
皆さん「ニンテンドースイッチ2(以下、スイッチ2)」の抽選結果はいかがだったでしょうか?
4月24日の第一回結果発表時には、ある人気声優は当選者へのブロックを検討し、あるゲーム開発者はその記憶の消去を試みるなど、なんともカオスな光景が広がりました。
今後も激戦が予想されるスイッチ2の抽選戦争。勝利のためには、応募を増やしつつ神に祈るしかありません。しかし、ゲーマーたるもの、やはりゲームを遊ぶことで「当選」というクリアへと近づきたいものです。
そこで、今回紹介するのが「徳」を貯められそうなゲーム3選。ゲーム世界を巡り、さまざまな人を幸せにすれば、きっと当選という結果にたどり着けるのではないでしょうか?
なお「もう当選したよ」という方は、ブラウザバックでお帰りください。
◆『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』

まず取り上げたいのが、言わずと知れた名作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』です。「寄り道が多すぎて、本編を進める時間が無い」と言われる本作では、道中さまざまなサブクエストが発生します。
そのバリエーションは、モンスターの討伐から料理を求める人や馬宿に飾る絵を探す人、洞窟などに捕らわれたキャラ探しなどさまざま。その豊富さは前作『ブレス オブ ザ ワイルド』をしのぐほど。

中には、ハイラル中に「エノキダ工務店」の看板を立てようとするカバンダや、「マヨイの落とし物」を探すコルテンなど、長きにわたって顔を見るキャラクターも登場。彼らを喜ばせれば、きっと善行を積めるはずです。
そして、それら発生した問題を解決する方法もユーザーによってさまざま。「どういう風に問題を解決すべきなのか?」と考えると、思いもかけない方法が見つかる場合もあります。つまり、一見レベルや能力が足りないように見える時でも人助けはできるのです。

ぜひ皆さんもハイラルを回って、「もう疲れちゃって 全然動けなくてェ……」と座り込んでいるコログたちを、友達の所まで連れて行ってあげてください。もちろん、やり方は問わないので!
◆『moon』

ラブデリックが1997年に発売したRPG『moon』。そのオリジナリティー溢れるゲームセンスは大きな人気を呼び、その後ゲーマーたちの間で「ラブデリ系」と言われる作品たちを生み出しました。
入手困難な点も相まって、長らく「伝説的なRPG」と評されてきましたが、2019年にニンテンドースイッチで移植版が登場。今では簡単に遊べます。

本作の特徴は、「もう、勇者しない。」というキャッチコピーに違わぬ「モンスターと戦闘しないで冒険をする」というゲーム性にあります。現代ならいざ知らず、1990年代では非常に珍しいRPGでした。
では戦闘をしないとなると、作中で何をするのか? それは、世界中にいる街の住人を手助けしたり、倒されたアニマルたちの魂を救済したりして「ラブ」を集めるのが目的となります。まさしく「徳」を積みたいならピッタリと言えるでしょう。

果たして、世界にラブを広げていった後に訪れる結末とは何か? ある意味でスイッチ2を購入する前に、体験して欲しいタイトルです。
◆『大神』

2006年にカプコンから発売されたアクションRPG『大神』。ゲーム中のグラフィックは日本の絵巻風で描かれた和風テイストのデザインで作られており、日本はもちろん世界中で高い評価を受けています。
また、ストーリーやキャラクターは日本神話・昔話をベースにしているので、日本人からすると親しみやすさもあります。あと、主人公の「アマテラス」が完全にワンコでカワイイ……。

そんな『大神』では「筆しらべ」という特殊能力を使用できます。これを使って、木に花を咲かせたり、野生の動物に餌を出したりすると、経験値に相当する「幸玉」を取得可能。これを使えばアマテラスのステータスがさらに強化されます。もちろん、街にいる人々を助ける際にも活用できます。

純和風な世界観だけに、幸玉を稼ぐほど良いことをしている感覚も強まっていくでしょう。これはまさしく「徳」を積む行為と言えそうです。
また、長く音沙汰の無かった『大神』シリーズですが、2024年12月には完全新作プロジェクトが発表。初代『大神』と同じく、神谷英樹氏がディレクターを務めます。スイッチ2で発売される可能性も十分あり得るでしょうし、この機会に触ってみてはいかがでしょうか?
まだまだ厳しい戦いが続くだろうスイッチ2。参考までに、インサイドで4月27日に掲載したスイッチ2の抽選集計結果では、その当選率は23.9%となっています。この結果を見るに、当選はなかなか狭き門といえるでしょう。
しかし、それらはゲーマーたちの期待の表れにほかなりません。まずは新ハードに感謝し、他の当選者を祝福し、そしてこれらのゲームで「徳」を積むのが重要ではないでしょうか。そういった「穏やかな心」を、きっと神様も見ているはずです!
ちなみに、筆者はマイニンテンドーストアの「日本語・国内専用」バージョンに落選。その後に申し込んだソフマップからも、つい先ほど落選メールが届きました……。
クッソ~~!次は絶対当ててやるからな!
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