2025年11月20日に「コックカワサキマイクロビキニ部」というワードがX上で急速に広まり、瞬く間にトレンド入りを果たしました。
このワードの意味を知る人も急展開に驚くばかりですし、知らない人から見てもパワフル過ぎるこのワード。注目を集めた理由からこのワードの意味まで、その背景や理由をまとめてお届けします。
■『カービィのエアライダー』がパワーワードと結びつく!

ワードの一部を占める「コックカワサキ」とは、『カービィ』シリーズに登場するキャラクターのひとりです。
丸っこい体形に手足があるものの、頭は胴体と一体化しており、人型というよりは両手両足を備えた卵と例えた方が近いフォルムになっています。また、身に着けた帽子やエプロンはまさしくコックさながら。名が体を表すという言葉通りです。
そんなコックカワサキも登場するレースゲーム『カービィのエアライダー』が、本日11月20日に発売。本作は、カービィの生みの親でもある桜井政博氏がディレクターを務めており、リリースされる前から注目を集めていました。そして、例のワードが今回トレンド入りしたのも、この『カービィのエアライダー』がきっかけとなります。

ただし、『カービィのエアライダー』に登場したコックカワサキと、話題沸騰の「コックカワサキマイクロビキニ部」に、直接的な結びつきはありません。
本作では、プレイヤーがマシンを自由にカスタマイズできます。さらに、出来上がったマシンを「オレマシン市場」に登録し、他のプレイヤーの販売(ただし、登録したプレイヤーにゲーム内通貨の見返りなどはなく、人気の度合いで満足感を得るというコンテンツ)することも可能です。
この「オレマシン市場」の中に、“マイクロビキを着たコックカワサキ”のようにも見えるデザインのオレマシンが販売されており、それを見たプレイヤーたちの反応がX上で飛び交った結果、トレンド入りを果たすほどの盛り上がりとなりました。

決して、本作の中に“マイクロビキを着たコックカワサキ”が直接登場するわけではありません。あくまで、模したデザインが登場し、そこから「コックカワサキマイクロビキニ部」というワードが使われただけです。

なお、“マイクロビキを着たコックカワサキ”を連想させるマシンは個人的に確認した範囲だけでも2台ありました。今後増減するかは分かりませんが、引き続き注目する人も多いことでしょう。
■実は5年前から存在していた「コックカワサキマイクロビキニ部」

本日発売された『カービィのエアライダー』のコンテンツに、“マイクロビキを着たコックカワサキ”を思わせるマシンを登録したユーザーがおり、そこから発展して「コックカワサキマイクロビキニ部」がトレンド入りしました。
しかし、「コックカワサキマイクロビキニ部」というワード自体は、今日突然出てきたものではなく、5年前の2020年に生まれたものです。
ご本人に迷惑がかからないよう、発端となった人物の情報は伏せておきますが、二次創作として「マイクロビキニを着せたコックカワサキ」を描いたイラストに多くの人が反応し、同じモチーフを題材とする者も続くほどのムーブメントとなりました。

可愛らしいコックカワサキにマイクロビキニを着せるという予想外の新たな視点。ミスマッチなギャップから生まれるこれまでになかった刺激。問答無用なビジュアルのインパクト。様々な理由から一部ユーザーの間で盛り上がりを見せ、そうした活動を指して「コックカワサキマイクロビキニ部」と呼ばれています。
ちなみに、二次創作から生まれた「コックカワサキマイクロビキニ」を題材としたカルタをBOOTHにて販売したユーザーも登場しました。これについては、『カービィ』の開発元であるハル研究所から通達があり、出品取り下げで事態が収拾されています。

2020年に生まれた刺激的なワードが、『カービィのエアライダー』の発売でまさかの再浮上。突然トレンドを席巻した「コックカワサキマイクロビキニ部」に、度肝を抜かれた人も多いことでしょう。
それを模したカスタマイズマシンの登録が、強烈なパワーワードと結びつきましたが、今回の話以外でも『カービィのエアライダー』は大いに盛り上がっています。これからも、多彩な話題が持ち上がることでしょう。



