『ウマ娘』人間との絆を再確認する新育成シナリオ「駿大祭編」に心揺さぶられる…!成長の鍵は“練習の人数”か【先行体験会レポ】

新シナリオ「駿大祭編」は、教えと教え転成で育成を深化させていくのがが鍵となる。そして、人とウマ娘の絆にまつわる感動を呼ぶストーリーも注目。

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『ウマ娘』人間との絆を再確認する新育成シナリオ「駿大祭編」に心揺さぶられる…!成長の鍵は“練習の人数”か【先行体験会レポ】
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ゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』(以下、ウマ娘)にて、新たな育成シナリオ「朋、史解き ―午式駿大祭―」(以下、駿大祭編)が2026年10月26日に公開となります。

12年に1度開催される「午式駿大祭」は、毎年行われている「駿大祭」とは異なる祈りを託して営まれる祭りで、ウマ娘と人の絆を確かめ合い、より深く、強くつながりを紡ぐための神事です。トレーナーは、任命されたウマ娘たちとともに3年間のトレーニングと特訓を積んでいきます。

秋色めく10月に公開される新育成シナリオ、その公開に先駆けて行われたメディア向け体験会でのプレイレポートをお届けします。

※記事中の画像は開発中のものであり、表記されている数値などは実際に公開されるものと異なる可能性があります。
※新育成シナリオのストーリーのネタバレを多少含みます。

◆「駿大祭編」とは?12年に1度の神事「午式駿大祭」を舞台にした新育成シナリオ

『ウマ娘』では毎年10月に「駿大祭」が開催されており、以前にもストーリーイベント「おもいより、おもいかけ」「晩秋、囃子響きたる」で取り上げているため、ご存じの方が多いかと思います。

ですが、今回の「午式駿大祭」はひと味違います。12年に1度開催される「午式駿大祭」では、神駒として5人のウマ娘が任命され、ウマ娘と人との絆のためにさまざまな伝統神事を執り行うという神聖な催し物が開かれます。

今回、神事を執り行う神駒に選ばれるのは、ダイワスカーレット、ノーリーズン、マヤノトップガン、ユキノビジン、ブラストワンピースです。5人は、「午式駿大祭」に向けて、祭の巫女として祭を取り仕切る吾妻とともに、さまざまな特訓や出来事を経て成長していきます。それが「駿大祭編」のストーリーです。

そんな今回の育成シナリオですが、その流れも以前までとは少し異なります。

まず、トレーニングにさまざまな効果をもたせられるバフ「教え」を、一緒にトレーニングするウマ娘たち(サポートカードのウマ娘及びその他のウマ娘)に付与するところから始まります。スタートして3ターン目に「教え」を付与する「伝受」というパートに入り、付与したい「教え」をウマ娘に授けます。

この「伝受」というパートは、今までの育成シナリオ同様クラシック級・シニア級開始直前にあるだけでなく、スタートして3ターン目にも行われるという点が、今までと少し異なります。

この時点でウマ娘に「教え」を適材適所に付与できるかで、その後の育成の進捗や内容が左右されるわけです。

また、神事を執り行う上での演目は5種あり、スピードは流鏑馬、スタミナは神旗争奪戦、パワーは納舞、根性は大曳神輿、賢さは飛駆に、それぞれ対応しています。

サポートカードとトレーニングを一緒にするウマ娘には、それぞれ対応する演目が決められており、1人のウマ娘につき1度の練習でゲージを+1していく、という形になっています。

たとえば、スピードカード2枚/スタミナカード1枚/パワーカード1枚/賢さカード1枚/その他友人カード、というようなカード編成で臨んだ場合、流鏑馬のゲージを上げるウマ娘が2人、神旗争奪戦・納舞・飛駆のゲージを上げるウマ娘が1人ずつ編成されています。また、トレーニングを共にするウマ娘は合計5人で、各練習に彼女らが1人ずつ加わり、ゲージ上げに寄与します。

上の写真の場合、スピード練習にエフフォーリアとメイショウドトウがいます。この場合、エフフォーリアの流鏑馬、メイショウドトウの神旗争奪戦、それぞれの演目ゲージが上がり、同時に2人に付与している「教え」の効果も発動する、という形になっています。

演目ゲージを5ゲージ分貯めると、演目稽古という強力な練習を行うことができます。5つある演目稽古のレベルをグイグイ上げていき、ジュニア級・クラシック級・シニア級それぞれで目標となっている演目レベルにまで達することが目的です。この演目レベルも、高レベルになればなるほど強いバフがかかった練習となっていきます。

