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2025年1月29日(水)~2月2日(日)まで開催された「Apex Legends Global Series Year 4 : 2024 Championship(以下、ALGS)」。ALGS史上初のアジア開催が、日本・札幌の大和ハウス プレミストドーム(以下札幌ドーム)で行われました。
本記事では、各国から集まった選手とファン、関係者によって彩られたALGS 札幌の会場の様子をお届けします。
◆街全体がALGSムードに
札幌ドームの最寄り駅・福住駅にはALGSの広告がズラリ。街全体がALGSムードになっており、「ついに来たぞ…!」という気持ちにさせられます。
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入り口ではライフライン、ヴァルキリー、オクタンの氷像がお出迎え。会場には老若男女様々な方が来場しているのが見受けられました。海外のファンも多く、改めて、『Apex Legends』の人気の高さを実感します。
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◆“新モード”で札幌ドームをフル活用!
2023年に日本ハムファイターズが脱退し、年間のイベント日数の半分を占めていたファイターズ戦を失った札幌ドーム。そんな背景もあってか「ぜひ札幌をeスポーツの街に」という札幌市の熱烈なオファーもあり、誘致が決定したとのこと。
ファイターズ脱退と同年には、5万人規模の会場を大きな暗幕で区切り、中規模のイベントを開催できるようにした“新モード”を導入していました。今回のALGSではその新モードをフル活用。メインステージを暗幕で区切り、半分を大会、もう半分は展示やグッズストアなどのファンゾーンとして使用していました。
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メインステージの外の通路にはフードショップがずらり。モニターもあるので、ご飯を買ってその場で観戦しているファンも多く見られました。
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◆サプライボックスにネッシー、ミラージュボヤージュまで!嬉しい要素盛りだくさんのファンゾーン
ファンゾーンに入ってまず目につくのは、APEXお馴染みの要素が再現された展示の数々。サプライボックスが置いてあったり脱出タワーが配置されていたり、巨大ネッシーがいたりと、つい目を奪われてしまうような展示が会場中に点在。巨大ネッシーはフォトスポットとして人気の列を作っていることもありました。
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ゲーム中に登場する武器やスーパーレジェンドの展示も見逃せません。どれも色や形状が精密に再現されており、ずっと眺めてしまいそうなクオリティを誇っています。
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そして本作のイベントではお馴染みのリアルLFT(Looking For Team)掲示板も。IDや使用キャラを書いたステッカーをランク別に貼られています。最終日には枠を飛び出すほどステッカーが貼られており、日に日に増えていくステッカーが本イベントの盛り上がりを物語っています。
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来場者参加型のミニゲームも開催されていました。これは、会場に1~5の数字が書かれたネッシーが隠されており、5体全部との自撮り写真を見せると、先着で“金のネッシー”が貰えるというもの。毎日ネッシーの配置が変わるのですが、大人気のため2時間もかからずに配布が終了してしまうとのこと。5日間の開催全てでミニゲームをクリアすると6700APEXコインが手に入るということもあり、開場して真っ先にネッシーを探すファンもいたようです。
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公式ストアには、Tシャツやパーカー、ピンバッジなどの限定商品が販売。やはり公式グッズは大人気なようで、訪れる時間によっては長蛇の列を作っていることも。こちらで購入できる「ネッシーバケットハット」を被っているファンが多かった印象です。
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チームごとのグッズストアも多数出店。各チームのアパレルグッズやキーホルダーなどが販売されています。どれも人気だったのですが、なかでもFnaticのストアはいつ訪れても列を作っていました。
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そして3Fにはゲーム内に登場するエリア“ミラージュボヤージュ”を模した展望台が。本家同様大量発生したミラージュと共に札幌の街並みを一望でき、シャンデリアもしっかり再現されています。
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他にも、ALGSに機材を提供しているゲーミングブランド「INZONE」のブースやフリープレイスペース、Red Bullのバー、選手とのグリーティングスペースなども設けられていました。選手と交流できる場所が設けられているのはファンにとっても嬉しいですよね。
