米国ナショナルビデオゲーム博物館は2026年3月5日、かつて計画されていた幻のSFC拡張機器「Nintendo PlayStation」の最古のプロトタイプ「MSF-1」を入手したと発表しました。
最古の「PlayStation」発見。角ばっておりいかにも「プロトタイプ」といった様相

「Nintendo PlayStation」はかつてSFCの周辺機器として任天堂とソニーが協力して制作していたCD-ROMドライブです。諸事情からこの周辺機器の開発は取りやめられたものの、その後ソニー側がソニー・コンピュータエンタテインメント(現ソニー・インタラクティブエンターテインメント)を設立、SFC向けCD-ROMドライブオプションは独立したゲームハード「プレイステーション」として生まれ変わり、ゲームの歴史に新たなページを刻むこととなったのは読者の皆様もご存じの通りです。
今までにSFC周辺機器としての「Nintendo PlayStation」はいくつか現存が確認されており、海外メディアNintendoLifeでは2015年に実際に周辺機器が見つかったことが報じられているほか、2019年にはインターネットオークションに出品されていたことを記事にしています。
また、海外メディアViceの2025年の記事によると「プレイステーション」の生みの親として知られる久夛良木健氏も「Nintendo PlayStation」の試作品を所持していたことが報じられています。
しかし、今回発見された「MSF-1」は、今までに報じられた「Nintendo PlayStation」とは全く異なる外観をしています。今までに発見された「Nintendo PlayStation」は試作品とはいえ、後の「プレイステーション」に繋がるようなソニーらしいスタイリッシュさを感じる外見であったのに対し、「MSF-1」は端子やスイッチ、LED表示などがむき出し、ケースにも一切の装飾がなくいかにも"プロトタイプ"を感じる無骨な外見です。しかしSFCへの接続口や、CD-ROMドライブ、さらにSFCソフトを挿すスロットなどはきちんと用意されており、この点は「SFCの周辺機器である」ことを強く感じさせます。
今回の「MSF-1」がはたして一般に公開される日が来るのかどうかはわかりませんが、貴重なゲームの歴史史料がまた1つ発見されたことは間違いないでしょう。




