さまざまなタイトルのプラットフォーム別比較を行う海外のYouTubeチャンネル「ElAnalistaDeBits」は、12月10日に発売されたニンテンドースイッチ2版『The Elder Scrolls V: Skyrim Anniversary Edition(以下、スカイリム)』のグラフィック比較動画を投稿しました。
グラフィック品質は大幅に向上するも……“30fps制限”や入力遅延について言及

12月10日に発売されたスイッチ2版『スカイリム』では、ハードウェアの性能向上によって高解像度への対応や、グラフィック品質が上昇。さらに、ロード時間の短縮やJoy-Con 2のマウス操作など、スイッチ2ならではの機能も盛り込まれています。
今回公開された動画では『スカイリム』のスイッチ版とスイッチ2版を対象に、テクスチャや描画距離、影の表現などさまざまな観点からグラフィックの比較を行っています。
スイッチ2版『スカイリム』の大きな特長のひとつは、1440pの解像度に対応。携帯モードでも1080pでのプレイが可能です。スイッチ版では最大1080p、携帯モードでは720pであったことからも、さらなる解像度によって全体的な品質が向上しています。
比較動画では地面や屋根の藁、植物などにその違いが見られます。

さらに、地面に生い茂る植物の密度や、木々の葉の品質などもスイッチ2版では大幅に向上。動画ではElAnalistaDeBitsチャンネル自身が、「グラフィック設定を“低(スイッチ版)”から“高(スイッチ2版)”にしたと言えるでしょう」とコメントしています。


そのほか、影の品質や描画距離、ディテールなどあらゆる面での比較が行われ、スイッチ2版でのグラフィック品質の向上を体感することができます。



しかし、スイッチ2版では気になるポイントも見られます。まず挙げられるのが、スイッチ2版においても“フレームレートの上限値が30fps”であるという部分です。
スイッチ版からグラフィックは進化したものの、その影響もあってか、スイッチ2版でも上限は60fpsでなく30fpsのまま変わりません。


次に指摘されているポイントは、入力の遅延について。
ElAnalistaDeBitsチャンネルではスイッチとスイッチ2だけでなく、PS4 pro・PS5・スイッチ2での比較を行った動画も投稿されていますが、その動画のなかでは「スイッチ2版は他のバージョンと比較しても、入力遅延がかなり大きい」とコメントしています。
また最後には、スイッチ2版の『スカイリム』に対して「ベセスダは将来的に、設定を下げた60fpsのパフォーマンスモードを再検討してほしい。スイッチ2のスペックであれば十分に実現可能なはずだ」と言及しています。
スイッチ2版『スカイリム』とさまざまなプラットフォームの比較動画(スイッチ、PS4 pro、PS5)は、ElAnalistaDeBitsのチャンネルにて公開されています。





