『バイオハザード レクイエム』最終先行プレイレポ。グレースの震えがプレイヤーと共鳴し、力強いレオンのアクションがクセになる!

流血表現も凄まじい……!!

ゲーム PS5
『バイオハザード レクイエム』最終先行プレイレポ。グレースの震えがプレイヤーと共鳴し、力強いレオンのアクションがクセになる!
『バイオハザード レクイエム』最終先行プレイレポ。グレースの震えがプレイヤーと共鳴し、力強いレオンのアクションがクセになる! 全 39 枚 拡大写真

2026年2月27日(金)に発売される、シリーズ最新作『バイオハザード レクイエム』。次々と公開される新たな情報でファンの期待が高まり続けるなか、本作を一足早くプレイできる機会をいただきました。

筆者は、シリーズでも特に『バイオハザード RE:2』や『RE:4』など、レオンの登場作品が大好きなプレイヤーです。そして、本作が「レオンとグレースのダブル主人公である」というとんでもない隠し玉が披露された際、脳内に稲妻が走ったファンのひとりでもあります。

そんな筆者ですが、『バイオハザード 4』以降のナンバリング作品は遊んでいるものの、『アウトブレイク』などの外伝的作品はあまりプレイしたことがありません。つまり、「シリーズにそこまで詳しくない」という点では、本作の新主人公、グレース・アッシュクロフトに近い立場でもあります。

そこで今回は、「ファンも納得できるレオンになっているのか?」「シリーズ初心者でも入り込みやすい内容だろうか?」といった観点から、本作の魅力を先行プレイレポートとしてお届けします。

また、本稿で紹介するのはゲーム序盤までの内容であり、ストーリーのネタバレなどは含まれていませんが、「事前情報は一切入れずに楽しみたい!」という方はご注意ください。プレイレポの執筆にあたっては、カプコンよりPS5版製品コードの提供を受けています。



変死体が見つかった「レンウッドホテル」へ

本作の主人公であるグレース・アッシュクロフトはFBI分析官で、とある連続変死事件を担当しているようです。

レンウッドという場所にある廃ホテルで、事件と共通した特徴を持つ変死体が見つかったことから、グレースが現地の検証へ向かうことに。指令の際に上司であるネイサンの口から語られたのは、そこが「8年前にグレースの母親が殺されたホテルである」という衝撃の過去でした。

グレースはシリーズの主人公としては珍しく、かなり臆病な性格をしています。元々の性格なのか、母親が殺されてしまった心的外傷が影響しているのかは分かりませんが、自分がこれから操作するとなると若干頼りない印象を受けます。

見た目は強そう

変死体が見つかったレンウッドホテルは、所々が火で焼け落ちており、過去に大きなトラブルがあったことが容易に想像できます。当然、真っ暗で視界が悪く、「陰から何か飛び出してきやしないか」と肝を冷やしながら、ゆっくりと歩みを進めていく筆者とグレース。グレースの震える呼吸が、プレイヤーの神経にも伝播してくるような感覚がありました。

グレースは小さな物音にも「ヒッ!」と叫ぶなど、非常に良い反応をするため、芯から小心者である筆者も一緒に「ダァッ!」とか「ウッ!」とか色々叫んでしまいました。ビビりな友達とお化け屋敷を進んでいるような感覚です。

そしてホテル内では、グレースを待ち受ける「謎の男」の姿が。

目的や正体は一切不明ですが、このホテルにグレースをおびき寄せたのは男の思惑通りだったようです。グレースの抵抗もむなしく、男の手によって気絶させられてしまいました。

なぜこのホテルにグレースをおびき寄せる必要があったのか・・・

本作を楽しみにしているファンのためにも、そして私と同じ目に遭ってもらうためにも詳細は控えますが、ホテル内では次々と衝撃的な出来事が起こります。グレースの人となりが伝わりつつ、「これぞ『バイオハザード』」な体験が待ち受けており、冒頭のホテルパートでがっしりと心を掴まれてしまいました。

「エルブリッジ」にて連続変死事件を追う捜査官

グレースでのホテルパートが終わると、舞台は数刻前の「エルブリッジ」へ。

何やら雰囲気のある「捜査官」が登場しました。グレースと同様の連続変死事件を追っている立場のようです。彼の名は、「レオン・スコット・ケネディ」。『バイオハザード』シリーズで何度も主人公を務めてきた青年が、いと美しき中年男性としてカムバックを果たしました。

