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2024年9月26日から29日にかけて開催された「東京ゲームショウ2024」のVIC GAME STUDIOSブースでは、同社が開発中のPC/スマホ向けアニメーションRPG『BREAKERS : UNLOCK THE WORLD』がTGS2023に続いてプレイアブル出展されました。その試遊レポートと、開発スタッフへのインタビューをお届けします。
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◆基本はソロプレイ、ボス戦のみマルチプレイにも対応!
『BREAKERS』の舞台は、大陸が散り散りに引き裂かれた世界「セラフィア」。人体に有害な魔力汚染のせいで大陸間の交流が長い間断絶されていましたが、やがて空を駆ける船「潜空艇」でその障壁を乗り越える冒険者が出現。境界を破る者(ブレイカー)と呼ばれる彼らが、未訪の地・神の書庫を探して旅立つ姿が描かれます。
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TGS2023では、主人公のカイト、リズ、シオンの3人の出会いを中心に、街からシームレスにつながるフィールドへ出て、ダンジョンでイベントバトルを行うところまでを楽しめました。全体的なプレイフィールとしては「シングル専用のMMORPG」という印象でした。
一方、今年のTGS2024では、上記の3人にバアル、ヘレン、エルカを加えた6人の中から3人を選んでボスと戦う、ハンティングアクション風のバトルが試遊のメインとなっていました。
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各キャラは通常攻撃とチャージ攻撃のほかに、クールタイムが短い「特殊技」、クールタイムが長めの「必殺技」を持っており、防御手段はバックステップと各方向への回避のみが用意されています。シンプルにまとまっているので、複雑な操作に悩まされるようなことはありません。
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また、本作は味方キャラや敵に「元素」と呼ばれるいわゆる属性の概念があります。「ソロでもマルチでも挑めるハンティングアクション」はマルチプレイの方が効率がよくなりがちですが、きっちりとボスの弱点属性を突けるキャラ3人でパーティーを組めば、ソロプレイでもかなり戦いやすいのではと感じました。
◆ヒーラーでもしっかりダメージを与えられて好感触!
6人のプレイアブルキャラをひと通り使用して感じたのは「ヒーラーのヘレンでも通常攻撃で結構いいダメージを出せる」ということでした。特殊技がパーティー全員の体力回復、必殺技がパーティー全員へのバフ(強化)なので純粋なダメージ量はさすがにアタッカーほどではありませんが、ヒーラーに推しキャラを見つけた人でも「そのまま推しキャラを使い続ける」融通が効きそうな印象です。
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アクション操作はシンプル、アニメーションやキャラクターデザインのクオリティは高く、無理にマルチプレイをせずともソロで遊べて、PvP(プレイヤー同士の対戦)要素はナシ。最近は基本無料タイトルも1人でじっくりと遊べるタイトルが増えている印象ですが、本作もそうした“今風”のゲームに名を連ねそうだと感じました!
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最後に、本作の開発を手がける韓国企業・VIC GAME STUDIOSの事業統括 兼 日本支社の代表であるイ・ドンギョ氏、VIC GAME STUDIOS 統括プロデューサーのイ・ドンジュン氏、同社アート総括のハン・ソクジュン氏へのインタビューをお届けします。