無類のカードゲーム好きが『シャドバWB』企業対抗戦に挑戦!「ナイトメア」を救いたいともがくも挫折した話

「ナイトメア」を救いたいカードゲーム好きが「シャドバWB 企業対抗戦」に挑戦してきた。

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無類のカードゲーム好きが『シャドバWB』企業対抗戦に挑戦!「ナイトメア」を救いたいともがくも挫折した話
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2025年7月4日(金)に行われ、40社(97名)が参加した「シャドバWB×GBVSR合同企業対抗戦」に選手兼ライターとして参加してきました。

参加部門は『シャドウバース ワールズビヨンド』(以下、シャドバWB)。前半では「どんな準備をしたか」、後半では「イベント当日の様子」をお届けします。

◆準備編(※イベント2週間前)

(ラーメンからはじまるシャドバ記事があるか!)

(ラーメンからはじまるシャドバ記事があるか!)

いや、ある。

というかそれぐらい悩んでいた。

この話は、筆者がお昼に二郎系ラーメンを食べていた日まで遡る。

(※イベント2週間前)

「ライターとして企業対抗戦に出てくれませんか?」

突然、インサイド編集部から、選手兼ライターとしての参加打診を受けたのはいいが「選手として戦いつつ、ライターとして取材記事を書く」というのが、悩ましいところだった。

「ただの参加レポにはしたくない」「では、どうすべきか」

ちなみに、約1年の“おあずけ”を食らって、ようやくリリースされた『シャドバWB』。

カードゲーム好きの筆者も、楽しく遊んでいる。

第1弾パックのカードバランスがとても良く、どのクラスも個性的で強い。

AFネメシス、人形ネメシスは安定して強く、ウィッチ、エルフも爆発力があり、ロイヤルやビショップもそこそこ強く感じた。

ドラゴンも威圧型のスピード感が気持ちいい。

あれ?…ナイトメアは?

ナイトメアだけは、他のクラスと比べて、運用が難しい気がした。

現状、旧ヴァンパイアと旧ネクロマンサーのコンセプトが混在しているせいか、アグロもミッドレンジもコントロールもカードが足りていない印象。

ケルベロスは、確かに強力なカードだが、他のクラスのフィニッシャーたちと比べると、打点を出すには《瞑地の霊園》などのお膳立てや、相手盤面に「当て先」が必要で、少し条件が厳しい。

中盤を支える、強力な5コスト進化フォロワーも、ナイトメアには見当たらない。

(ただのおせっかいだが)いちカードゲーム好きとしては、こういう不遇なデッキを救いたくなってしまう。

というわけで今回は、(筆者が勝手に“不遇”だと思っている)「ナイトメアを使って優勝」することで、ゲームライターとして「撮れ高」を作りたいと考えた。

(結論、救えませんでした)

頑張ってはみたものの、筆者の力量では、ナイトメアで安定した勝率を出すことは叶わなかった。

1コスト帯を入れたアグロ型から、サタンを入れたコントロール型まで、様々なタイプを試したが、どれもしっくりこず。

《勇壮の堕天使・オリヴィエ》&《青薔薇の令嬢・セレス》できたときの気持ち良さは異常だったので、たまに遊んでいきたい。

《猛毒姫・メドゥーサ》の扱いの難しさ。

「負けない」だけで「勝てない」カード。《魂の捕食》や《瞑地の霊園》のテンポロスを埋めるなど、何とかうまく使えないか試行錯誤したが、役割を見出すのに多くの時間を割いてしまった。

(残念でした!残念でした!残念でした!)

第2弾以降で「疾走」を付与するカードとのワンショットコンボに期待したい。

結局、ナイトメアを諦めて、イベント前日を迎えた。

デッキの強さ的には、エルフやスペルウィッチがベストかと思ったが、あまりにも練度が足りないと考えて、ロイヤルで出場することに。

◆大会当日編

ということで、ここからは「企業対抗戦」当日の様子です。

最終的に、ロイヤルで出場して、3勝2敗の鳴かず飛ばずでしたので、レポートはサクッとお届けします。

当日、対戦したのは、AFネメシス、ロイヤル、ランプドラゴン、ロイヤル、ビショップ。

まだリリースから間もないのに、マスター&ダイヤ帯の方も多く、ゲームメディア陣のやりこみを感じました。

せっかくなので、対戦したメディアの皆さんに「新シャドバ、先攻後攻、どっちが有利?」を聞いてみることに。

ホビージャパン様と対戦。マスター&ダイヤ帯の実力者で、見事に瞬殺されました。

<質問>

Q:先攻後攻、有利なのはどっち?

