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X.D. Incは、スマートフォン向けゆるゆるRPG『GOGOマフィン』を2月12日に配信しました。本作はファンタジー世界を舞台に旅の相棒「マフィン」と、世界の果てを目指して冒険に繰り出す放置系RPGです。
『GOGOマフィン』は、昨年開催された「東京ゲームショウ2024」にも特設ブースが設置され、異彩を放っていました。マフィンとの記念撮影や、簡単なアトラクション、ゲームの試遊プレイも楽しめるということで、来場者たちの興味を引いていたタイトルでもあります。
インサイドでは、昨年開発中のゲームに触れる機会があり、先行プレイレポートをお届けしています。そして、今回はついに正式サービスを迎えるということで、改めて製品版と同等の内容の最新バージョンに触れさせていただくことになりました。
そこで本稿では今一度、『GOGOマフィン』の魅力を振り返りながら、ゲームのプレイレポートをお届けしていきたいと思います。
『GOGOマフィン』ゆるゆる冒険RPG|公式サイト◆冒険の過程をじっくりと楽しめる。誰でもウェルカムなゆるーいRPGこそ『GOGOマフィン』
『GOGOマフィン』が持つ最大の魅力と言えば、やはりゲームプレイの“ゆるさ”に尽きるでしょう。どれくらいゆるいのかと言えば、アプリを起動したら特に何をするでもなく、キャラクターの冒険をダラーっと眺めているだけで良いというくらいです。
スマートフォン向けのRPGは戦闘が主体になると、特にザコ戦はオートプレイが多用されがち。それなら、放置系RPGのように全てオートバトルでも特に問題がないということでしょう。正直、これでゲームとして成立するのが不思議な話ですが、この手軽さ、ゆるさから生まれる時間こそがとても心地良いのです。
本作はキャラがスキルを回して戦い、ひたすら敵を屠る姿をただ眺めているだけで、育成してきた充足感が不思議と得られます。それは「放置系RPG」である本作が、毎日ログインするだけで育成に繋がるという、積み重ねやすくも結果的に達成感を得られやすい性質だからこそのものでしょう。いわゆる「オフライン報酬」の強みでもあります。
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『GOGOマフィン』が他の放置系RPGと明確に違う点があるとすれば、「冒険」「ファンタジー」と、ゲームの題材としては活発な印象を与えるテーマがありながらも、やけにリラックスした空気感が漂っているということ。
ゲームの楽曲、キャラクター&モンスターのデザイン、バトルと冒険中のテンポ感。これらいずれの要素がやはり“ゆるい”のです。ド派手なスキルカットインがあるわけでもなく、フルボイスの重厚なストーリーがあるわけでもありません。
キャラクターが世界を走り回り、ちょっと憎めない感じのヘッポコなモンスターたちを倒して、未知なる土地に歩を進めていく。そんな冒険の日常を眺めるのが醍醐味となっています。
『GOGOマフィン』ゆるゆる冒険RPG|公式サイト◆相性が良い職業同士で困難を乗り越えよう。冒険のお供になるキュートな「メロモン」たちも!
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比較的ゆるい温度感の本作でも、ときには1人では倒し切れない強力な敵が立ちはだかることもあります。こうしたときにはフレンドを自分のパーティに招待して一緒に共闘すれば、お互い意思疎通を計りながらスキルを活用して突破できることでしょう。
チームプレイでは簡易チャット機能があり、挨拶や感謝、回復の要請など協力プレイに必要な情報を素早く共有しつつ攻略を進められます。「秘境チャレンジ」「悪竜大作戦」のようなイベントクエストでもマルチプレイが可能でした。
とはいっても「見知らぬ人を誘うのはなんだかなぁ」と、人の目を気にするプレイヤーも少なくないのが現実です。その場合には、編成画面から仲間として同行しているNPCを別の職業に変えてみると、また異なるバトル結果が得られるかもしれません。
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『GOGOマフィン』では、ゲームを始めた際に「剣士」「学者」「弓使い」「牧師」「アサシン」と、全5種類の職業から選んでゲームを進めていきます。当然、職業ごとに強みが異なりますし、場合によっては特定の職業と相性の悪い敵も出現するわけです。
ですので、まずは自分の職業の強みを把握した上で、相性の良い職業の仲間とバトルに臨むことが大切。ということで、各種職業の役割についても簡単に見ていきます。事前に職業ごとの役割さえ理解すれば、スキルを扱うコツも掴めるというものです。
【剣士】
攻撃と防御を兼ね備えており、最前線で仲間を守りながら戦えるインファイター。戦況に応じて戦闘スタイルを切り替えることができ、攻撃に特化して敵を倒すことも、防御に専念して仲間を守ることも可能。回復に優れた「牧師」や、魔法で戦う「学者」と好相性。
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【学者】
元素を操ってパーティを支援したり、魔法攻撃による大ダメージが狙える。しかし、強力な魔法には詠唱時間が必要なため、前線で戦える防御力の高い「剣士」や、支援・回復に優れた「牧師」との連携が求められることもある。
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【弓使い】
遠距離攻撃やデバフによる行動妨害、範囲攻撃を得意とする。味方の支援にも長けているが、遠距離攻撃が主体となるため「剣士」「アサシン」と組ませると、より戦況を有利に動かすことができる。
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【牧師】
