株式カプコンは、「ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2024（以下、SFL 2024）」を8月より開催します。
今年のSFLは「Division S」と「Division F」に分かれて争う「2ディビジョン制」を導入。出場チームも過去最大の12チームが参加となり、リーグの規模も大きくなりました。
本稿では、Saishunkan Sol 熊本（以下、SS熊本）への合同取材に参加し、「SFL 2024」に向けての意気込みなどを伺ったインタビューの様子をお届けします。
◆熊本なんて最高でしょ！…よみがえるウメふーコンビ
――はじめに、今年からウメハラ選手とふ～ど選手が加入しました。その経緯について教えて下さい。
ネモ：メンバー2人が抜けて、この枠を埋めなきゃいけないというときに強い選手に声をかけて、ウメハラさんとふ～どさんに決まりました。
ウメハラ：今回は傭兵ということで、良い意味で気楽にプレイできそうだなと思っています。
ふ～ど：ウメハラさんと組みたいなと思っていたところ、「熊本なんて最高でしょ！」と加入しました。
――今回、出場リーグがSとFに分かれる「2ディビジョン制」が導入され、Saishunkan Sol 熊本はDivision Sに入ることになりましたが、印象や感想があれば教えてください。
ネモ：Division Sはキャラクターが固まったなという印象がありますね。結構、豪鬼とエドを使う選手が多くて、Fに比べてキャラ対策が少なくて済むのかなと思います。
ひぐち：同じディビジョンのFUKUSHIMA IBUSHIGINと忍ism Gamingには、今まで一緒に戦ってきた思い入れのあるメンバーがいるので、勝ちたいという気持ちがより強くあります。
ウメハラ：どっちかというとDivision Fが嫌だなと思っていたので、うちのチーム的には良い方に入れたかなと思いました。
ふ～ど：SとFを比べて、Fのほうが嫌だなと思いました。Sはみんなで対策できるのが良いなと。逆にFは面白そうだなと思っています。
――ウメハラ選手は1年ぶりの参戦になりましたが、今年のSFLの印象や意気込みを教えて下さい。
ウメハラ：まあリーグの大変さは知っているので、嬉しさ半分、憂鬱半分みたいなところはあります（笑）。ただ新しい人も入ってレベルも上がっているので、新しい環境でも勝ちたいなと思っています。
――他のディビジョンを含め、気になる選手やチームはいますか。
ネモ：同じキャラを使っていたということもあって、僕はIBUSHIGINの翔選手が気になりますね。SFL初参戦の彼がIBUSHIGINを引っ張っていく選手だと思うので注目しています。
ひぐち：注目しているチームはDivision FにいるCrazy Raccoonですね。人気もある有名なeスポーツチームだと思うので、どのような影響をもたらすのかなと楽しみにしています。
注目している選手はLeshar選手です。日本の方じゃないから、どのような形で練習するのか、意思疎通を図るのかが気になりますね。すごく強いプレイヤーですし、今回が初めての試みだと思うので色々チェックしたいですね。
ウメハラ：注目選手はLeshar選手とりゅうきち選手です。Leshar選手を選んだ理由はひぐちと大体同じなんですが、これでLeshar選手が活躍して海外選手が来るのが当たり前になったらより刺激的で面白くなるだろうなと思うので、活躍してほしいなと思っています。
りゅうきちくんは僕が主催したイベントで優勝し、その影響もあってSFLに参戦しているので、行方が気になっています。
ふ～ど：気になる選手はやっぱりLeshar選手になっちゃいますね。今後、海外の選手が増えていくきっかけになりますし、日本人選手だけでも十分盛り上がるイベントなのにさらに今年は発展するんだというのが感じられて。
そしてLeshar選手とはカプコンカップで話していたこともあるので、どこまで活躍するのか楽しみですね。
――SS熊本の注目ポイントや強みは何ですか？
ネモ：みんな大会を経験してきているチームなので心配もないですし、取り組み方もあまり気にしていなくて、自身が強くなることに集中すれば良いと思っています。SS熊本は優勝を狙えるチームなので頑張りたいです。
――ウメハラ選手は業界を盛り上げるイベントなど開かれてたと思いますが、今後イベントを開催する比重などを教えて下さい。
ウメハラ：SFLに出場するとなれば、イベントなどは軒並み開催できないと思いますね。去年は出ないからにはやらなきゃなと思っていましたが、エンタメ的なことは封印して今年は『ストリートファイター6』に取り組むと決めています。
――多くの方々がウメハラ選手の参戦を待ち望んでいたと思います。待っているファンに向けてメッセージをお願いします。
ウメハラ：1年間休んだんですけど、それはただの充電期間ではなく、自分にしかできないことがあるなと感じた期間でした。今後は例年通りの競技者として頑張っていくので応援よろしくお願いします。
