「サイレントヒル」のシリーズ統括プロデューサーを務める岡本基氏は、最新作『SILENT HILL f』でノベルゲームの作家を起用して成功を収めたことに対し、「痛快な気分も正直あります」と自身のX(旧Twitter)で明かしました。
◆シリーズ統括Pが自身の見解や心情明かす
9月25日に発売された『SILENT HILL f』は、1960年代の日本を舞台におぞましく変貌していく町を探索して謎を解くサイコロジカルホラーです。
ストーリー担当には『ひぐらしのなく頃に』などで知られる竜騎士07氏を起用しており、発売から約2日で累計出荷本数が100万本を突破する破竹の勢いを見せています。
岡本基氏は、ライトノベル作家を軽んじる発言を戒めたXの投稿に言及。ゲーム業界ではノベルゲームを侮る層が一部存在しているため、『SILENT HILL f』でノベルゲーム作家を起用して成功したことに痛快な気分も正直あると、胸の内を明かしました。

また、プロジェクトの進行に第三者のチェックが有効であるかを問う投稿については、ユーザー目線で評価できる外部コンサルのフィードバックを得るのが望ましいと同氏は述べています。
現代のゲーム開発は長期化の傾向があるため、その中で開発チーム自身が客観性を失う懸念があると説明。プロデューサーやプロジェクトリーダーが自己批判および客観視できるのが理想的であると、自身の見解を語りました。