『マリオカートワールド』には、『マリオ』シリーズとしてはかなり珍しい「コスチューム」のシステムがあります。主人公のマリオはもちろん、ピーチやロゼッタ、キノピオやノコノコまで、『マリオ』キャラ達が普段は見せない装いを見せてくれるのは、ファンからしたらたまりません。
今回は『マリオカートワールド』のすべてのキャラクターの衣装を集め終えた筆者によるイチオシのものをピックアップ。「フォトモード」で撮った写真とともにその魅力を紹介します。
属性盛りすぎ…!?萌え袖ベビィロゼッタ(ツーリングベビィロゼッタ)

『スーパーマリオギャラクシー』以降、『マリオ』ファミリーとしてほぼ常連と化している「ロゼッタ」ですが、「ベビィロゼッタ」は前作『マリオカート8』にて初参戦したキャラクターです。そんなベビィロゼッタも、今回いくつかの衣装を持っています。その中でも特筆すべきは、はやり萌え袖衣装でしょう。「ツーリング」というジャンルに属しており、ゴーグルやあたたかそうなジャケットに身を包んでいます。


そもそも「ベビィロゼッタ」自体が原作の設定とはかけ離れた謎の存在であり、ただひたすらにロゼッタ様を幼女にしたかっただけなのではないかという疑惑のある罪深いキャラクターなような気がしているのですが、その上で萌え袖まで実装とは……。完全にやっとんな、任天堂……。
ちなみに、ベビィロゼッタは『マリオカート8』の時には黄色いおしゃぶりをつけていたのですが、今回はほとんどの衣装で水色のおしゃぶりに変わっています。しかし、そんな中で「ツーリング」衣装だけは衣装側にアクセントカラーがないためか、黄色いおしゃぶりを付けているようです。
チラッと肩見せがニクい 私服姿なロゼッタ様(ツーリングロゼッタ)

どうせだから、もいっちょ「ロゼッタ」の衣装を紹介します。みなさん、ロゼッタ様はお好きでしょう?
ベビィロゼッタだけでなく、もちろんロゼッタにもいろいろ衣装がありますが、筆者の個人的なお気に入りはベビィロゼッタと同じく「ツーリング」の衣装。こちらもあたたかそうなジャケットに身を包んだ格好となっていますが、特筆すべきは「見せインナー」と言える着こなしでしょう。オーバーサイズなジャケットで、襟を緩めにアウターを着て、インナーのタンクトップを見せるファッションになっています。ちょっと肩見せをしているのがセクシー。


下半身に関しても、パンツ類は履いておらず、スポーティなレギンスで足のラインを見せる形になっています。めちゃくちゃかわいい。ほうき星の魔女はファッションセンスまでいいだなんて……。
セミロングヘアが新鮮な正統派ヒロイン(トラベラーピーチ)

『マリオ』シリーズのメインヒロインである「ピーチ」姫もオシャレ度では負けてはいません。メインヒロインなだけあって本作でも衣装が多く、どれも本当にかわいいのですが、あえて選ぶなら今までにないピーチ姫が見られる「トラベラー」でしょうか。
ピーチ姫といえば、髪を下ろしたロングな姿か、ポニーテールの姿が多いのですが、トラベラーピーチはセミロングヘアでバンダナをした姿になっておりとても新鮮。昭和レトロな雰囲気のファッションもバッチリ着こなす、デキる女感強めです。


スクリーンショットでは伝わりにくいかもしれませんが、よーく見ると本作のピーチ姫はピンクっぽいネイルをしています。もともと手袋を付けていることが多いキャラなのですが、手袋を外している衣装を身に着けている時は、自身のネイルを確認するアニメーションをすることも。実はロゼッタ様も紫色のネイルをしており、本作の女性陣はおしゃれ意識が高いです。
ワルイージってこんなセクシーだったっけ……(ライダーワルイージ)

