SF作家の山本弘氏が誤嚥性肺炎により3月29日に亡くなっていたことが公式Xアカウントにて伝えられました。
同氏は「神は沈黙せず」、「アイの物語」、「詩羽のいる街」、「MM9」、「怪奇探偵リジー＆クリスタル」など多数の作品を手がけ、ゲーム関連ではロールプレイングゲーム『サイバーナイト』のシナリオや『ラプラスの魔』のノベライズの他、自由すぎるローカライズで話題となったオリジナル版『デストロイ オール ヒューマンズ!』の日本版の脚本・監修を担当しました。TRPGでは『GURPS 妖魔夜行』シリーズや、フォーセリアを舞台にしていた時期の『ソード・ワールドRPG』などにも多大な影響を与えています。
2018年に脳梗塞を発症後、6年にわたる闘病生活を送っていた山本弘氏。ご息女は訃報を伝える報告の中で「好奇心旺盛だった故人は良き仲間にも恵まれ、自分の好きなことを全力で楽しんでいたと思います」と述べ、ファンや関係者への感謝を伝えました。葬儀については近親者のみで執り行い、香典や供花、供物、弔電についても故人の希望もあり辞退しているとのこと。