味方への回復やバフによる強化支援などを得意とするサポーター。光元素と闇元素を扱い、戦闘もこなすことができる。どの職業とも組みやすいが、前衛で高い攻撃力を誇る「アサシン」や、魔法による強力な詠唱攻撃を行う「学者」には欠かせない存在だろう。
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【アサシン】
高い攻撃力を持つ前衛のアタッカータイプ。スキルで攻撃速度を上げたり、闇属性ダメージを与えるといった、攻撃特化の戦闘スタイル。回復が行える「牧師」や、同じ前衛でも耐久力に優れた「剣士」と組みやすい。
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各職業は育成が進むと上位職への転職が可能です。一次転職、二次転職と、キャラクター性能もパワーアップ。今まで以上に自分の役割がさらに明確になり、職業ごとの力をより発揮できることでしょう。
また、冒険中にはフレンドやNPCの仲間以外にも「メロモン」という旅のお供が共闘してくれます。メロモンは特技による戦闘サポートだけでなく、溜まったエナジーを基に「覚醒技」を発動し、プレイヤーキャラクターを大幅に強化してくれます。
メロモンは育成が進むたび成長期を迎えていき、より頼もしい姿へと見た目も進化していくようでした。個性豊かで心強い、おまけに可愛いメロモンたちは、本作のゆるりとした冒険に欠かすことができないパートナーです。
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◆刺激的な戦いを求めるプレイヤーが集うボスバトル!衣装コーデやギルド(旅団)での日常も
プレイヤーの気分によるところもあるでしょうが、『GOGOマフィン』には最大4~6人のプレイヤーが大型ボスと戦う、バトルコンテンツも用意されています。しかもこれらの要素は部屋を作り、NPC(傭兵)を追加することで1人でもチャレンジ可能です。
必ずしもプレイヤー同士でパーティ編成をする必要がなく、現在の自分のキャラクターがどれだけバトルコンテンツで活躍できるのか、事前のデモンストレーションとして試すような遊び方もできました。無論、“ソロプレイヤー”としてマルチプレイに手を出さずに遊ぶというのも一興です。
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ギルドメンバーたちと協力し、チャットでワイワイ、コミュニケーションを取りながらボスバトルに挑戦すると、盛り上がりそうです。パーティを組んでのバトルでは簡単なチャット機能もあるので、戦況報告をしつつ、必要な味方へのサポートだったり、ボス敵の攻撃に対する注意喚起だったりと、さながらMMOのエンドコンテンツ気分がカジュアルに楽しめます。普段はゆるい作風なのに、マルチプレイ系のバトルコンテンツは本格的な印象を受けました。
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本作ではキャラクターの着せ替え要素も用意されています。衣装を変えたり、装飾品を身につけたり、自分らしいカスタマイズでキャラクターを彩ってみましょう。嬉しいのはキャラクターの髪型や色の変更といった、細部のパーツも変えられるところです。中には「足跡」の項目まで存在していて、キャラクターの足跡にエフェクトを施すといったものまでありました。
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ゲーム中の基本的な機能は「キャンプ」画面に集約されています。前述した着せ替えのためのコスチュームショップや、新たなメロモンと出会える音律召喚、キャラクターの強化に繋がるスキルの解読など、機能はさまざま。
そして「次にどんなコンテンツを解放できるのか」といった、プレイヤーがゲームを進める上で欠かすことのできない、進行の導線を確認する機能ヒーローズロードも便利です。本作は基本的に、キャラクターのレベルや進めているステージの進捗状況に応じてコンテンツが解放されていきます。この機能によって次に何をすべきかの目標設定が明確になるため、ゲームプレイのモチベーションにも繋がりやすいと思います。
「旅団」に入れば他のプレイヤーと交流もできることでしょう。お互い協力し合うのもよし、バトルコンテンツに集中する者同士で集まってもよし。なんとミニゲームまで用意されています。
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◆2月12日からいよいよ配信スタート!小島よしお、なえなのが出演するWEBCMも!
ゲームの正式リリースを記念して、「小島よしお」さんと「なえなの」さんが出演するWEBCMも公開されています。さらに「MALTESE」とのコラボレーションも発表されました。
WEBCMでは、小島よしおさんとなえなのさんが一緒にダンス! 可愛らしい踊りやバトルで本作の魅力を表現しているほか、小島よしおさんお馴染みのネタ「おっぱっぴー」を一緒にポーズするなど、ユーモラスに溢れた動画となっています。
また「MALTESE」のコラボ予告動画では、韓国で話題の「マルチーズ」「レトリバー」がコラボメロモンとして登場。着ぐるみな見た目が可愛い「レトリバーセット」「マルチーズセット」のコラボコスチュームや限定スタンプ、限定アイコンなど、ファン必見のコラボです。
コンテンツが膨大で消化し切れないエンターテイメントが増える昨今、本作のようにあまり時間を気にせず、ライトに楽しめる放置系RPGはやはり魅力的に映ります。日々の日課を片隅に置き、リラックスしながら本作をプレイしてみると、放置ゲームの魅力をアナタも再発見できるかもしれません。
『GOGOマフィン』ゆるゆる冒険RPG|公式サイト