『ドットアビス』は“仕事で疲れた社会人に優しい”2Dドット絵RPG! こだわりのビジュアル表現の裏話や、驚異の事前登録数の背景を、長谷川雄大氏が明かす【発表会レポ】

ドットアビス イベントレポ

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『ドットアビス』は“仕事で疲れた社会人に優しい”2Dドット絵RPG! こだわりのビジュアル表現の裏話や、驚異の事前登録数の背景を、長谷川雄大氏が明かす【発表会レポ】
『ドットアビス』は“仕事で疲れた社会人に優しい”2Dドット絵RPG! こだわりのビジュアル表現の裏話や、驚異の事前登録数の背景を、長谷川雄大氏が明かす【発表会レポ】 全 13 枚 拡大写真

DMM GAMESが放つ新作『ドットアビス』は、ドット絵で描かれたキャラクターたちが所狭しと戦う2Dバトルと、彼女たちを育成・強化するゲームシステムを融合させた、基本プレイ無料(アイテム課金制)のRPGです。

正式サービスは6月11日を予定しており、可憐な美少女たちを指揮して戦う日々の幕開けが目前へと迫りました。この開幕に先駆け、『ドットアビス』の特徴や今後について明かしたメディア向け発表会が開催されました。

この発表会には、『ドットアビス』を手がけたStudio KUMASANの代表を務める長谷川雄大氏が登壇。本作の開発を陣頭指揮した経験に基づき、開発秘話や裏話などを交えながら『ドットアビス』の魅力を雄弁に語ります。

また、『ドットアビス』の開発は、従来のレーベルである「クリエイティブチーム くまさん」ではなく、新たなレーベル「くまさんブラック」による第一弾タイトルになるとのこと。その理由についても、赤裸々に語ってくれました。

■“安心して好きになれる作品”の次に目指したもの

まず長谷川氏は、『ドットアビス』への関わりについて説明。自身はクリエイティブディレクターやプロデューサーとして携わっただけに留まらず、企画や原案、キャラクター設定にシナリオの大枠など、プロジェクトの広い範囲を手がけたと明かします。

これだけの広範囲に関わった理由は、『ドットアビス』に向けた長谷川氏の強い熱意にありました。これまで長谷川氏は、『フラワーナイトガール』をはじめ、『ティンクルスターナイツ』や『ガールズクリエイション -少女藝術綺譚-』など、数々の作品を生み出しています。

世に出た作品は「クリエイティブチーム くまさん」によって作られており、いずれも明るく王道的なものでした。長谷川氏曰く「安心してキャラクターを好きになっていただける作品づくり」を目指したもので、結果としてユーザーからも確かな評価を得ています。

こうした路線は今後も大切にしたいと語りつつ、くまさんにかかわらず王道が作りやすいところがある為DMM GAMESプラットフォーム全体としても偏りが出てしまう懸念もあったとのこと。折よく「少し尖った作品に挑戦してほしい」というオーダーがEXNOA代表からあり、長谷川氏自身も元々は“ブラック寄り”の趣向とアイディアがあったため、この機会に新たな挑戦を決意。その現れとして立ち上がったのが、新レーベル「くまさんブラック」でした。

ただし、長谷川氏は「“くまさんブラック”は過激な作品を作るためだけのレーベルではない」と強調します。単なる刺激の強さを求めるのではなく、「少しけれん味のある」「王道路線の“クリエイティブチーム くまさん”ではできないもの」を目指すのが、「くまさんブラック」であり、その第一弾が『ドットアビス』となります。

■管理職も現場で奮闘した『ドットアビス』のドット絵制作

『ドットアビス』については、メディア向け発表会に先立ち、実際にプレイする機会もいただきました。詳細については、別記事のプレイレポートで触れさせていただきましたが、突如開いた危険な「大穴」を舞台に、最大10人編成のドット絵のキャラクターが入り乱れ、様々な敵と戦うハック&スラッシュRPGです。

立ち絵や一部シーンは美麗なイラストやアニメーションで表現されていますが、戦闘を中心に多くの場面でドット絵のキャラクターが活躍します。このドット絵表現について強くこだわったと、長谷川氏が語りました。

ドット絵のゲームも楽しんだ経験から、こうした表現の作品を手がけてみたいとの思いがあり、『ドットアビス』で取り組んだところ、「正直なめていたなって部分がありました」と、予想外の苦労について述べます。

かつて第一線でドット絵制作を担っていたクリエイターの多くは、今では現場を離れ、管理職に就いている世代です。ゲーム表現の主流がドット絵から3Dに移ったため、現代の現場にドット絵のノウハウはほとんど受け継がれておらず、表現としては親しみやすいものの制作は容易ではないという状況に陥っています。

『ドットアビス』の開発現場でも同様の課題に直面し、結果として部長クラスのベテランスタッフまで現場に加わる総力戦の体制で制作が進められたとのことです。その成果の一端は、公開済みの「ゲーム紹介PV」などで確認できます。

■キャラクター表現を広げる新たな試みにも注力

こだわりのドット絵やハクスラ要素などと並び、『ドットアビス』が誇る特徴のひとつに、「娼館」というシステムがあります。これはR-18版限定の施設で、全年齢版では「酒場」がその代わりとなりますが、一部表現が異なっています。