憂いを帯びたいい男

いやぁ本当に嬉しいですね。公式サイトの画像を見るよりも、実際に動いている姿を見る方が何倍も色気があります。顔のシワは増え、声も少ししゃがれているものの、獲物を射抜くような眼光には一切の陰りがありません。

「オペレーター」の情報によると、連続変死事件の容疑者は「ヴィクター・ギデオン」とのこと。グレースをホテルから連れ去った、「謎の男」と容貌が完全に一致しています。

レオンが気絶したグレースを抱えるギデオンの姿を捉え、車を降りてゆっくりと後を追います。するとギデオンが市民に向かって次々に何かを発射。撃たれた市民は様子がおかしくなり、他の人間を襲いはじめました。どうやら、一瞬にしてゾンビ化させられてしまったようです。

さて、ここからがレオンパート。陰鬱で閉所的だったグレースパートから一転して、パニックになった大通りを舞台に、派手なアクションを繰り広げます。レオンパートは『RE:4』ベースのアクションスタイルを採用しており、頭部や脚部を撃ってよろめいた敵への体術や、トマホーク(手斧)による斬撃およびパリィを使用できます。

ゾンビの頭を撃ってダッシュで駆け寄り「体術」を出すと、年齢で衰えるどころかさらにキレを増した足技を披露してくれます。「撃って蹴り飛ばして」のリズムはまさに「RE:4』そのもの。

先ほどまでグレース編で怖い思いをさせられた分、開放感を伴う爽快感で脳がしびれるような感覚を得られました。射撃時のフィードバックも『RE:4』に近い仕上がりで、手元に反動がしっかりと感じられます。

筆者は『RE:4』で銃を撃つ感覚が好きすぎるあまり「最新作で劣化していたらどうしよう」などと不安を覚えていたのですが、本作のレオンを操作した瞬間に安堵感が胸いっぱいに広がりました。私が求めていたのは「コレ」です。

油断しているとゾンビがどんどん迫ってきたため、試しに大型リボルバー「レクイエム」を使ってみることに。爆発を思わせる発砲音とともに敵が吹き飛ぶ様子が非常に爽快でした。直撃した箇所によっては、しっかりと頭部や手足が欠損するようです。破損した箇所は黒塗りになっているものの、たとえばハンドガンを当てた頭部の一部分に穴が空いたり、蹴りで顔の一部が削げ落ちたりといったゴア描写が確認できました。

さて、銃撃と体術でゾンビに対抗していると、横から消防士ゾンビが鉄パイプを持って近寄ってきました。敵の攻撃が当たる直前にL1ボタンを押すと、トマホークでパリィ(弾き返し)できます。ジャストタイミングだとカウンターの蹴りが入り、体勢を崩した敵の頭部をトマホークの荒々しい一撃で叩き割ります。頭部が爆散するように欠損し、コントローラーの波打つような振動も相まって手触りが心地よいです。

トマホークには、R2のみを押す通常攻撃と、L1で構えてR2を押す強攻撃の2種類があります。操作感覚としては、『RE:4』のナイフにおける突きと払いのようなイメージですね。銃撃と接近戦を上手く使い分けると、レオンがさまざまな動きでプレイヤーを魅了してくれます。

射撃時のフィードバック、体術の美しさ、トマホークのパリィ。あらゆるアクションのレスポンスが良く、効果音も派手で爽快な味付けになっており、過去作のレオンアクションが好きな方も「これこれ!」とすぐに納得できるのではないでしょうか。

次々に襲いかかるゾンビたちを倒して大通りを抜けたものの、ギデオンの姿を見失ってしまうレオン。オペレーターに共有された情報から、ギデオンが所有している「ローデスヒル療養所」へ向かうことに。そして手袋を外したレオンの手には、連続変死事件の被害者と同じ黒いアザが・・・。

