
ユービーアイソフトの代表作である人気ステルスゲーム「アサシン クリード」シリーズ。各時代で暗躍していた「アサシン」のストーリーと、さまざまな時代を再現したオープンワールド、スリリングな暗殺アクションが特徴です。
これまでシリーズ第1作『アサシン クリード』を皮切りに、約18年にわたって数多くのシリーズ作品が発売されました。
そんな「アサシン クリード」シリーズを、今からプレイしてみたい方もいると思います。そこで本稿では、「アサシン クリード」シリーズの中から選りすぐりのタイトルを5本紹介します。
■『アサシン クリード シャドウズ』(PS5/Xbox Series X|S/PC)
『アサシン クリード シャドウズ』は、戦国時代の日本(16世紀)を舞台にしたシリーズ14作目のタイトル。幾度の延期を経て、2025年3月20日に発売されました。
本作の主人公は忍の奈緒江と、織田信長に仕えていた黒人の弥助。前者はステルスタイプ、後者は戦闘タイプとなっていて、2人の主人公を自由に切り替えながら攻略を進めていきます。敵陣に突撃してもよし、こっそり潜入してもよしと、幅広いプレイスタイルで楽しめるのが本作の特徴です。


「アサシン クリード」シリーズならではのゲーム性はもちろん、日本の原風景を再現したオープンワールドと変化する季節が魅力。目と心を奪われる美麗な世界を思うがままに探索できます。

加えて、手に汗握る戦闘も魅力のひとつ。敵の攻撃を瞬時に見抜き、ジャストガードでカウンターを仕掛けるといった熾烈な攻防戦を体験できます。
2人の武器も戦闘スタイルもそれぞれ異なっていて、状況に応じて「どの主人公であれば困難を切り抜けられるのか?」を見極める必要があります。複数の敵と戦ったり、ボスと戦ったりと手ごたえ抜群の戦闘が楽しめますよ。

そんな本作は、戦国時代の「アサシン クリード」シリーズを待ち望んでいた方におすすめです。
■『アサシン クリード オリジンズ』(PS4/Xbox One/PC)
『アサシン クリード オリジンズ』は、「古代エジプト」が舞台のシリーズ10作目のタイトル。12世紀末の十字軍遠征時代を題材にしたシリーズ1作目よりも前の時代を描いています。
本作は数世紀にわたり戦い続けてきた「アサシン教団」と「テンプル騎士団」の起源にも触れており、「アサシン クリード」シリーズの始まりを知ることができます。

主人公は、アサシン教団の前身というべき「隠れし者」の共同創設者であるバエクとアヤの夫婦。2人の主人公を操作し、古代エジプトの世界を探索しながら要人を暗殺することが目的です。歴史の偉人たちと出会う、敵対する秘密結社と戦う、歴史の裏に隠された真実を探るなど、壮大なゲーム体験が味わえます。

本作の特徴は、レベル制を採用したアクションRPGです。『アサシン クリード オリジンズ』以前はレベルの概念がなく、戦闘もカウンター攻撃主体のシンプルなものでした。しかし、本作は攻め重視のプレイスタイルに刷新されています。戦闘システムがパワーアップしているため、過去作と違う手に汗握るプレイフィールを得られますよ。

また、古代エジプトの遺跡を解説・閲覧できる「ディスカバリーツアー」も実装されているのも魅力。シリーズの始まりを触れてみたい方、ゲームを遊びながら古代エジプトの歴史を学びたい方は、『アサシン クリード オリジンズ』がおすすめです。
■『アサシン クリード オデッセイ』(PS4/Xbox One/PC)
『アサシン クリード オデッセイ』は、紀元前の「古代ギリシア」を舞台にしたシリーズ11作目のタイトル。傭兵としてスパルタかアテネの抗争に参加したり、主要のターゲットを暗殺したりすることになります。船を操舵して大海原を航海する要素など、やりこみ度抜群のプレイボリュームが特徴です。


プレイヤーは、男性の「アレクシオス」か女性の「カサンドラ」のどちらかを選んでプレイ可能。プレイ中の選択肢によって物語の展開やエンディングが変化するため、アドベンチャーゲームのようなストーリー体験が味わえます。ひとりの主人公でクリアしたら、別の主人公で周回プレイをするといった楽しみ方もできそうですね。


また、アテネとスパルタが抗争を繰り広げているギリシアも魅力です。主人公はどちらか一方の陣営に所属し、合戦の参加と指導者の暗殺によって陣地を拡大することが可能。従来作と異なる、シミュレーションゲームの側面も強いと言えるでしょう。
古代ギリシアの都市や建造物を自由に探索できる「ディスカバリーモード」も魅力で、世界史の知識を得られますよ。古代ギリシアの世界が気になる方は、ぜひ『アサシン クリード オデッセイ』をプレイしてみてください。
■『アサシン クリード ヴァルハラ』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)
シリーズ12作目の『アサシン クリード ヴァルハラ』は、北欧の戦士「ヴァイキング」をテーマにした作品です。ヴァイキングのエイヴォルとして、ノルウェーとイングランドを舞台にした激闘を体験することが可能。
敵地となるイングランドに上陸し、敵地から富を奪う、定住地を築くなど、ヴァイキングならではの容赦ないゲーム性が特徴です。


斧や剣などの近接戦のほか、「アサシン クリード」シリーズおなじみのヒドゥンブレードによる暗殺もできます。ヴァイキングらしく激しく戦うもよし、アサシンらしくこっそり暗殺するもよしと、プレイスタイルはさまざま。己のスキルを強化し、戦士団の領土をどんどん拡大していきましょう。


そのほか、狩猟や定住地の開拓、ヴァイキング流のラップバトル「口輪詩」など、遊びごたえのあるアクティビティも多く用意されています。ヴァイキングが好きな方は確実に心に刺さること間違いなしですよ。
■『アサシン クリード ミラージュ』(PS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC)
『アサシン クリード ミラージュ』は、長い歴史を誇る「アサシン クリード」シリーズの原点に回帰したタイトル。本作は、暗殺重視の戦闘システムや都市を舞台にしたオープンフィールド、象徴的なアサシンの衣装など、シリーズ1作目に立ち戻ったゲーム性がポイントです。


本作は敵の攻撃を受け流して反撃する戦闘スタイルに加え、複数の敵を一度に倒せる「暗殺の極意」も新たに用意されています。そのほかにも道具を使って敵を陽動するなど、多種多彩な戦術でミッションを攻略できるようになっています。


『アサシン クリード オリジン』から『アサシン クリード ヴァルハラ』までは攻め寄りの戦闘スタイルでしたが、『アサシン クリード ミラージュ』は敵地の調査・潜入・暗殺といったステルスプレイに重きを置いています。現代のゲームシステムを活かしつつ、かつての「アサシン クリード」シリーズの面白さを体験できるのが魅力と言えるでしょう。
本作は「アサシン クリード」シリーズの中では割とコンパクトな仕上がりですが、古き良き伝統を体験してみたい方に打ってつけの一本です。
以上が、「アサシン クリード」シリーズのおすすめ作品です。歴史の1ページを再現した世界観や広大なオープンワールド、緊張感あふれるステルスアクション、現代と過去が交錯するストーリーなど、奥深いゲーム性が魅力と言えるでしょう。
本稿を読んで少しでも「アサシン クリード」シリーズに興味を持たれた方は、上記のタイトルを手に取ってみてくださいね。