前作では「悪花(ワルイージ+ハナチャンバギー)」として対戦環境で猛威を振るっていた「ワルイージ」。ワルイージの衣装もなかなかに豊富なので、仮にまた対戦がワルイージ環境になったとしても安心(?)ですね。
「ライダー」衣装のワルイージは、自慢の長くて細い脚がジーンズでよく映えます。いつもの尖ったシルエットの帽子ではなくバンダナを着用しているので、頭部の丸さがかなり新鮮な感じ。

基本的に目元をサングラスで覆っているのでより“ワル”な感じが強いですが、ジャンプアクションなどでいつもの目元をたまにチラ見せしてくれるのがなかなかにニクい。マシンはいかついバイクである「Wチョッパー」がやっぱりよく似合いますね。というかこのバイクと合わせてくれと言わんばかりの衣装です。

最後に、やたらと輝くスター状態のライダーワルイージをご覧ください。
「Yoshi's」での配達の傍ら、こっそりつまみ食い……?(デリバリーヨッシー)

「ヨッシー」は、単体でゲームシリーズを持つほどの人気キャラということもあり、全キャラの中でも衣装はかなり多め。前作『マリオカート8』では色変えができたヨッシーですが、今回は色変えは衣装に内包されている形になっているのも衣装が多い理由としてありそうです。
なかでも筆者のイチオシは、「デリバリー」衣装に身を包んだヨッシー。本作の衣装替えは「ヨッシーズ」と呼ばれるお店が出しているテイクアウトのグルメを食べることで開放されるため、ヨッシーズはこの世界の各地にチェーン店を出しています。デリバリーヨッシーは、そんなヨッシーズの制服に身を包んだヨッシーで、まさに『マリオカートワールド』ならではな衣装になっています。


ヨッシーズと書かれた帽子を被っていたり、甲羅にヨッシーズのロゴのステッカーが貼ってあったりと全身でお店の存在をアピール。ヘッドセットまで付けてバリバリお仕事モードと思いきや、口の端っこにつまみ食いの跡のようなものがつきっぱなしになっていたりと、ヨッシーのキャラクター性が感じられるかわいらしい衣装になっています。
キャサリンに“グローブ”がこんなに似合うなんて……(レーサーキャサリン)

キャサリンには残念ながら衣装は2種類しかないのですが、今回はそのうちの一つ「レーサー」を紹介。この衣装をみると、キャサリンとグローブとの相性の良さに驚きます。全体的にレースクイーンといった感じの衣装なのも相まって、正直かなりセクシーに感じる……。


ジャンプアクションでは、片足を高く上げるセクシーポーズや、投げキッスも見せてくれるキャサリン。ハイヒールのブーツもめちゃくちゃ似合うし……正直キャサリンの衣装がもっとほしいかも。アップデートに期待。
ゴーグルに押し上げられた前髪が新鮮なマリオさん(キャラバンマリオ)

『マリオカート』というからにはやはり「マリオ」も紹介しなければいけません。当然主人公なだけあって衣装の数も多いマリオさん。過去作からの引用であったり、元ネタがあったりする衣装も多いのですが、たぶんこの「キャラバン」衣装は完全オリジナルな気がする。
やっぱりマリオさんといえば帽子を被っている印象があるので、ゴーグルで押し上げられた前髪はかなり新鮮でかっこいい。この衣装は、荒野や砂漠で「ベルトライク」に乗せるのがよく似合います。


マリオはもともと24歳前後という設定ですが、おじさんと間違われることもしばしば。この衣装なら本来の若々しさが感じられるような気がします(いつものオーバーオールがおじさん臭すぎるのかも……?)。
とにかく魅力的な衣装が多く、今日はどのキャラでどの衣装で遊ぼうかなと悩める『マリオカートワールド』。今作は対戦も楽しいのに、フォトモードでとにかく時間が溶ける……。みなさんも本作でお気に入りの衣装を探してみてください。