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『Counter-Strike 2』のeスポーツ国際大会にて、とあるチームのプレイヤーがキーボードから「SnapTap」機能が検出され、勝利していたマップが敗北扱いになりました。
◆入力補助機能がBANの対象に
「Snap Tap」は、日本でも人気の「Razer」などの一部キーボードに導入されている機能のひとつで、左右キーを同時入力すると同時押しではなく最後に押した方のキーの入力が優先されるというもの。
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『Counter-Strike 2(以下、CS2)』は射撃する際、キャラクターが静止している状態でなければ弾がまっすぐ飛ばないという性質を持っています(いわゆる“ストッピング”)。SnapTapはこのストッピングを手助けする機能であり、ハードウェアチートではないかとコミュニティで議論が起こっていました。このような機能について、『CS2』を開発・配信するValveは、2024年8月20日に入力自動化サポートであるとして禁止される旨を発表。これに続いて、eスポーツシーン(ESL)でも禁止することが8月29日に発表されました。
◆試合でSnapTapが検出、勝利が覆る
没収試合が発生したのは、国際大会「ESL Pro League Season 20」にて2024年9月3日に行われた「Ninjas in Pyjamas(NiP)」 vs. 「HEROIC」の対戦。1stマップの試合ではHEROICが勝利しましたが、試合後にHEROICの選手からSnapTapが検出されたとして没収、NiPの勝利という扱いになりました。
試合の後、HEROICのTeSeS選手は自身のXで「Valveから禁止されたときにオフにしていました。試合中にも気付かなかったし、意図的なものではありません。みなさんをがっかりさせてしまいました」とファンに謝罪しました。
なお、その後の2ndマップはHEROICが獲得するも、3rdマップをNiPが取得し、試合はNiPの勝利となりました(最大3マップをプレイ、2マップ先取したチームの勝利というルールで行われている)。
ゲーミングキーボードの進化は目覚ましく、ハードウェアチートと入力補助の境界を線引きした直後に起きた今回の騒動。プロプレイヤーおよびチームは、今後さらに多くの点に気を配る必要がありそうです。
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