レオンは一体どうなってしまうんだ・・・

ストーリーにぐいぐいと引き込まれつつ、想像以上にテンポよく主人公パートが代わるため、やめどきを見失うサイクルを生み出しています。

両者の運命が交錯する「ローデスヒル療養所」

ローデスヒル療養所では、ギデオンに連れ去られてしまったグレースが脱出を試みるパートとなります。

逆さになったグレースの髪の表現が凄い

閉じられている柵を上げるため電源のヒューズを探していると、巨躯の女性クリーチャーが出現しました。通路を丸ごと塞ぐ巨体の圧力と不気味な唸り声、グロテスクな容貌がプレイヤーの恐怖を煽ります。

グレースに対抗できる手段はなく、逃げるしかない

このクリーチャーは天井の穴を伝って移動するため、どこから現れるか予想がつきません。フィールドにおける光と闇の表現も素晴らしく、一寸先が見えない恐怖が、先へ進むことを躊躇させます。

また、TPS視点でプレイしていると、クリーチャーから逃げる際にグレースが何度もつまずくため「もう何してんの立って早く!!」と心で叫びながらプレイしていました。グレースのリアクションがいちいち素晴らしく、コントローラーを無意識に強く握ってしまいます。

クリーチャーの襲撃をかわしつつ、入手したヒューズを使って扉を開けると、再度レオンパートに切り替わりました。

ギデオンを追うレオンもローデスヒル療養所へ

連続変死事件の容疑者である「ヴィクター」を追って、レオンもまた、グレースが捕らわれているローデスヒル療養所へ。院内では、ゾンビ化してしまった医師や看護師とのバトルが繰り広げられます。

トレーラーでも紹介されていた、チェーンソーを振り回す医師ゾンビとの初手合わせの瞬間がやってきました。敵に囲まれながら対応する瞬間は、グレース編とは違った緊張感があります。苦戦しながらも何とか撃ち倒すと、地面に落ちているチェーンソーを拾うことができます。そう、過去作でチェーンソーに苦戦させられたプレイヤーが、雪辱を果たす時が来たのです!

集団のゾンビにチェーンソーを振り回すのはまさに爽快の一言!胴体にチェーンソーを突き刺して蹴り飛ばすなど、レオンのユニークなアクションも堪能できます。

また、今回のレオンは体術も容赦ありません。たとえば、壁の近くなどで体術を行うと、頭を角に叩きつけたり、足で踏み潰したりと、環境を利用した華麗かつ残忍なバトルを楽しめます。

某東城会四代目の如く

頭部を破壊すると、真っ白な壁一面に大量の血飛沫が。ゾンビの集団を仕留めた後に部屋を見回すと、なんだかスプラッター映画のような様相を呈していました。過去作を振り返ってみても、ここまで流血表現が凄まじい作品はなかったように思います。

また、体力が低下したゾンビに近づいて射撃すると、至近距離から頭部を撃ち抜く新たなフィニッシュムーブが確認できました。全ての動作に無駄がなく、レオンが数十年に渡り磨き上げてきた戦闘技術が表現されているように感じます。要するに、「本作のレオンも死ぬほどカッコいい」ということですね。

医療関係者とのバトルを終えて療養所を進むと、巨大なクリーチャーから逃げてきたグレースと出会い、お互いの場所が入れ替わる形でパート交代となります。

グレース編は『RE:2』に近いプレイフィールが楽しめる

謎の巨大クリーチャーから逃げ延び、レオンと出会ったグレース。

レオンとの別れ際に手渡された巨大なリボルバー「レクイエム」には、たった1発の弾丸のみが装填されています。間違いなく、使い道を慎重に判断する必要があるでしょう。ここからは、ローデスヒル療養所から脱出する仕掛けを解くために院内を駆け回るパートとなります。

手渡された際の「重さ」の表現が細かい

院内を探索していると、ガラス張りの牢屋のような場所に閉じ込められている少女の姿が。彼女の名前は「エミリー」で、白内障によって視力を失っているようです。グレースはエミリーと共に脱出するためにも、勇気を振り絞って療養所を探索しなければなりません。

グレースパートにおける、弾薬などのリソースを管理しながら、徘徊するゾンビを倒すか避けるかを選択させられるプレイフィールはまさに『バイオハザード RE:2』を彷彿とさせます。そして本作では、グレースが途中で手に入れる「採血キット」を使った、新たなクラフト要素を採用。倒したゾンビなどの「血溜まり」から採取した血液を使って、背後からゾンビを一撃死させる「破血アンプル」や、ハンドガンの弾などを作成することができます。

