10月24日(金)から26日(日)の3日間、日本最大級のコスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2025 Powered by dwango」が開催されました。近年はコスプレイヤーの周知度が高まるだけでなく、イベントでコスプレイヤーを撮りたくてカメラを購入して参加する人も増加しています。
同イベントにおいても、SONYやCanon、Nikonなどの高級カメラやレンズを持ち込むカメラマンの姿を多く見かけました。近年はデジタルカメラが定番となっており、フィルムカメラで撮影する人は少なくなっています。コスプレイベントともあれば、ほとんど見かけることがありません。やはり、フィルム代がかからない、その場で写真を確認できる、ストロボなどとの連携がしやすい、PCに取り込んでからの写真編集がスムーズなど、メリットが多いのが理由に挙げられるでしょう。
しかし、デジタルカメラでは写りの差別化が難しくなってきているという問題もあります。どのメーカーも同じグレードであれば、クリアでシャープな写りにおいて大きな違いが発生しにくくなっています。そういった背景もあってか、近年は「フィルムライク」という言葉を聞く機会が増えました。写真の雰囲気、絵作りが全く違うものを撮りたいとなった時に、選択肢として生まれるのが「フィルムカメラ」です。
今回、「池ハロ」を取材するにあたって、インスタントカメラを使用しました。インスタントカメラといえば、「富士フイルム 写ルンです」と「KODAK」が有名で、メーカーごとの色味が異なるので好みが分かれます。

今回はイベント会場に向かう途中、立ち寄ったファミリーマートにあった「KODAK FunSaver 35mm(税込2880円で27枚撮影可能)」を使うことにしました。
現像はビックカメラに持ち込んだら、プリント無しのスマホデータ転送なら約330万画素で90分仕上がり(税込1600円)、ダウンロードでの約1900万画素データを希望する場合は税込2900円で10日間かかります。
写りの面では多くのミラーレスカメラが画素数3000~6000万画素と比べると、インスタントカメラの約330万画素は鮮明には程遠いかもしれません。しかし、そのシャープでクリアとは対極な写りこそがインスタントカメラの特長ですし、暗いところでもあえてフラッシュを炊かないことで不鮮明な写りも味わいがあります。そして、現像するまでどんな風に写っているか分からないワクワク感こそが醍醐味かもしれません。実際に撮った時のイメージと全然違って失敗もしましたが、そんな写真もいいなと思えました。

結果的にカメラ代と現像代合わせて4480円、27枚しか取れず、画素数が約330万という費用を考えると、フィルムカメラは高級な趣味な気もしますが、撮らせて頂いたコスプレイヤーさんの写真をお届けします。平成レトロなコスプレ写真を見て皆さんはどのように感じますか?



ミハラ『勝利の女神:NIKKE』(and GALLERY コラボ)/mirio(X:@levi12250602)

シンデレラ『勝利の女神:NIKKE』/ひよっこ(X:@nakukotogadekin)

レッドシューズ『勝利の女神:NIKKE』/鳥海かう(X:@kau_toriumi)

ベアトリーチェ『うみねこのなく頃に』/白冥にあ(X:@nea0530ko)

倉本千奈『学園アイドルマスター』/reo(X:@reo_cosplay)

サンドローネ『原神』/愛依(X:@MEI_REVOLVER)

血まみれのユーフェミア「コードギアス 反逆のルルーシュ」/零崎紗耶(X:@zerozakisaya)

アバン「ドラゴンクエスト ダイの大冒険 勇者アバンと獄炎の魔王」/ジュリパンちゃん(X:@xxPinkieSweetxx)

弥海砂「DEATH NOTE」/ARISA(X:@muffet1010)

マイト・ガイ「NARUTO -ナルト-」/AKIHITO(X:@AkihitoAll)

カカシ「NARUTO -ナルト-」/Sosuke(X:@s_ichinohe321)

撮影:乃木章(X:@Osefly)


