※本稿では、システム上の関係で簡体字/繁体字で表記すべき部分も異体字に置換している場合があります。
◆『侍魂 暁(SAMURAI SPIRITS)』
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2019年6月27日にPS4/Xbox seriesX|S/ニンテンドースイッチ/Steamなど、家庭用ゲーム機やPC向けに発売された『SAMURAI SPIRITS』のモバイル版が、bilibiliとTapTapにて10月10日からベータテスト開始となりました。
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シリーズの完全新作というわけではありませんが、中国ではスマートフォン端末が一般的なゲームデバイスとしての側面を持つためなのか、“スマートフォンで遊べる格ゲー”に対してそこまで極端にネガティブ視をする声は見られません。
今年の4月に中国国内の通信事業者連盟「BDA」が発表した内容によれば、国内インフラにおいてはギガビットブロードバンドの普及が急速に進んでいる状況にあり、モバイル回線の速度についても引き続き向上することが見込まれています。
こうした事情も相まってか、昨今中国ではスマートフォンゲームのストリーミングサービスが展開されるプラットフォームも見られ、モバイルゲームが発展し続けている中国国内のゲーム業界には追い風となっているように思えます。
◆『螺旋勇士』
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同じく10月10日からベータテストが開始した『螺旋勇士』ですが、bilibiliではそこまで注目されていません。しかし、TapTapでは事前登録者数が30万人を超えているタイトルで、それなりに人気を集めている新作でもあるのです。
そして、そんな本作を一言で例えるのならば「ベイブレード」と言うほかないでしょう。
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公称ジャンルは日本語訳すると「ジャイロバトルストラテジーRPG」。3つのパーツで構成されるコマをカスタマイズして、ステージ上で相手のコマとHPを削り合います。
少し触れてみた範囲では、どうやらステージ外に飛び出て敗北扱いとなるリングアウトは採用されていませんでした。また、プレイヤーが行う操作といえば、開幕のシュートとスキル発動くらいもの。中身は実質的にオートバトルRPGなわけですが、どうみてもベイブレードにしか見えないそれは、むしろ新鮮さを感じるところです。
◆『硬核機甲 启示(HARDCORE MECHA)』
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10月11日にはアクションRPG『硬核機甲 启示(HARDCORE MECHA)』が正式リリースを迎えます。本作はRocketPunch Gamesが開発する2Dメカアクション『ハードコア・メカ』の新作タイトルです。
前作はPS4/ニンテンドースイッチ/Xbox One/Steamと、幅広いコンソールで展開していましたが、今作はスマートフォン向けでの登場となります。
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前作からゲームのテイストは変化を遂げていますが、「スパロボ」感溢れる爽快なアクションはよりド派手になってパワーアップ。影山ヒロノブ氏によるテーマソング「鋼の勇気」を提げて堂々の帰還を飾りました。
なお本作は『ハードコア・メカ』の新作ですが、“スピンオフ”という位置付けになっており、操作性もより手軽に楽しめるようなものになっているそうです。他作品とのコラボレーションも検討しているとのことで、ロボ好きの筆者としても非常に楽しみです。