◆ZETAだからこその「就職のエコシステム」を
――想定している生徒さんは、やはりプロやストリーマー志望が中心になるのでしょうか。セカンドキャリアとして入学するような層も意識されていますか?
千葉:イメージ的には、一旦はストリーマーやプロゲーマーとしてチャレンジしたいんだ、という子が最初は多いのかなと思っています。
夢や目標を持つのは素晴らしいことだし、チャレンジしてほしい。ただ、その子がもし夢破れた時や道が変わった時に、それでもしっかりした教育や実践的な知識・経験があることで、大好きなeスポーツ業界でしっかりセカンドキャリアの一歩が踏み出せる。そういうルートを、このスクールで作りたいと思っています。
しっかりした人間性や、基礎的な社会人能力ができていれば、どの方向であっても応用が効くはずです。

――裏方仕事の魅力を伝えるのは難しい部分もありそうですね。
千葉:以前はそうでしたが、最近はかなり変わってきた印象です。
――え、そうなんですか?
千葉:はい。最近はイベントの主催者自身や出演者が、その裏話を「雑談配信」などでする機会が増えていますよね。ファンの方はその裏側を知ることで「実際に作っている人がいるんだ」「制作チームはこういう思いで作っているんだ」と肌感覚でわかる。そういう発信に触れて「自分も関わりたい」と思う方が増えています。
結果として、今の僕らの採用でも「イベント制作をしたい」という志望者がすごく多いんです。志望動機を聞くと、「k4senさんの配信で『The k4sen』の裏話を聞いて自分もやってみたいと思いました」というきっかけが非常に多くあります。これはチームマネージャーについても同じですね。チームで発信しているVLOGや選手のSNSなどを通じて裏方の存在を知るきっかけが増えている。発信者と近くにいること自体が一つ重要かもしれません。
――卒業後のキャリア、ZETA以外への就職先についてはどう斡旋していくのでしょうか?
千葉:出口の部分はバンタンさんが最もプロですので、色んな相談の中で生徒たちを導いていくことになります。
ただ、僕らとしてもeスポーツ業界の企業とのネットワークは非常に強いので、そこの掛け算ですね。バンタンさんの導く力と、僕らが持っている繋がりを掛け算して、本人がやりたい領域とのマッチングを一緒に行っていきたいと思っています。

――ZETAの「現場」を経験した人材となれば、企業側の期待も大きいでしょうね。
千葉:インターンシップに関しても積極的に実施する方向で考えています。これまではなかなか受けていなかったのですが、このスクールを機に、どんどん現場を経験させてあげたい。
僕らが直接教え、よく知っている仲間を業界に紹介できることは、採用側にとっても、生徒にとっても大きなアドバンテージになるはずです。何なら、CyberEさん(大会ブランドのRAGEを運営)やGLOEさん(eスポーツ関連事業を展開)からも、日々「いいやつがいたら紹介してくれ」と言われています。
――これから入学を考えている生徒に向けて、前準備としてやっておくべきことはありますか?
千葉:前準備は、そんなにいらないかもしれないです。未経験からでも業界で働くためのスキルが身に付くようなカリキュラムを準備するつもりです。
何より大事なのは、とにかく「好き」であること。その熱量さえあれば十分だと思います。現場で皆さんに会えるのを楽しみにしています。




