
「TGS2026」の特別会場にて、TiMi Studio GroupがCAPCOMからライセンスを受けて開発するモバイル向け新作『モンスターハンターアウトランダーズ』を体験してきました。
今回プレイできたのは、本作オリジナルの古龍「ルガ・エアルダ」との対峙です。看板を張る古龍との狩猟を、じっくり触らせていただきました。
※ゲーム画面は、すべて開発中のものです。
◆4人パーティで古龍に挑む


試遊ではあらかじめ決められた冒険者を選び、そこに3人のNPCが加わる形の4人パーティで出撃しました。本作は最大4人でのマルチプレイに対応していますが、今回はNPCが同行してくれる構成です。
なお本作の冒険者には3種類のタイプが存在します。極撃タイプはいわゆる火力型。コンボをつなぎモンスターにダメージを与える役です。巧作タイプはいわゆるデバフ役。モンスターを罠にかけて動きを封じたり、搦手に強いタイプです。そして支援タイプはバフ役。味方を回復したり能力を向上させ、狩猟を安定させます。NPCはそれぞれ武器種やタイプは固定ですが、主人公冒険者は武器種もタイプも自由自在に変更できます。
そんな中、今回筆者が手に取ったのは太刀の支援タイプと大剣の巧作タイプ。同じ古龍に対して、異なる得意武器とタイプを持つ冒険者で2度挑戦する形になりました。
◆2つのプレイスタイル――「スターティングモード」と「ハンティングモード」

本作を語るうえで外せないのが、2種類のプレイスタイルが用意されているという点です。
■スターティングモード
こちらは攻撃・必殺・回避の3ボタンで基本的に遊べるモード。
攻撃ボタンを連打すれば、その場の状況に応じた攻撃を自動で繰り出してくれます。コンボも自動で繋がるため、「どのボタンをどの順で押すか」を覚えていなくても、気持ちのいい斬撃が続いていく。スマートフォンで遊ぶうえでの間口を、思い切り広げた設計です。
必殺は条件を満たすと押せるようになり、大技を叩き込んで大ダメージを与えられます。
そして侮れないのが回避。基本は前転回避なのですが、敵の攻撃直前に押すと、武器に応じた防御動作へと変化します。太刀なら受け流し、大剣ならジャストガード。攻撃を無効化したうえで、そのままカウンターへ繋げることが可能です。
つまり3ボタンとはいえ、押すタイミングを見極められるかどうかで、狩猟の質がまるで変わってくるわけです。「簡単に遊べる」と「奥が浅い」は別物なのだと、分かりやすく示してくれる作りでした。
■ハンティングモード
一方のハンティングモードは、スマートフォン向けでありながらプレイヤーが可能な限り自由自在に動けるようにしたモード。
通常攻撃やスキルのボタンが複数用意されており、それらを自分で組み立てて押していくことで、自由にコンボや攻撃を決められます。何を、どの順で、どのタイミングで出すか。その全てが自分の判断に委ねられる、やり込み派のためのモードです。
自動でいい感じに繋がってくれるスターティングモードから、自分の手で組み立てるハンティングモードへ。上達の階段がモードとして明示されているのは、親切な設計だと感じました。
■「奥義」で戦況をひっくり返す
どちらのモードでも共通して使えるのが、ゲージを溜めることで発動する奥義です。
オトモの必殺技である「オトモ奥義」と、冒険者ごとに設定された超必殺技「冒険者奥義」の2種類があり、いずれもモンスターに対する切り札になります。追い込まれた場面でも、ここぞという場面でも、ゲージが溜まっているかどうかが戦況を左右する。この管理も含めて狩猟の一部です。
◆ルガ・エアルダの狩猟――単純な力押し故誤魔化しはできない


さて、肝心のルガ・エアルダです。
光素の鎧を纏いながら翼を叩きつけてくるのが基本の攻め手で、これがまず厄介でした。というのも、叩きつけ攻撃の大半に震動が発生するのです。まともに食らうと動きを止められ、そこへ追撃が飛んでくる。感触としては、耐震スキルはほぼ必須級と言っていいでしょう。
尻尾の振り回しも要注意。範囲が広いうえに発生も早めで、「後ろに回り込んで安全に殴ろう」という発想が通用しません。実際、後方から攻撃していたつもりが何度も巻き込まれました。
そして最も対処に困ったのが、翼に光素の鎧を纏いながら突進してくるタックル。これが移動速度も追尾性能も非常に高いのです。武器を仕舞って逃げようとしても追いつかれる。おそらくは正面からジャスト回避やガードで受け流すことを前提に設計された攻撃なのでしょう。前述のスターティングモードで言えば、まさに「回避」ボタンの真価が問われる場面です。
さらに怒り状態になると、尻尾に光素の鎧を集中させて一撃必殺の攻撃を繰り出してきます。これが本当に洒落にならない威力で、体力が最大でも一撃で沈められるレベル。

本作では、攻撃に合わせてこちらも攻撃をするとカウンターが可能。成功すれば逆に大ダメージを与えられるうえ、相手に大きな隙を晒させられます。一撃で倒されてしまうリスクと、一発逆転のリターン。この振れ幅の大きさが、古龍との狩猟らしい緊張感を生んでいました。
◆“ふたつの太陽”に焼かれる

そして瀕死の状態まで追い込むと、ルガ・エアルダは空へ飛び上がり、大技を仕掛けてきます。
その名が「ふたつの太陽」という意味を持つこともあり、放たれるのは冒険者たちを文字通り焼き尽くさんとする必殺技。頭上に現れたそれを見上げた瞬間の「あ、これはまずい」という感覚は、なかなか言葉にしづらいものがありました。
残念ながら試遊時間がそう長くなかったため、討伐までは至らず。しかし、震動で足を止められ、追尾タックルに轢かれ、尻尾に一撃で持っていかれ、最後は空から焼かれる——この一連の体験だけで十分に骨太でした。
本作の看板を張る古龍に相応しい存在と言っていいでしょう。

シンプルに遊べる間口もありながら、それでいて古龍はしっかりとやりごたえがある。そんなプレイ体験で、「モンスターハンター」シリーズを今までずっと遊んできた筆者も大満足の出来でした。今度狩猟時は絶対倒してやろうと決心しつつ、リリース日を待ちたいと思います。
基本情報
タイトル:モンスターハンターアウトランダーズ
対応端末:iOS/Android
価格:基本プレイ無料(アプリ内課金あり)
公式サイト:https://monsterhunteroutlanders.com/ja/



