近年、コスプレイベントをきっかけにカメラデビューする人が増えています。カメラで撮影するジャンルはたくさんありますが、アニメやゲームキャラの再現度高いコスプレは大きな魅力です。イベントで見かけるカメラメーカーは、SONYやCanon、Nikonなどのデジタルカメラが定番となっている一方で、フィルムカメラで撮影する人はほとんど見かけることがありません。撮影した写真をその場で確認でき、撮影後もPCでの編集がスムーズなデジタルカメラの利点は大きいです。フィルムカメラだと、その場で写りを確認できない、さらにフィルム代かかり、写真現像するのにもお金がかかります。
とはいえ、クリアでシャープな現代デジタルカメラは個性が似通っている面があり、フィルムライクな昔ながらの写りにエモさを感じる人がいます。また、今は生成AIの進化が目覚ましく、AIで作った写真と実際に撮った写真の見分けがどんどん難しくなっています。そういった面からも、フィルムの価値というのが改めて高まっていく可能性があります。なので、フィルムカメラでコスプレを撮影する挑戦をしてみたいと思いました。
11月1日~2日の2日間、台湾台北市の花博公園争艶館で開催された、台湾最大級の同人イベント「Petit Fancy 開拓動漫祭43(通称、台湾PF)」にて、富士フィルムのインスタントカメラ「写ルンです」を持ち込みました。前回、使用したコダックと並んでフィルムを扱う大手メーカーです。

ただ、一つ大きな問題があって、インスタントカメラのISO感度は高くありません。ISOが高ければ暗い場所での撮影も明るく撮ることができるんですが、写ルンですだとフラッシュを焚かない限り、曇り空だと薄暗く、夕方~夜は映りがとても暗くなってしまいます。フラッシュを焚くと写真の映りが、いかにも正面から光を当てた感が出ちゃうなと思って、LEDライトを当てたんですけど、それでも不十分でした。また、夜の時間帯は野外でフラッシュを焚いて撮った際も、光量が不十分な写りもありました。
使い捨てカメラでなければ、ISO感度の高いフィルムを使えるので、次回はフィルムカメラ機を持ち込むべきかもしれません。

とはいえ、デジタルカメラなら設定を失敗したというような場合でも、フィルムライクだと味わい深く、エモく感じるから不思議です。素敵なコスプレイヤーさんたちを撮影した味わい深い写真をピックアップしました。
キュレネ『崩壊:スターレイル』/玄子 Genko(Instagram:genko_cosplay、X:@Genkocosplay)【台湾】

サバ・サメコ/tomie(Instagram:_tomie_o0)【台湾】

Helene 海琳(Instagram:helene.tw)【台湾】

エリシア『崩壊3rd』/四巫日モミ(Instagram:momihi__444、X:@momihi__44)【台湾】

宝鐘マリン「ホロライブ」/草莓淡糕(Instagram:moonlight_rin)【台湾】

ラ・プルマ『アークナイツ』/牧七(Instagram:makina_cosplay)【台湾】

エイダ・ウォン『バイオハザード』/艾青iris(Instagram:irisching1229)【台湾】

ブラッキー(擬人化)『ポケットモンスター』/肉醬(Instagram:yuku_328)【台湾】

撮影:乃木章(X:@Osefly)
アシスタント:ユウセイ(X:@yu_sei_tw)
¥25,000
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)




