スクウェア・エニックスは、“HD-2D”シリーズ初のアクションRPG『冒険家エリオットの千年物語』について、コンセプト・企画を務めた浅野智也氏とプロデューサーの松下直史氏にインタビューを実施しました。
スクウェア・エニックスの新作アクションRPG

本作は、3Dグラフィックとドット絵を組み合わせた美麗な“HD-2D”技術を使ったスクウェア・エニックスの新作アクションRPGです。今まで、“HD-2D”シリーズはクラシックなRPGの『オクトパストラベラー』、タクティクスの『トライアングルストラテジー』などがありましたが、今作では初のアクションRPGとなっています。
ゲームシステムはシンプルかつスタンダードでありながら、しっかりとした手応え

冒険家の青年・エリオットと、相棒の妖精・フェイが加護の魔法が届かない外の世界を冒険。ゲームシステムはシンプルかつスタンダードでありながら、しっかりとした手応えが感じられ、フィールドにはレアアイテムや隠しダンジョンなどの探索要素が散りばめられています。バディである妖精の存在がちょっとしたアクセントになっているとしています。

主人公エリオットのデザインについて、浅野氏は、「この世界における冒険家として、“地に足がついている感じ”と“主人公らしさ”のバランスを意識してデザインしてもらいました」と述べています。キャラクターデザインは生島直樹氏が担当し、ピクセルアーティストの森本志津佳氏によるキャラドットも愛らしく仕上がっています。
HD-2Dグラフィックについて、松下氏は「プレイヤーの分身であるエリオットや、対峙する敵のドットには特に力をいれています」と説明。アクションゲームなので、武器の種類や敵のモーション含めて豊かな表現を目指したとのことです。
本作では主人公が最大7種類の武器を使用でき、近接武器だけでなく遠距離から攻撃できる弓や爆弾なども活用できます。また、バディである妖精のフェイは「ワープ」と「シッソー」の2つの能力を持ち、様々な場面で活用できるよう設計されています。
「魔石」システムも特徴的で、魔石の欠片を集めて魔石屋で生成してもらうことで入手できるアイテムです。それぞれ武器に紐づいた能力を持っており、自由に組み合わせてお気に入りの武器に効果を付与できます。
先行体験版に対するアンケート実施中

今までの浅野チームによる『BRAVELY DEFAULT(ブレイブリーデフォルト)』や『OCTOPATH TRAVELER(オクトパストラベラー)』シリーズなどのタイトルがあったからこその本作であり、開発会社は、『ブレイブリーデフォルト2』から引き続きクレイテックワークスが担当しているとしています。
開発チームは過去作品同様、先行体験版に対するアンケートを実施。プレイヤーのフィードバックを開発に活用しています。今回の先行体験版ではオンライン対応により、プレイの動向を把握する仕組みも導入されています。
松下氏は最後に「壮大な千年の世界を巡る冒険を、幅広い層の方に楽しんでもらえるよう尽力していますので、ぜひご期待ください!」とメッセージを送りました。
『冒険家エリオットの千年物語』は、PC (Steam、Microsoft Store) /PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに2026年に発売予定です。ニンテンドースイッチ2向けの先行体験版がただいま配信中です。