『ケツバトラー』が初対面の距離を縮める!?広島工科大学との共同実験で、恥ずかしさを感じていた人ほど親しみやすくなる傾向が明らかに

GWは『ケツバトラー』で人との距離を縮めるきっかけにしてみては?

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『ケツバトラー』が初対面の距離を縮める!?広島工科大学との共同実験で、恥ずかしさを感じていた人ほど親しみやすくなる傾向が明らかに
『ケツバトラー』が初対面の距離を縮める!?広島工科大学との共同実験で、恥ずかしさを感じていた人ほど親しみやすくなる傾向が明らかに 全 11 枚 拡大写真

カヤックは広島工業大学 情報システム学科の安藤明伸教授と共同で、ニンテンドースイッチ向けソフト『ケツバトラー』がプレイヤー同士の親密度に与える影響について研究を実施。

その結果、初対面で『ケツバトラー』を恥ずかしいと感じていた人ほど、対戦相手に対する親密性が向上し、好意的な印象を持つ傾向が強まることを明らかにしました。

初対面の人同士が『ケツバトラー』を一緒にプレイすると、仲良くなる!親密性と印象に関する実証結果

『ケツバトラー』は、Joy-Conをズボンのお尻にセットして振ると、ゲーム内のお尻に剣を装着した剣士ケツバトラーが剣を振り、相手の頭に武器をヒットさせ勝利を目指す、2人対戦専用アクションゲームです。

今回、本作をプレイする前後で対戦相手に対する親密度や印象にどのような変化が生じるかを検証する評価実験が、広島工業大学情報システム学科の安藤明伸教授のもと、学生11名の協力を得て実施されました。

その結果、プレイ後の対戦相手に対して好意的な印象がとなることがが明らかになりました。さらに遊ぶことに対して恥ずかしさを感じていた人ほど、その傾向が高まることも確認されています。

この検証結果により、『ケツバトラー』は初対面の人同士が自然に打ち解けるきっかけとして有効なツールであることが示唆されています。

【以下、リリースより引用。】

【検証概要】

面識のある学生と面識のない学生とをグループに分け、総当たりで『ケツバトラー』の対戦を実施。ゲームプレイ前にお尻を振る『ケツバトラー』で遊ぶことに対する恥ずかしさを6段階で調査し、4以上を恥ずかしい群、3以下を恥ずかしくない群として分析。対戦前後で、親密度と印象に対する調査フォームに回答して評価を実施。

被験者:21~22歳の大学生 11名

【検証結果】

1.ゲーム前後の対戦相手に対する親密性の変化

面識の有無にかかわらず、ゲーム前後では以下の4つの点が有意に肯定感を感じていることがわかった。

  • 予測可能性(この対戦相手は 自分が期待することをしてくれそうな気がする)

  • 情緒的親密性(この対戦相手といると落ち着ける、自分の気持ちを素直に話せる気がする)

  • 情緒的信頼性(この対戦相手には自分の気持ちを理解してもらえたり、励ましたりしてくれる気がする)

  • 親和性(今後 この対戦相手とは良い関係が築ける気がする、親しみを持てる気がする)

ゲーム前後の対戦相手に対する親密性の変化

2.ゲーム後の対戦相手に対する親密性を、お尻を振るゲームで遊ぶことに対する恥ずかしさの高低群で比較した結果

『ケツバトラー』で遊ぶことに対して恥ずかしいと思っているプレイヤーもそうでないプレイヤーも、ゲーム後の対戦相手への誠実さや親和性には大きな差がみられないが、予測可能性と情緒的親密性に関しては、『ケツバトラー』で遊ぶことを恥ずかしいと感じているプレイヤーの方が、相手に対して有意に肯定的に感じていることがわかった。

ゲーム後の対戦相手に対する親密性を『ケツバトラー』に対する恥ずかしさの高低群で比較した結果

3.ゲーム前後の対戦相手に対する印象の変化

『ケツバトラー』がお尻を振るゲームであることに対して、恥ずかしいが高い群と低い群でのゲーム前後の対戦相手に対する印象の変化を、SD法(Semantic-Differential)法(※)で評価。

恥ずかしいが高い群では、ゲーム後の対戦相手に対して、「親しみやすい」「心で感じる」「社交的」「楽しい」「創造的」「人の気持ちに寄りそう」の6項目に関して、肯定的な印象へと変化した。一方で、恥ずかしいが低い群では、肯定的な印象へと変化したのは「信頼できる」のみとなっている。(有意確率 <.05)

恥ずかしさが高い群の印象の変化(左)
恥ずかしさが低い群の印象の変化(右)

※印象を形成する形容詞を対で用意し、5段階の間隔で、どの程度それらの形容詞と距離があるかを回答。数値が低いほど(最低は1)左側の形容詞、数値が高いほど(最高は7)右側の形容詞にイメージが近いことを意味する

【安藤明伸 博士(学術) Ph.D. のコメント】

一見シンプルでやっぱりシンプルなパワフルバカゲー。遊んだ後のなんとも言えない爽快感がやみつきになります。私の研究室のコンセプトは、真面目にバカバカしくあれなのですが、このゲームは、まさにそれを体現していて、このゲームのアイディアに嫉妬すら覚えます。親密度の尺度やSD法の結果から、最初は恥ずかしさを感じているプレイヤーに特に効果があり、非認知能力を刺激していると考えられます。短時間で楽しめるので初対面でのアイスブレイクによさそうです。チーム戦も良いかもしれません。

【プロフィール】

広島工業大学 情報システム学科 教授。宮城教育大学 名誉教授。

専門は行動科学・技術教育・情報教育

公立中学校技術科教員を経て、宮城教育大学技術教育講座に着任。宮教大での20年の在籍中は、文部科学省小学校プログラミング教育の手引、学習指導要領作成などの要職に携わる。

検証の様子

漫画版「ケツバトラー」第二章が開幕!コミックス1巻が4月28日発売

高出なおたか先生が描く本格バトル漫画「ケツバトラー」第二章の連載が、本日4月24日より週刊コロコロコミックにて開始。また、コミックス1巻が4月28日より発売します。これを記念して、ゲーム『ケツバトラー』の半額セールが本日4月24日~5月20日までの期間限定で実施されます。セール価価格は250円(税込)です。

詳細はケツバトラー公式X(旧Twitter)およびマイニンテンドーストアをご確認ください。


ケツバトラー(1)
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
Nintendo Switch Joy-Con(L) ネオンブルー/(R) ネオンレッド
¥32,955
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《T.Yuta》

スマホゲーに追われるPSトロフィー厨 T.Yuta

物心ついた頃にはゲームをやっていた雑食ゲーマー。RPGを中心にさまざまなジャンルを遊び、PSのトロコンをゆる~くやる。近年は遊ぶスマホゲーが増えたため、なかなかトロフィー集めできてないことが悩み。

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