昨今PCゲーマー界隈を不安におとしめている、メモリ不足によるGPUの価格高騰。その中でYouTubeチャンネル「Hardware Unboxed」はCES 2026でのAIB各社への調査をもとに、ASUSが「RTX 5070 Ti」および「RTX 5060 Ti 16GB」について、「生産終了(EOL)扱いになった」と述べたことを伝えました。
弊誌がNVIDIAにコメントを求めたところ、「出荷を継続する」としています。
NVIDIA「すべてのGeForce SKUの出荷を継続」

ASUSによる「RTX 5070 Ti」「RTX 5060 Ti」16GBモデルの生産終了。これが事実であれば、ミドルレンジGPUを取り巻く環境に大きな影響が懸念されます。
今回弊誌がNVIDIAへと取材を行ったところ、広報担当者から「GeForce RTX GPUへの需要は高く、メモリ供給には制約があります。当社はすべてのGeForce SKUの出荷を継続しており、メモリの供給量を最大化するべく、サプライヤー各社と緊密に連携しています」と返答を得ることができました。
NVIDIAのコメントからはGPUの出荷を継続していくことが読み取れますが、メモリ不足は事実で、それにより価格高騰が起こっているようです。
供給減×値上げのダブルパンチか
Hardware Unboxedによると、「RTX 5070 Ti 16GB」は2024年11月時点の約730ドルから現在は約830ドルまで上昇。同メディアいわく、「RTX 5060 Ti 16GB」も、400ドル前後から460ドル以上に値上がりしました。下位モデルを含め、今後は全体で約20%の価格上昇が見込まれているそうです。
こうした状況は、今後のラインナップにも影響を与える可能性もあるとのこと。CES 2026では「RTX 50 SUPER」シリーズへの期待が寄せられていましたが、実際には発表されませんでした。その理由はSUPERシリーズの目玉とされる「VRAM容量の増加」が、メモリ価格の高騰によって実現が難しくなったからだとされています。
一方、AMD Radeonについては、現時点でRDNA4世代の生産終了は確認されていないそうです。「RX 970 XT」などは価格上昇の傾向にあるものの、GDDR7ではなくGDDR6を採用しているため、供給面においてはNVIDIAより有利になる可能性があるとされています。
出荷は継続されますが、今後16GB以上のモデルが入手しにくくなる、もしくは価格のさらなる上昇により、結果的に8GBモデルを選ばざるを得ない状況が増える可能性も考えられます。テック系メディアでは、2021年発売のGPU「RTX 3060」や旧型CPU「Zen 3チップ」の復活も噂されているほどの混沌とした状況です。
¥53,457
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
¥52,028
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)






