
KURO GAMESのオープンワールドRPG『鳴潮』にて、ある海外ユーザーが新キャラクターの公式アートをAIで再生成。それをAI判定にかけ、あたかも公式がAIを使用したかのように見せて批判する内容を投稿。これが日本コミュニティで拡散され、衝撃の声が相次いでいます。
◆AI画像をあたかも公式アートのように投稿
この海外ユーザーは、11月28日に公開された新キャラクター「モーニエ」のイラストをAI判定サイトにかけ、「89%でAIの可能性あり」と診断された画像をX(旧Twitter)に投稿。「おやおや、これはクロ(KURO GAMES)にとって良くない状況だな…」とのコメントも添えられています。
しかし、AI判定にかけられた「モーニエ」のイラストをよく見ると、公式アートとは異なる点が複数存在。髪に隠れて片目しか描かれていないのに両目が見えているほか、そもそも目の色も異なっています。

この投稿には、「引用した画像はAIによって生成された偽物であり、公式アートではありません」というコミュニティノートが付けられ、海外ユーザーから批判的な意見が多数寄せられています。
また、異なる構図の公式アート2枚を比べて「アクセサリーの細部が異なっているからAIだ」と批判する投稿も。こちらもコミュニティノートで「AIの証拠はなく、公式アートには「展示用につき、実際と異なる場合があります」との注釈があります」と指摘されています。
◆海外コミュニティでは日常茶飯事
そうした中で、この一件は日本コミュニティにも拡散。あまりも卑劣な行為に「なんだそれ怖すぎるだろ」「その人どれだけ『鳴潮』の評判を下げたいんだ」「作品を貶めるためにこんなことまでするのか…えげつない」と不快感を示す反応が多数寄せられています。
衝撃の手口ですが、どうやら海外コミュニティでは珍しくない模様。日本での拡散に気づいた海外ユーザーから「日本ではあまり目立たないかもしれませんが、中国や英語圏のコミュニティではこういった行為が激化しています」との指摘が寄せられています。
所謂「ガチャゲーコミュニティ戦争」と呼ばれているそうで、単なる批判ならまだしも、今回のような信じられないものも結構あるとのこと。
海外ユーザーたちは「日本が英語圏コミュニティで何が起きているか、今知ったようです」「グローバル側には残念ながら、本当に馬鹿馬鹿しい人々がたくさんいます」「日本コミュニティでこんな馬鹿げたことが起こるかどうかはわかりませんが、くれぐれも注意してください!」と反応。
こういった声に日本コミュニティでは「海外圏ではこういうのが当たり前になっているのか…」と再度驚きが広がっています。