合宿に入る直前、および1年の終わりに「教え伝受」のパートに入ると、付与する「教え」とウマ娘の組み合わせを変更することができます。最初に付与した「教え」を別の「教え」に変更することで、育成を効率よく進められます。

最初の段階で「ヒントの教え」をパワーサポートカードのウマ娘に与えていたところを、このタイミングでその他のサポートカードのウマ娘へと変更できる、といえばより伝わるでしょうか。

そうして1年の終わりを迎えると、「教え」をもとに研鑽を積んだことを発表する進捗発表会が行われ、目標達成を審議するパートとなります。

このパートを終えると、1年の研鑽を経たことで「教え転成」が発生します。「教え転成」とは、ジュニア級に伝えた教えが新たな効果を発揮することです。

ジュニア級に付与した5つの「教え」が、1回目の進捗発表会では「特化の教え」と「研鑽の教え」の2つ、2回目の進捗発表会では「協力の教え」「不屈の教え」「両道の教え」の3つへとそれぞれ変化し、より強い効果を発揮します。

「教え転成」を行なう際、5つの「教え」のなかでどれを先に転生させるかは、トレーナー自身の選択次第です。

このパートを経ても「教え」の効果は失われることはなく、「教え転成」と同時にバフ効果を発揮できます。「教え」と「教え転成」の効果を得ながら練習を行えるわけです。

下の図や写真を参考にしていただきたいのですが、ジュニア級に付与した「教え」それぞれについて、元の効果に加えて転成効果が付与される、と捉えるとわかりやすいかと思います。

【ジュニア級】

絆の教え:編成サポートカードの絆ゲージ +(効果は重複しない)演目稽古でメイン基礎能力の獲得量アップ
転成効果:演目稽古でメイン基礎能力の獲得量アップ。合宿中に演目担当の編成サポートカードから追加で1人トレーニングに現れる

得意率の教え:得意率アップ
転成効果:得意率アップ。演目稽古の友情ボーナス

ヒントの教え:ヒント発生率アップ
転成効果:ヒント発生率アップ。演目稽古のヒントイベントで獲得するヒント+1

助力の教え:友情非発生時にトレーニング効果アップ。演目稽古で助力の支えを獲得(3回までトレーニング効果アップ)
転成効果:友情非発生時にトレーニング効果アップ演目稽古で助力の恩寵を獲得(3回までトレーニング効果アップ)

体力の教え:体力消費ダウン
転成効果:演目稽古の体力消費ダウン

【クラシック級】

特化の教え:メイン基礎能力の獲得量アップ。基礎能力の獲得上限 +

研鑽の教え:演目担当が参加しているトレーニングでイベント「追加の稽古」の発生率

【シニア級】

協力の教え:友情ボーナス。演目担当の編成サポートカードが追加でランダムな1箇所のトレーニングに現れる

不屈の教え:残体力に応じて失敗率ダウン

両道の教え:サブ基礎能力の獲得量アップ。演目稽古のトレーニング効果アップ

さらにそのまま「教え」の伝受のパートへ移ると、先に記したように「教え」とウマ娘の組み合わせを変更できます。

たとえばスタミナカードのウマ娘に付与していた「教え」を転成させていた場合、このタイミングで他のサポートカードのウマ娘へと変更できます。

ちなみに、クラシック級時点で「教え転成」したものをシニア級で変更することはできません。5つのうち2つの「教え」を先に転成させ、残った3つを後から転成させるという形になっています。

シニア級1月を迎える段階で「教え」と「教え転成」をすべて終えると、「教え」と「教え転成」の組み合わせがトレーニングを共にするすべてのウマ娘に付与され、強力なバフを持たせた状態で練習をおこなっていく形となっています。

今回も以前までの育成シナリオと同じく、シナリオに登場するウマ娘にシナリオリンク効果が発動します。今回は祭を見守る巫女として登場する吾妻です。

その効果は、演目レベルの最大値を大幅に上げるというもの。未編成時には演目レベルは最大6までしか上がりませんが、「SSR[いとめでたき、まつりかな]吾妻」を使用すると演目レベル10まで増加します。

