『CS2』のコミュニティマップが突如として削除―内部データの人種差別的スラングや著作権侵害が原因の可能性

削除されたマップの制作者は、冗談のつもりで名前を付けて、そのまま変更し忘れていたと説明しています。

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『CS2』のコミュニティマップが突如として削除―内部データの人種差別的スラングや著作権侵害が原因の可能性
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「Transit」

Valveは、タクティカルシューター『Counter-Strike 2』に追加されたコミュニティマップ「Transit」を公式マッチメイキングから削除したと発表しました。本記事執筆時点では削除の理由は明らかにされていませんが、著作権の侵害、もしくは人種差別的スラングが含まれていたことが原因の可能性があると非公式集計サイトSteamDBがX(旧Twitter)で指摘しています。

新マップが突如削除―著作権侵害や差別的スラングが原因と推測される

本作では10月2日に配信されたアップデートで、新しいコミュニティマップが4種追加されました。しかし、10月4日の更新でそのうちの1つである「Transit」を突如として公式マッチメイキングから削除しています。

「Transit」の削除について、SteamDBはマップの内部データ名に人種差別的スラングが含まれていたと指摘しました。Redditでは同マップで『Stray』のネコを使ったイースターエッグが確認されていますが、オブジェクトの識別名に人種差別的な言葉が含まれていることが発見されています。

New de_transit Easter Egg
byu/TheAliasILike inGlobalOffensive

本作のマップ制作者であるAlphaOwl氏は、削除された「Transit」の開発者であるRikuda氏の発言をXで公開。Rikuda氏は差別的な言葉について、冗談のつもりで名前を付けてそのまま変更し忘れていたと説明し、「言い訳はしません。ただ、皆さんに謝りたいだけです。」とコメントしています。

また、SteamDBはマップ内の建物が海外アニメ「フィニアスとファーブ」に登場する「悪のドゥーフェンシュマーツ社」に酷似している点も指摘。ディズニー社の作品に加えて先述の『Stray』の画像も無断で使用していると見られており、リスクを回避するためにマップを削除した可能性もある模様です。


《三ツ矢》

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