
海外掲示板Redditにて、「Steam Deck」保有者による「ニンテンドースイッチ2」の比較を行った投稿が話題を呼んでいます。
◆ハンドヘルドゲーミングPCと「ニンテンドースイッチ2」の違いで激論!
発端となった投稿は、生涯コンソールを持たず生きてきたPCゲーマーが、「ニンテンドースイッチ2」を手に入れ比較した投稿から始まります(「Steam Deck」は正確にはコンソールではないとも言及)。
スイッチ2を「Steam Deck」と比較したうえで、長所と短所を書いたレビューを投稿しました。
投稿は短所から始まっており、その内容としては、「スイッチ2はSteam Deckとほぼ同じサイズであり、携帯性において期待の60%であった」「バッテリー容量が少ない」「液晶ディスプレイは将来のアップグレードを念頭に置いて選んだように見える」などが挙げられています。
グリップ性についても、Steam Deckのホールド感とは違い、タブレットPCのようだと感じるとのこと。そして長所としては、TVに接続した時に快適にプレイできることへの驚きや、Joy-Con 2のクオリティの高さなどが挙げられました。

また本来、携帯ゲーム機としての運用のみだと考えていたところ、それが覆ったという点や、Joy-Con 2が「Steam Deck」のスティック操作より精度があると、投稿者は述べています。スイッチ2のグラフィックは、携帯状態でもテレビ接続時でもシャープだとも評しました。
総評として投稿主は、スイッチ2に独占タイトルがあることを踏まえた上で「補完的なゲームプラットフォームとして使っていく」結論に至ったとのこと。「その点に関しては完璧に近い」と評価しています。
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スレッドでは「PC + スイッチ はゲーマーにとって理想的なコンビ」など、総評に同意する声が上がりつつも「PCとテレビを長めのケーブルで接続すれば事足りる」とした回答も。これに関しては「ワイヤーを壁に通せばいい」と、日本人にはあまりないDIY的な視点が前提なコメントではあります。
ユニークなところでは、「もしリビングにPCを置いてゲームしたら妻に殺される!」といった発言まで飛び出しました。
さらに議論は過熱し、スペック面での批評のみならず「外出先でParadoxタイトルや『バルダーズ・ゲート3』をプレイしたい」といった声も。ハンドヘルドゲーミングPCとコンソール機の違いにまで発展していきました。
さて、今回比較対象とされたのはSteam Deckとニンテンドースイッチ2ですが、ハンドヘルドゲーミングPCを“携帯ゲーム機のようなもの”とみるなら、ASUSの「ROG Ally」シリーズやMSIの「CLAW」シリーズなどもその俎上に載せられるでしょう。
もちろんスイッチ2がコンソール機であることや、そもそものターゲット層の違い、日本と国外では値段が違うなどの要素は無視できません。当たり前のことながら、その点を無視して両者を雑に比較すると「そこを比較しても前提条件が違う」となり、正確性を大きく欠いてしまいます。しかし、今回の批評のように“携帯ゲーム機のようなものとしての一個人の所感”は、ゲーマーにとって読み物として興味深いものではないでしょうか。
「ニンテンドースイッチ2」が大きな存在感を発揮し、同時にハンドヘルドゲーミングPCが加速していく今、あらためて両者の活用方法について考えてみるのも悪くはないでしょう。
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