映画に登場する架空の“格ゲー続編”が密かなブーム?『鋼嵐』日本でもプレイしやすくなる―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年5月24日】

日本未上陸で注目度の高いハイクオリティなアプリゲームを3つピックアップ。次なるヒット作の卵たちを毎週厳選してお届けしていきます。

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映画に登場する架空の“格ゲー続編”が密かなブーム?『鋼嵐』日本でもプレイしやすくなる―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年5月24日】
映画に登場する架空の“格ゲー続編”が密かなブーム?『鋼嵐』日本でもプレイしやすくなる―次なるヒット作を探せ!日本未上陸の注目ゲームアプリ3選【2024年5月24日】 全 14 枚 拡大写真

韓国では5月23日からゲームの祭典「2024 Play X4」が開催中です。日本企業も数多く出展しており、任天堂もフォトブースの設置からこれまで発売してきたタイトルの試遊台の設置、マリオやカービィといったキャラクターのグッズを販売するなど、精力的に活動している様子。

ただ、記事執筆時点ではこれといって大きく取り上げるほどの注目作が発表された...といったこともなく、案外落ち着いたままイベントは終わりを迎えそうな気配を見せています。

しかし、ここ最近ゲーム分野の成長が著しく見て取れる、中国・韓国の動向を探るのは中々面白いもので、大きな発表がなかったとしても何かしら得るものがあると思っています。今後もこうしたイベントがあれば積極的に探っていきたいものですね(欲を言えば現地に行きたい)。

※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。


◆『Super Dragon Punch Force 3』

TapTapグローバルで密かに新作タイトルとして浮上してきているのが『Super Dragon Punch Force 3』です。本作は映画「Boy Kills World」の作中に登場する架空の格闘ゲーム「Super Dragon Punch Force 2」の続編。

やや異質な立ち位置のタイトルですが、スマートフォンとSteam向けに配信されており、日本国内からでもダウンロードしてプレイすることが可能です。ゲームを開発しているのは南アフリカのスタジオであるTALENT DIGITAL ART。カートゥーンレンダリングなキャラクターモデルとエフェクトが目を惹きます

そこまで伸びているタイトルというわけではありませんが、4月26日に配信されてまだTapTapグローバルのランキング上位圏内に入っている様子を見ると、一定数のプレイヤーたちの中で密かなブームが続いているのかもしれません

操作性が気になり、試しにスマートフォン版をプレイしてみたところ、格ゲーにしてはかなり簡略化されているものの、簡単なボタンの組み合わせで手軽にコンボが決まるので体感としては悪くない雰囲気です

グラフィックもカートゥーンレンダリングの表現がカッコイイ。プレイアブルキャラクターの数が少なかったり、キャラクターの表情がほとんど変化しないことを除けば全然楽しめると思いました。もちろん、日本語未対応です。

◆『黒暗笔録(DARK NOTES)』

5月24日にサスペンスホラーな脱出ゲーム『黒暗笔録(DARK NOTES)』が、スマートフォンとSteamにて配信されました。台湾ではホラージャンルでありながら、配信初日にApp Storeのランキング上位に食い込む奮闘ぶりを見せています。一方、Google Playではユーザーにまだ認知されていないのか、そこまで反響がなかったようです。

本作についても日本国内から特別な手順を踏むことなくアプリのインストールは可能でした。アプリ版、Steam版どちらも中国語以外に英語とベトナム語がサポートされていますが、残念ながらまだ日本語はありません。慣れている人なら英語版でプレイするのも手でしょう。

開発元のHeartBeat Plusはこれまでもホラー系のアドベンチャーゲームを多数手がけており、中でも中国風のゴシックホラー『紙装束』シリーズは日本語化されていて人気も高いタイトルです。そのため、将来的には『黒暗笔録』も日本語化される可能性が大いにあり、そこに期待を寄せるコアなファンたちも数多くいるのではないでしょうか。

◆『鋼嵐 MECH ARASH』

本作は過去に何度か取り扱いましたが、5月22日に台湾・香港向けに新たになリリースを迎えました。世界中が新作オープンワールド『鳴潮』の正式リリースで沸き立つ中、『鋼嵐 MECH ARASH』は台湾と香港のロボゲーファンたちを魅了しています

中国ではbilibili、TapTapなどの主要プラットフォームで既に展開されている本作ですが、日本国内からゲームプレイを試みようとすると、人によってはスマートフォンで上手くサーバーに接続できない状態が続いていました。しかし、今回新たに配信された台湾・香港のサーバーを経由することで、日本国内からでもスマートフォンで遊べるようになりました

早速冒頭だけ軽くプレイしてみたのですが、Snapdragon 865を搭載したオンボロ端末「Galaxy S20+」(2020年6月発売)でもそれなりに綺麗な映像美でゲームプレイが楽しめます。

グラフィックのクオリティから考えると、やはり最新のハイエンド機種でプレイしたいところなのですが、そんな古い機種でも遊べてしまうことに驚きを隠せません。また、ゲーム内のキャラクターボイスがデフォルトで日本語化されているので、このまま遊べないこともなさそうです。

なお、ゲームを遊ぶには公式サイトからAPKをダウンロードするのが一番簡単な方法になります。VPN接続も不要なので、気になる方がいれば試してみてはいかがでしょうか。ただし、あくまでも自己責任でお願いいたします


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《そりす》

ライター そりす

東京都福生市生まれのゲームライター。そしてお酒と革靴が好物でソロキャンプが趣味のミニマリスト気質おじさん。サ終ゲームのヒロインをAIで復活させてニヤニヤしたり、国語辞典を持ち歩いて山中フラフラしたりしています。ULキャンプに傾倒しているためSNSは大体キャンプの話題が多め。

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