海外メディアやYouTubeでテック系のゲーム分析を公開しているDigital Foundryは、『モンスターハンターワイルズ(MHWilds)』PlayStation5/Xbox Series X|S版のパフォーマンス検証動画を投稿しました。
PS5とXbox Series Xは接戦もSeries Sは…?コンソール版のビジュアル&パフォーマンス分析動画が公開
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2月25日に各メディアやストリーマーより先行プレイのレビューが公開されたシリーズ最新作『MHWilds』。本作はPC版より簡略化していますが、コンソール版にもグラフィックスの設定が導入されています。
今回投稿された動画は、全体的なビジュアルに加え、PlayStation5 Pro(PS5 Proについては別途検証)を除くコンソール版の各設定でのフレームレートを検証したものです。
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動画によると、本作のビジュアル面は現代の基準を満たしており、モンスターやキャラクターの描写にアニメーションといった点を根拠に挙げていた一方、全体的なライティングのクオリティや画面の色合い、一部の武器や防具で光の反射が適切に表現されていないように見える部分などを欠点として解説しています。
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パフォーマンスに関しては、解像度優先、バランス重視、フレームレート優先の3つのモードから選べるほか、それぞれ順に30fps、40fps、60fpsを上限に設定可能であり、動画ではPS5版を並べて比較。フレームレート優先が最も粗い見た目をしているものの、ほか二つは相対的クオリティとしてとても近いそうです。また本作は4Kへのアップスケーリングに「AMD FSR1」を使用していると考えられ、テンポラルアップサンプリングのプロセスは見られず、“PS5版では「FSR2」の方が効果的だったかもしれない”と補足されています。
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PS5版のフレームレートを見ると、各モードで上限のfpsに達するものの頻繁な低下があるそうです。一方、Xbox Series X版の方はPS5版と比べて各モードのビジュアルは似ており、パフォ-マンスは一部設定でわずかにPS5版より劣るものの、VRRのサポートに関しては解像度優先とバランス優先でXbox Series X版の方が少し優れているとのことです。
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なお、Xbox Series Sについては30fps目標のモードしかなく、見栄えも他コンソールよりかなり劣り、パフォーマンスも良くないとしています。
『モンスターハンターワイルズ』はPS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)を対象に2月28日発売予定です。価格はスタンダードエディションが9,900円(税込)。重ね着やフェイスペイントなどがセットになったデラックスエディションは11,900円(税込)。デラックスパックに後日配信予定のコスメティックパック2種がセットになったプレミアムデラックスエディションは13,900円(税込)となっています。