
Evolution Championship Series(EVO)は、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)がEVOの株式持分をNODWIN Gamingへ売却したと発表しました。ただし、2028年までグローバルスポンサーとして関与することを明らかにしており、引き続き支援する姿勢を見せています。
2021年からの運営から退く―今後はスポンサードで支援を続行
世界最大規模の格闘ゲーム大会であるEVOは、2021年にSIEがRTSとの合弁会社を通じて資産を共同で買収しており、買収以降はSIEが直接運営する体制で開催されてきました。
SIEはEVOの持分売却について、直接的な運営から離れつつも支援を続ける意向を表明。2028年までグローバルスポンサーとなり、PlayStationトーナメントや、格闘ゲームプレイヤー向けに開発中の主要製品を通じて、コミュニティへの取り組みを継続すると説明しています。
SIEがEVOの持分を売却したNODWIN Gamingは、SIEの親会社であるソニーグループから出資を受けているeスポーツ企業です。同社の共同創設者兼マネージングディレクターであるAkshat Rathee氏は、SIEが成し遂げてきた取り組みを引き継ぎ、EVOを形作ってきた人々の功績を称えるとコメントしており、伝統を尊重する意向を示しています。
また、2024年にEVOのグローバルスポンサーとなったQiddiyaは、共同オーナー兼運営会社であるRTSへの投資を発表しました。EVOのスポンサードも2027年まで延長しています。