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任天堂は7月18日、『Nintendo World Championships ファミコン世界大会(以下、ファミコン世界大会)』をニンテンドースイッチ向けに発売しました。そんな中、通常のプレイでは想定されていない“抜け道”への対策が、ファンの間で話題となっています。
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◆当時のゲームでの「抜け道」は残されたまま…“世界大会”で使える?
本作では『スーパーマリオブラザーズ』『ドンキーコング』など、ファミコンの13の名作タイトルでタイムアタックに挑戦し、世界中のプレイヤーと競い合うことができます。
ただ、これらのファミコン名作タイトルは多くの人気があった一方で、クリアまでのショートカットが可能な数多くの「抜け道」があったことでも知られていました。
そしてなんと、本作でもこの「抜け道」は残されたまま。ではこの道を通るとどうなってしまうのか、ゲームファンの間で話題となっています。
◆「あの道」を通るとどうなるのか
では『ファミコン世界大会』では、具体的にどのような抜け道が残されているのでしょうか。
■初代『ドンキーコング』
ファミコン版初代『ドンキーコング』の最初のステージは、ドンキーが放つタルを避けながら、マリオが何段もある鉄骨をジグザグと横に移動し、ハシゴを使って上に登り、頂上にいるレディを救います。
ただ、このステージには「抜け道」が。最下段の鉄骨の一番右にあるハシゴは上るだけでなく、実は下りることが可能です。見えないハシゴを下りつづけると、マリオはなんと最上段の鉄骨に到達できてしまいます。
しかし『ファミコン世界大会』の「ハシゴ早登り競争」で同様のプレイを試みると、見えないハシゴを下りかけたところで「この競技では禁止プレイです」との表示が現れ、スタート地点から再スタートさせられることになります。場所は戻されても、タイムがリセットされることはないため、大幅な時間のロスに繋がる仕様となっています。
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■『スーパーマリオブラザーズ』
またファミコン版の『スーパーマリオブラザーズ』の1-1ステージは、マリオが地上を右方向に走りつづけ、障害物をジャンプで潜り抜けながら、ゴールフラッグを目指すステージとなっています。
このステージにも有名な「抜け道」が存在。途中の土管を下り、地下通路を通れば、ゴール直前の地上まで一気に近づくことができてしまいます。
しかし「WORLD1-1最速クリア競争」では、土管に入ろうとすると「この競技では入れません」との表示が。地下に入りかけたところで、一気に地上まで巻き戻しを受けることになります。もちろんタイムの巻き戻しはないため、こちらも大幅な時間のロスに繋がってしまいます。
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このようにファミコン時代に存在した「抜け道」を通るとどうなるのか試したくなるという誘惑漂う仕様が『ファミコン世界大会』には隠されています。
SNSでは、「抜け道を教え合ってたあってたあの頃を思い出すなあ」「すでに知られている抜け道をあえて残しておいて、通ったら再スタートさせるとかさすがだ」「『ファミコン世界大会』が抜け道検証大会になってる!」など、これらの「抜け道」を楽しんで使おうとするゲームファンの声が多く寄せられています。
自身のベストタイムを追い求めることも、かつて見つけた「あの道」にもう一度チャレンジすることも可能な『Nintendo World Championships ファミコン世界大会』はニンテンドースイッチにて7月18日より発売中。パッケージ版は3,828円(税込)。ダウンロード版は3,800円(税込)となっています。
詳細は公式ページをご確認ください。
【※7月19日20時20分追記】記事初出時、「ピーチ姫」と記載しておりましたが、「レディ」の誤りです。お詫びして訂正します。