませんでした。
だからこそ、ゲームダウンロードや販促サイトなどをQRコードでプリントして配布する必要があります。そして、その場で読み込んでもらうのがベストです。周荀さんは出展者アテンドの元、ブースから離れたメイン通路まで進んで、QRコード読み込みや試遊の声かけをして撮影に応じていました。



台湾ではファンとの2ショット撮影が一般的なため、距離感も近くなりがちで、撮影した人の多くがQRコードを読み込んでいました。他のインディゲームブースを見渡してもコンパニオンを起用している所は少なく、周荀さんのファンサービスの良さも相まって成果は大きかったのではないでしょうか。実際、筆者も彼女がきっかけでブースまで足を運ぶことになりました。ビッグタイトルのブースでも数多くのコンパニオンを見かけましたが、まだ知られていないゲームタイトルを知ってもらうという一点では、同イベントにおけるコンパニオンのMVP候補に挙げたいです。

『Arcade Galaxy』は現在開発中で、2024年3月には新たな動きがあるとのこと。自分でレースコースをカスタマイズできるのが特徴で、難度を極限まで上げたコースで友人たちと勝負することもできるそうです。



モデル:周荀(Instagram:denkakeke)
撮影:乃木章(X:@Osefly)
¥14,507
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)