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◆観客席は超満員。複数モニターと演出で目が楽しい
観客席に移動すると、ファンによって座席が埋め尽くされた圧巻の景色が広がります。席から見えるのは全体のマップ、個人視点、現在の順位が映し出される7つのモニター。3つのどれかが適宜切り替わる生配信とは違い、現地観戦だと全ての情報が一目でわかります。筆者は生配信を観ていると「今の順位ってどうなってるんだっけ…?」や「あのチームってマップのどこにいるんだろう」となりがちなので、常に戦況を把握できるこちらの方が試合にのめり込みやすかったです。
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そしてリング縮小タイミングや部隊が壊滅した際には演出が入るのもポイント。現地にいるからこそ、視覚的に楽しみやすい作りになっています。
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◆興奮と熱狂が会場を包み込むファイナルマッチ
ここからは、本大会の優勝チームが決まったファイナルマッチの会場の様子をお届けします。大会に参加した40チームの内、ファイナルに進出したのは20チーム。APAC North(アジア地域)からはENTER FORCE.36とFnaticが駒を進めました。予選を勝ち上がった20チームが優勝トロフィーを手中に収めるべく、意地とプライドをかけたハイレベルな戦いを繰り広げます。
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試合が始まる前に、まずはオープニングセレモニーがスタート。ALGSの歴史を振り返る胸アツムービーとYOSAKOIソーランが融合したお祭り感満載なショーでした。本大会のサブタイトルである「運命が呼んでいる」が画面に映し出された時の高揚感は今でも忘れられません…。アーカイブも残っているので気になる方はぜひ!
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最終日はマッチポイント制が採用されており、キルポイントとプレースポイント(各マッチの順位)を合計50ポイント以上獲得したチームが、次の試合以降でチャンピオンを獲れば優勝。2つのポイントの合計で順位を決める4日目までとは違い、どれだけポイントを獲得してもチャンピオンを獲らなければ勝利が決まらないため、どこか張り詰めた緊張感が味わえるルールとなっています。
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試合が始まり、各チーム順当にポイントを稼いでいく中、戦況が大きく動いたのはマッチ5。ヨーロッパの強豪Allianceがマッチを制すると、マッチ4でチャンピオンを獲っていたTeam Falconsとともにマッチポイントに到達。これ以降はこの2チームのどちらかがチャンピオンを獲ると優勝が決定します。優勝候補の2チームが王手ということもあり、「次で終わってしまうんじゃないか」という期待と不安が入り混じった空気が会場を包みこんでいました。
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そんな中で迎えたマッチ6。最終円に残ったのは優勝に手が届いているAlliance、そしてFnaticを含む4チーム。先ほども述べた通りAllianceはここでマッチを制すると優勝、という場面ですが、ここはなんとかShopify Rebellionがゲームを制します。続くマッチ7もAllianceが2位だったため、観客のボルテージは最高潮に。「あぶねえええ!!!」や「惜しいいい!!!」、「うおおおおおお!!!」といったファンの思いがこもった叫びがはちきれんばかりに会場に響いていました。
マッチ8はENTER FORCE.36が制し、マッチ9開始前にはFNATIC含め9チームがマッチポイントに到達。文字通りどこが勝つかわからない大接戦に突入し、観客も固唾を飲んで見守ります。
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そんな接戦を制し優勝トロフィーをもぎ取ったのは、ギリシャ(EMMA)のプロチームGoNext Esports。優勝した瞬間、3選手とコーチは喜びを爆発させ、キャプテンのHiarka選手はデスクに飛び乗り観客を煽ってみせました。王者誕生の瞬間に会場が揺れた瞬間です。
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なんとEMMA(ヨーロッパ)のチームがALGS Chanpion Shipを制したのは史上初。大会史上初めて優勝トロフィーがヨーロッパに渡ることになりました。そして2位にはAllianceが名を連ね、EMMAチームによるワンツーフィニッシュを達成! ヨーロッパの強さを見せつけました。
ALGS史上初、日本で行われたApex Legends Global Series Year 4 Championship。大興奮の大会や札幌ドームを埋め尽くすほどのファンの熱気を直に感じることができた最高の大会でした。これを読んでいる読者の方も、もし次に日本開催があったらぜひ足を運んでみてほしい。そこにはオフラインでしか感じられない熱狂と興奮があるはずです。
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