さらに充実したクラフト要素。分析官の腕が光る

破血アンプルをゾンビの背後から注入すると、ぼこぼこと頭が大きく膨れ上がり、全身が爆散して跡形もなくなります。

グレース「すごい効き目・・・」

カツカツになりやすいハンドガンの弾を作成するのか、脅威となる敵を確実に排除できる破血アンプルを作成するのか。現在の状況や、今後の戦闘を想定しながらアイテムを取捨選択する緊張感がたまりません。グレースが少しばかりの戦闘力を有したことで、緊張感のあるバトルと探索がさらに楽しくなってきました。

グレースパートの戦闘は、弾薬を無駄にしないためにもレティクル(照準)を絞って確実に当てる必要があります。レティクルを絞るにはその場に立ち止まらなければなりません。『RE:2』の感覚に近く、「動かない方が有利だけど迫ってくるゾンビから距離を取りたい」という気持ちのせめぎ合いが、バトルに緊張感を与えます。バカスカ撃ちまくれるレオン編と違い、数発の撃ち損じがリソース管理に影響するため、両者で全く違うバトルが楽しめました。

ゆっくり近づくゾンビが怖い

そして本作は驚くことに、ゾンビが人間のように言葉を話します。どうやら、感染したばかりのゾンビは、人間時代の習性に則った行動をするようです。

例えば、メイドの女性ゾンビは、常にどこかを綺麗にしようとしています。腕が血だらけなので、彼女が「掃除」した場所はことごとく凄惨な状態なのですが……。つまり、ゾンビの行動をしっかり読み取ることで、安全に対処できる場合があるということです。

「掃除」の跡が何とも物悲しい

ゾンビが呂律と思考の回らない唸り声で「そう…じ シなきャ」みたいなことを話している姿からは、不気味さと変なおかしみの入り混じる、感じたことのないタイプの怖さがありました。人間時代の背景が見えてしまうだけに、余計に哀れみを覚えてしまいます。過去作にあまりない方向性のゾンビたちですので、シリーズに慣れている方にとっても新鮮な体験になることは間違いないでしょう。

ここまでテンポよく主人公のパートが切り替わってきましたが、ここからグレースパートがかなりのボリューム感になります。イメージとしては『RE:2』の警察署パートのような感覚です。この時点で「キャラクターのステージ構成が見事だな」と思いました。冒頭でグレースに感情移入させて、レオン編で気分が高揚し、かと思いきやグレース編で怖い体験をして、と緩急のリズム感が素晴らしいです。食べ放題のバイキングで、しょっぱいものと甘いものを交互に延々と食べてしまうような、やめ時のないプレイ感覚でした。

睡眠不足は必至、楽しさに覚悟してプレイすべし!

グレースパートでは新主人公の視点で彼女にしっかりと感情移入できる作りになっており、シリーズ初心者の方でも問題なく物語に没入できるでしょう。レオンは年齢を感じさせるものの、そこが新たな魅力として作用しています。どんな状況にも怯まずにジョークを飛ばす皮肉屋な一面には、安定感すらありました。おどおどして臆病なグレースと、常に堂々としているレオンの対比は、プレイフィールに大きな影響を与えています。

当然ですが、本稿で紹介した要素は、本作が持つ魅力のほんの一部にすぎません。

筆者はもう少し先までプレイしましたが、驚愕のストーリーと衝撃的なプレイ体験が待ち受けています。基本的に筆者は黙々とゲームをプレイするタイプなのですが、何度も「ええっ!?」「そんなのあり!?」と、歓喜や驚きの声を上げまくりました。大人になって睡眠を大事にするようになったのに、本作のおかげで何日も寝不足になったほどです。

本作がいったいどのような『バイオハザード』に仕上がっているのか、ぜひご自身の目で確かめてみてください!

『バイオハザード レクイエム』は、PC(Steam/Epic Gamesストア)/PS5/Xbox Series X|S/ニンテンドースイッチ2向けに2026年2月27日発売予定です。


《とよしま》

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