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多数の外国人を監禁し、詐欺行為への加担を強要していると伝えられるミャンマーの特殊詐欺グループ。1万人以上とみられる監禁被害者の救出に向けた協議が進められているとテレビ朝日などが報じています。
ミャンマーで1万人以上の外国人が特殊詐欺グループにより監禁
ミャンマーでは、不安定な国内情勢が続いていることから詐欺グループの活動が活発化。多数の外国人を監禁し、厳しいノルマを課したり暴行を加えたりして詐欺行為への加担を強要する巨大拠点が形成されているといわれ、タイ警察は監禁状態にある外国人は1万人を超えるとの見解を示しています。また2025年1月から2月にかけ、日本人の被害者も複数人保護されています。
オンラインゲームで知り合って連れ去られた日本人も
保護された日本人高校生の一人は、オンラインゲームで知り合った日本人に招かれタイへと向かったところ、現地で隣国のミャンマーへと連れ去れて監禁されたとのこと。なお、高校生を誘い出して連れ去ったとみられる日本人はタイ警察により拘束されたとNHKが伝えています。
オンラインゲーム経由以外にもいわゆる闇バイト経由でミャンマーへと連れ去れた日本人も。現在も数十人から100人ほどの日本人が監禁状態にあるともいわれています。2月17日には日本を含む18か国の大使館、国連機関関係者らによる対応に向けた協議が行われたとのことです。
インターネット上で知り合った人物の誘いには要注意
日本人も他人事ではいられない事態であることが明らかになりつつある一連の事件。オンラインゲームに限った話ではありませんが、インターネット上の知り合いの誘いに応じる際は細心の注意を払うようにしましょう。