
フロム・ソフトウェアは、5月30日にサバイバルアクションゲーム『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』を発売しました。「ソウル」シリーズのイメージから外れた最大3人協力マルチプレイというなかなか珍しいシステムを採用しており、多くのプレイヤーから注目が集まっています。
概ね1人でクリアを目指すであろう「ソウル」シリーズ。それを最大3人でプレイできるとなれば、なんだかクリアも容易になっている気がします。
しかし、それはもちろん“気がする”だけ。「鬼畜」と言われるフロム・ソフトウェアがそんなに甘い理由はありません。3人のプレイヤーをしっかり叩き潰すため、時には『エルデンリング』で見覚えのあった雑魚敵たちですら、非常に手強い存在になっています。
今回は、そんな『エルデンリング』の時と印象の変わった敵キャラクターたちを紹介します。
●忌み鬼

『エルデンリング』本編では、序盤の壁として現れたモーゴット。そのあまりの強さに「サブ垢で初心者狩りしてるおじさん」と揶揄されたボスですが、本作でもその強さは健在です。
おそらく大体の動きには見覚えがある人も多いでしょう。しかし、問題となるのは追加されているモーションで、多数の光のダガーをぶん投げてくる攻撃がとにかくエグいのです。
『ナイトレイン』では「聖杯瓶」で回復できる回数が『エルデンリング』以上に限られています。さらに近接キャラであっても、体力に余裕のあるキャラは少ないため、光のダガー連発でジリジリ体力を削られるのは非常にツラいです。ましてや、締めに杖やハンマーを振り回してくるとなると、もう……ネ……。
トドメに3人協力プレイなのを考えてか、忌み鬼の体力は『エルデンリング』本編以上にあがっています。対戦時は誰か1人がヘイトをかっている間に、仲間が後ろに潜り込んで攻撃する方が良いでしょう。まぁ、真後ろで甘えた攻めをしてると、振り回してきた杖に当たるんだかな!
●亜人の剣聖

『ナイトレイン』では初日のボスの一角として「亜人の女王」と共に襲いかかってくる「亜人の剣聖」。『エルデンリング』のDLCでは強靱が弱く、特大武器などで押し切ってしまうと勝ち切れる場合も多かった印象のある敵です。
しかし『ナイトレイン』ではそうもいきません。まず体力が増えているため、パワーで押し切るのは明らかに難しくなっています。もちろん飛び上がってワープし斬りかかってくる動きは変わらずやっかい。加えて、大振りの連続攻撃はなかなかチェインできなくなっています。
そうしてイライラして攻めている内、スタミナが切れて回避不可能に。そのまま相手の大技を食らってしまう……といったことがしばしばありました。
一緒に出てくる「亜人の女王」も前半は魔法で、後半は近接攻撃主体になって攻撃してくるためなかなかに面倒な相手です。可能な限り、片方に攻撃を集中して、丁寧に倒していくのがオススメです。
●ツリーガードと王都の騎兵

『エルデンリング』では冒険を始めた直後に会敵し、山のようなプレイヤーからキルを奪ってきたツリーガード。『ナイトレイン』でもその強靱さは健在です。
なんと、本作では単体でなく「王都の騎兵」2体を引き連れて登場します。「プレイヤーの機動力も上がってるし、良いよね?」と言わんばかりに、3騎で走り回りつつ攻撃してくるのです。
さらにツリーガードは時々幻影の「王都の騎兵」を展開。とにかく乱戦になりがちです。一番のチャンスは王都の騎兵の落馬時。倒れた兵士に強力な致命攻撃を与えて、片付けていきましょう。
●ミミズ顔

即死の状態異常を使ってくるミミズ顔。拠点などではボス級の大きな個体と共に、こうした小型のザコ敵がたむろしています。モーションはそんなに恐くないのですが、やはり即死が恐ろしい限りです。
本作では他のプレイヤーの動きに反応して、思いも寄らないタイミングで吐瀉物を噴射されることもしばしば。おかげで気づいたら、大量の吐瀉物を吐かれ、死の状態異常が一杯になって死亡!という みたいなことがうっかり引き起こされてしまいます。
交戦する際は、近くに他のミミズ顔などがいないか気をつけながら戦いましょう。特に序盤で倒しに行く時は、周りの小さいザコから丁寧に片付けても良いかもしれません。
●腐った亡者

こちらも拠点にボスと共にいる腐った亡者たち。「ザコ of ザコ」とでも言いたくなる存在ですが、『ナイトレイン』ではコイツらさえ侮れません。
注意しなければならないのが自爆攻撃です。複数人で爆発するとどんどんダメージや状態異常を発症し、一瞬でやられてしまいます。ミミズ頭と同じく、他プレイヤーの行動に反応してしまうのもツラいところ。
しかし、数が多いので「先に腐った亡者を片付ける」という気になれない所も面倒です。ボスを速攻で倒しきり、迅速に逃げるのが良いでしょう。
ただ、軽く刺激すると自爆して、経験値が入るのはありがたいです。アイテムがあるなら、拠点を出る際、敵の集団に壺を何個か放り投げておくと、ちょっとした経験値稼ぎになります。
●まとめ
『エルデンリング』本編とも差異のある『ナイトレイン』。しかしそれは本作特有のゲーム性にマッチしており、新たに敵の違った側面が楽しめるとも言えます。
ぜひ、『エルデンリング』本編との違いを感じつつ、『ナイトレイン』にも挑んでみてください。