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任天堂は2月5日、「2025年3月期 第3四半期 決算説明会」の質疑応答を公開。その中で「ニンテンドースイッチ2」の生産計画について、「リスクをとって生産を進めているところ」だと回答しました。
◆ニンテンドースイッチ2は「リスクをとって」生産を進めている
これは、「昨年、ニンテンドースイッチ2は初期需要を満たすだけの数を生産すると説明されていたが、現在もこの生産計画に変化はないか。また、ニンテンドースイッチでは、発売直後大幅に伸びた需要に対して、生産数を増やすことに苦労されていたが、ニンテンドースイッチ2では、そのような懸念は持たなくてよいか」という質疑に対し、古川代表取締役社長が回答したもの。
古川氏は「具体的な生産計画については、当期の通期決算発表時に来期の業績予想と合わせてご説明できればと思います」と前置きした上で、「現時点では、なるべく大きな需要を満たせるように、リスクをとって生産を進めているところです」と説明。
そして、「初期需要やその後の需要がどの程度になるのかは、4月2日のNintendo Directでの情報発信後の反響や、体験会を通じて実際に製品に触れていただいたお客様の反応等を見ながら見定めていきたいと考えています」と続けています。
また、ニンテンドースイッチ時代の需要と供給の問題については、「当時と同様、急速に生産のキャパシティを増やすのは簡単ではないと考えていますが、これまでの経験も踏まえて、できる限り迅速に対応できるように準備を進めていきます」としました。
昨今の転売問題もあり、無事に入手できるか不安の声も寄せられるニンテンドースイッチ2。任天堂が「リスクをとって」とまで説明する生産計画で、入手しやすい環境が出来上がることに期待するばかりです。
この他にも質疑応答では、昨今のインフレや為替の状況を受けての、ニンテンドースイッチ2の価格面に関する話題や、今後のニンテンドースイッチのソフト展開はどうなるのかなどが語られています。全文は任天堂の「決算発表・IRイベント」ページをご確認ください。