世界最大級の造形・フィギュアの祭典「ワンダーフェスティバル2024[冬]」(通称ワンフェス)が2月11日に開催され、会場となった幕張メッセ(千葉市美浜区)は熱気に包まれました。
今回は、展示されているフィギュアや、ブースごとの会場の様子などをレポートします。
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まず最初に、ワンフェスの会場は大きく2つのエリアに分けられます。メーカーが軒を並べる企業ブースと、一般参加のアマチュアブースです。企業ブースは主に新作フィギュアの展示や各種イベントが催され、アマチュアブースは「ディーラー」と呼ばれる出展者が作ったガレージキットなどの展示・販売が行われます。
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■ハイクオリティなフィギュアが並ぶ企業ブース
それでは新作フィギュアのデコマス(デコレーションマスター/彩色見本)展示や各種イベントが行われる企業ブースから。ここではメーカー各社による華やかな演出、ハイクオリティのスケールフィギュアの数々に圧倒されること間違いなし!
この日初めて情報解禁される新作も多く、フィギュア界にとってワンフェスは見本市として重要な役割を担っています。今回はeStreamが展開するフィギュアブランド「SHIBUYA SCRAMBLE FIGURE(渋谷スクランブルフィギュア)」に立ち寄ってみました。“渋スク”の通称で親しまれ、ブースは多くの人でにぎわっていました。
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SHIBUYA SCRAMBLE FIGUREでは、ワンフェスに先立ち発表されていた『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』の「アーニャ・フォージャー&ボンド・フォージャー」のデコマスなどを展示していました。キュートに造形されたアーニャ&ボンドと映画の人気も相まってか、写真を撮る列が絶えません。
そして実物の存在感! 毛並みまで丁寧に表現されたボンドのボリュームもあり、写真で見るよりも説得力ハンパないフィギュアです。発売前に、フィギュアのサイズ感を実際に確認できるのもワンフェスの魅力のひとつと言えるでしょう。
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ゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』より、ワンフェスで初公開となった「扶桑改二」や「山城改二」もグレー原型ながらド迫力でした。情報量の多さ、細かなディテールとデコマスの仕上がりが楽しみになります。
普段は直接見る機会がほとんどないグレー原型の展示もワンフェスならでは。彩色前でも完成度の高さがうかがえます。
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イベント当日になることが多いですが、メーカー各社はX(旧Twitter)で情報発信もしてくれます。お気に入りのブランドは事前にチェックしておけば、当日見逃すこともありません。
このほか企業ブースでは、『僕のヒーローアカデミア』『リコリス・リコイル』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』『勇気爆発バーンブレイバーン』といった人気作品の新作が目白押しでした!
企業ブースでは声優などを招いたイベントも企画されます。グッドスマイルカンパニーとマックスファクトリーによる「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!!(ワンホビ)」のステージでは、『勇気爆発バーンブレイバーン』や『ダンジョン飯』の新作アイテム紹介も兼ねたトークショーが行われていました。
こちらは配信アーカイブが公開されているので、雰囲気を楽しみたい方は要チェック☆