A:後攻かなと思います。対面に寄りますが、後攻のほうが選択肢が多くて強いことが多そう。自分が使っているネメシスのミラー戦は後攻が有利です。《改境の天宮・アルエット》が先に進化できて、エクストラPPを温存できれば、9ターン目に《イクシードアーティファクトΩ》が出せるので。

ほとんどの場合が後手が有利になる気がしますが、早めに展開して攻撃するデッキ vs 序盤に展開をしないデッキ、のような組み合わせの場合に限っては、先攻が有利になるように思えます。

GameWith様とも対戦。

元々、ゲーム攻略メディアGameWithの攻略部にいた方です。攻略部ではシャドバのチームではなかったものの、個人的にシャドバをプレイされているとのことで、とても強く、ロイヤルミラーで負け。

<質問>

Q:新シャドバ、先攻後攻、有利なのはどっち?

A:個人的には、後攻だと思います。エクストラPPでプレイポイントを操作できるのが強いですね。後攻のほうが先に進化権をもらえるのにも関わらず、PPのアドバンテージを取れる場合があるので、そのまま先攻が何もできなくなる展開があります。

特に後攻の動きが強いのは、ロイヤルなどの盤面を取るデッキ。あとは5コストの進化の強いフォロワーを有するクラス、たとえばビショップの《水の守護神・サレファ》などです。ウィッチは先攻が強いのですが、それでも後攻の《マナリアフレンズ・アン&グレア》は強いですね。

再び、ホビージャパン様と交流。なんと、別タイトルのカードゲームの競技プレイヤーとのことで、筆者と意気投合。こういうのも、企業対抗戦の醍醐味かも。

<質問>

Q:先攻後攻、有利なのはどっち?

A:先攻な気がします。理想的な動きができれば、後攻も強いと思ったのですが、後攻のほうが先に進化を使い始めるので、進化権の交換になったら、最終的に強い盤面になるのは、先攻なのかなと。

例えば、ウィッチミラーの場合は先攻のほうが戦いやすいかなと。あと、今作は前作に比べて「手札から打点が出ない」というのをきいて、超進化を絡めたないと打点が出ないということを考えると、先に盤面が取れて、進化権を最後に使える、先攻のほうが有利かなと思いました。

GameWatchを運営する、インプレス様とも対戦。営業担当の方とのことで、仕事の話など、いろいろと情報交換をしました。

<質問>

Q:先攻後攻、有利なのはどっち?

A:後攻だと思います。2つのエクストラPPが強いです。相手の後攻7ターン目にエクストラPPを使って《プロシードハート・オーキス》が出てくるのは本当にきついです。そのあとも普通に8PPでオーキスが連打されるので。

先攻は「先攻特有の攻め方」があると思うので、そこまで大きく有利不利があるかというとそうではないかもしれませんが、私自身は相手の展開を後から捲くっていくのが好きなので、後攻のほうが戦いやすいですね。

リアルサウンドテック様にも取材。メディア部門で2位となり、第2弾カードパックの紹介権をゲットされていました。

<質問>

Q:先攻後攻、有利なのはどっち?

A:絶対に後攻です。自分が使っているのがAFネメシスなので、後攻4ターン目に《改境の天宮・アルエット》を進化、5ターン目にも2枚目の《改境の天宮・アルエット》を進化して盤面を作って、主導権を取れます。

ロイヤルも終盤は7コスト以上のカードを出していきたいのですが、先攻7ターン目だと《レヴィオンアックスジェノ》ぐらいしか選択肢がなく、相手の必殺持ちの守護フォロワーに対して出しづらいですが、後攻であれば、エクストラPPで《煌刃の勇者・アマリア》を出して、守護を突破しつつ、盤面に多くのフォロワーを残せる選択肢が広がります。

メディア部門の優勝は4Gamer.net様。おめでとうございます!

表彰式のあとは、懇親会のスタート。

懇親会の様子、その1。

だいぶガチな料理が並んでいて、会場はとても盛り上がっていました。

懇親会の様子、その2。

総勢97名(40社)による交流会は、大盛況のまま幕を閉じました。

《小川翔太 / Ogawa Shota》

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