「娼館」では、仲間たちを働かせることができます。詳細については、(成人プレイヤーが)実際に遊んだ時、その楽しみを損なわないよう伏せておきますが、Live2Dで作られたインタラクティブなアニメーションが「娼館」に用意されています。

このアニメーションにも力を注いでおり、本作を制作にあたり専用のアニメーションチームを立ち上げたと説明。表情や動きの細部までこだわるため、専門チームによる制作体制を構築し、最高のクオリティを目指すため現在も人員増強を進めていると明かしました。

なお、専用のアニメーションチームについて補足し、『ドットアビス』だけに限らず直近はアビスに総力をあてるため難しいものの、先々未来のKUMASAN内製製作タイトルにも活用したいためアニメーションチームを強化しているといった旨を述べています。『ドットアビス』をきっかけに、「くまさん」が描くゲーム表現が、さらに幅広くなりそうです。

■開発陣の予想も超えたユーザーからの関心度、事前登録は70万人に

様々な裏話が明かされた『ドットアビス』は、正式サービスに向け、2026年4月14日に事前登録を開始したところ、わずか5日後の4月19日に登録者数が20万人を突破しました。

そして、メディア向け発表会向けに用意した資料では、5月29日時点で50万人超えと表記。しかも、長谷川氏曰く「(資料の数字よりもさらに増えて)今現在の段階で55万人くらいです」と、本作への注目度の高さを明確な数字で示します。(※その後、70万人を突破)

長谷川氏は具体的な数字こそ明かさなかったものの、『ドットアビス』で設定していた目標は「タイトル属性も踏まえ、かなり高い水準」だったと述べ、その目標を一瞬で突破するような状況であると補足。本作に向けられた関心の高さは、メディア側にとっても予想を超えており、これだけ注目を集めたポイントについての質問が飛び出します。

この反響の理由について問われた長谷川氏は、「ユーザーさんの今までとは違った趣向タイトルを遊んでみたいという気持ちに刺さったのでは?と考えている」と答え、キャラクターデザインとアートディレクターに無理を言って作った娼館衣装、そしてそこから繋がる本作の魅力であるアニメーションのレベルの高さが目を引いた部分が評価されたとの見解を述べました。

また、もうひとつの魅力であるドット絵のキャラクターたちが活躍する戦闘システムの設計思想について質問が及ぶと、忙しい社会人でも無理なく遊べるようなゲームバランスを意識したと長谷川氏は答えます。

長谷川氏が入社した約10年前の時点で、主なプレイヤー層は30代から40代だったと明かし、「今はさらに年齢層が広がっている」とのこと。そうした現状から、「仕事で疲れて帰宅した後でも気軽に遊べる一方で、長く楽しめる奥深さも備えたゲームを目指しました」と述べ、回答を締めくくりました。

尖ったコンセプトにこだわりのドット絵、力を注いだアニメーション、プレイヤー層を意識したゲームシステムと、明確なコンセプトのもとに作られた『ドットアビス』。こうした開発陣のこだわりや挑戦が、多くのユーザーの関心を集め、55万人という事前登録者数につながったのかもしれません。

「『ドットアビス』は、すべてのリスクを踏まえた上で、フルスイングで作り切るつもりで開発しました。ぜひリリースを楽しみにしていただければと思います」と語った長谷川氏の最後の挨拶に、『ドットアビス』への自信と意欲が込められており、新たな挑戦への気概を感じさせる発表会となりました。

ちなみに長谷川氏は、初期キャラクターの中だと「ベリサ」と「マリナ」がお気に入りとのこと。どんなキャラクターなのか気になる人は、実際にプレイして確認してください。

■正式サービス開始に向けた最新情報

今回の発表会では、『ドットアビス』の魅力や開発裏話だけでなく、正式サービス以降の展開も一部明かされました。まず、6月11日の正式サービスの開始と同時に、「ヴィーラ」と「ウェンディ」のWピックアップガチャが開催されます。

また同日には、様々なミッションやキャンペーンを実施するとのこと。内容については、後日の公開をお待ちください。

さらにリリース後には、プレストーリーイベント「オートマタと魔術士姉妹のサプライズ」が開幕します。さっそく始まるイベントに向け、6月11日からキャラクターの育成に励んでおきましょう。

(C)2026 EXNOA LLC/©2026 Studio KUMASAN Inc.

『ドットアビス』事前登録サイト
https://dotabyss.dmmgames-official.com/

『ドットアビス』公式X
https://x.com/dot_abyss_pr


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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《臥待 弦》

楽する為に努力する雑食系ライター 臥待 弦

世間のブームとズレた時間差でファミコンにハマり、主だった家庭用ゲーム機を遊び続けてきたフリーライター。ゲームブックやTRPGなどの沼にもどっぷり浸かった。ゲームのシナリオや漫画原作などの文字書き仕事を経て、今はゲーム記事の執筆に邁進中。「隠れた名作を、隠れていない名作に」が、ゲームライターとしての目標。隙あらば、あまり知られていない作品にスポットを当てたがる。仕事は幅広く募集中。

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