
日本時間2025年11月18日に発表された「The Game Awards 2025」(以下、「TGA2025」)ノミネート作品。その中のBest Debut Indie Game部門において、3Dサバイバー系アクションローグライト『Megabonk』がノミネートされていましたが、『Megabonk』開発者からの申し立てにより同ゲームがノミネートを辞退していたことがわかりました。
実は新人ゲーム開発者ではなかった!?『Megabonk』開発者の正直な申し出

『Megabonk』は、vedinad氏による個人製作の3Dサバイバー系アクションローグライトとして大人気を博したタイトルで、Game*Sparkでは過去に開発者インタビューも掲載しています。
ところが今回、『Megabonk』開発者のX(旧Twitter)のポストにおいてTGA2025のBest Debut Indie Game部門のノミネートを辞退することが発表されました。氏は過去に異なるスタジオ名義でゲームを作ったことがあり、『Megabonk』がゲーム制作のデビュー作ではなかったということを告白しています。
TGAの主催者であるジェフ・キーリー氏もXにて反応しており、「彼はvedinadという名義で新人ゲーム制作者として『Megabonk』を開発したが、実際には過去に実績がある個人開発者であった」「彼の正直さに感謝します。その結果『Megabonk』はノミネートから除外されます」というポストを投稿しています。
TGAをめぐっては、近年では毎年のように「ノミネート作品がカテゴリに対し適切であるか」の論争が巻き上がっており、今回の辞退はそんな中の出来事となりました。
意外な形で『Megabonk』の開発者の素性が明らかになった今回の出来事。とは言え、たとえ「TGAノミネート」の栄誉を失ったとしても、『Megabonk』が素晴らしいゲームであることに変わりはないと筆者は思っています。
『Megabonk』は、PC(Steam)にて1,200円で配信中です。



