コスプレとは、アニメやゲームのキャラに扮するだけでなく、非日常的なコスチュームを身に纏う創作全般を指します。
福岡で活動するコスプレイヤーの「ぐりこ」さんは、「エヴァンゲリオン」キャラへの熱量の高さで知られていますが、同時にタイツやエナメル、ラバースーツの魅力に取り憑かれ、あらゆる角度からその可能性を模索する求道者でもあります。大きな括りではタイツは布で、ラバーがゴムらしいのですが、「独特のテカリや艶、そして体にピタッとフィットする」点では共通しています。もしかしたら、世界中にある衣装の中で曲線美を最も追求しているのかもしれません。
ぐりこさんが求道者と言えるのは、タイツにしろ、ラバーにしろ、体全体を覆うという点でリスクがあることです。特にラバーは汗を吸収しないため、脱いだ際にはそのまま汗があふれ出ます。真夏の撮影は最大限の注意をしなければ、命に関わりかねません。ぐりこさんも過去には「エヴァンゲリオン」アスカのラバースーツを着た際、脚部のラバースーツを脱いだ際、尋常ではない汗がこぼれ落ちており、過酷さが伝わりました。ただ、その汗だくの写真は多くのフェチ愛好者に突き刺さって、「アート」だと絶賛され、台湾のニュースメディアにも取り上げられました。
ぐりこさんに限らず、コスプレイヤーの中にはタイツやラバー道を極めようとする猛者が一定数います。一体何がそこまで、見る者、着る者を魅了するのかを知るため、ぐりこさんの歩む道を追いかけることにしました。今回は、ポリスをイメージした全身タイツのコスチュームを撮らせてもらいました。猛スピードで走り続けるその背中、どこまでも追いかます。ぐりこ、逃走中。





モデル:ぐりこ(X:@Glico_happy)
撮影:乃木章(X:@Osefly)
スタジオ:アート・コスプレスタジオWith