先にも記したように、演目レベルが高くなればなるほどより強力な演目稽古を発動できるので、強いウマ娘を育成するには是が非でも編成しておきたいカードといえます。

重要なポイントをまとめましょう。

  • 最初に付与できる「教え」を軸に、その後2年にわたって段階的に「教え転成」(進化)させることができます。「教え」と「教え転成」の両方の効果を発動させながら通常の練習に臨めます。

  • 「教え」は、トレーニングを共にするウマ娘(編成したサポートカードのウマ娘とその他のウマ娘)に付与されます。

  • 年始と合宿直前の6月末に、半年ごとに「教え」を付与するウマ娘を変更できます。

  • 演目ゲージを満タンまで貯めると、演目稽古という強力な練習を行えます。演目レベルを上げて目標を達成することを目指します。

こうして文字にしてみても少しややこしく、筆者も最初のプレイでは頭に「?」マークを浮かべつつ進行しましたが、その後数回プレイを重ねて「そういうことか!」と理解できました。

この部分は、実際にプレイ回数を重ねることでトレーナーの皆さんも慣れていき、育成に活用できるのではないかと思います。

先ほどの重要なポイントから、少し踏み込んで伝えたいポイントが2点あります。

1点目は、演目ゲージを効率的に貯めるには、一度の練習で演目ゲージに関わるウマ娘がより多い練習を踏むほうが良いという点。

2点目は、「教え」と「教え転成」はスピード練習やスタミナ練習などのコマンドに付与されるものではなく、トレーニングを共にするウマ娘個々人に付与されているという点です。

演目ゲージを貯めて演目レベルを上げることで、育成シナリオの達成と、演目稽古という強力な練習が可能になります。そのため、いち早く、より多くの演目ゲージを同時に上げていくことが自然と求められます。

つまり「より多くのウマ娘が集まっている練習を踏み続ける」という、育成手順としてとても基本的なこの方法が、強みを発揮しやすいシナリオなのかもしれません。

そこに加えて、「教え」と「教え転成」がトレーニングを共にするウマ娘一人ひとりに授けられている点を合わせて考えてみましょう。「教え」と「教え転成」を付与されたウマ娘が1人や2人いるよりも、4人、5人と多くいたほうがより強力な育成ができそうではないか、と想像できるかと思います。

育成している最中の状況によっては、「トレーニング人数の多い練習コマンドを選ぶことが最適ではない」と感じる場面が多々あることは、筆者も理解しています。

ですが、今回のシナリオの仕組みを整理して捉えてみると、「より人数の多い練習を選ぶ」ことは、以前の育成シナリオと比べてベターな選択肢となってくるのではないかと、先行体験会を通じて筆者は感じました。

◆ウマ娘と人の絆とは?「午式駿大祭」が描いたストーリー

新シナリオ「駿大祭編」の流れやギミックの説明はここまでにして、ストーリーにも軽く触れていきます。

12年に1度開催される「午式駿大祭」では、神駒として5人のウマ娘が任命され、ウマ娘と人との絆のためにさまざまな伝統神事を執り行うという神聖な催し物が開かれる、というのは当記事の序盤で説明した通りです。

神事を執り行う神駒に選ばれたダイワスカーレット、ノーリーズン、マヤノトップガン、ユキノビジン、ブラストワンピースの5人は、各自が執り行う神事(演目)の練習に注力していきます。その中で「午式駿大祭」で披露する神事についての知識・見識を深めようと、博物館の展示に足を運びます。

流鏑馬、神旗争奪戦、納舞、大曳神輿、飛駆の歴史に触れる5人とトレーナーの姿が描かれます。その中でふと疑問が生まれ、それが尾を引くことになります。また、本シナリオではウマ娘が昔からどのような存在であったのか、ウマ娘と人間がどのように関わり合ってきたのかが、強く描かれています。

特に、ウマ娘から「人間はいかなる存在なのか」という視点が差し込まれている点に、筆者は心を動かされました。トレーナーとしてではなく、好意を向ける相手としてではなく、ひとりの男性としてでもない、生物「ウマ娘」が生物「人間」を評価するような言葉がすっと差し込まれます。

人間とウマ娘は同じように見えて、まったく別の種族である……『ウマ娘』では当たり前の情報・舞台設定ですが、その違いがバチっと表現されたことに驚かされました。

筆者は今回の先行体験会をダイワスカーレットでプレイさせてもらいました。シナリオリンクキャラであり、新育成シナリオを告知する画像でも勇ましい姿で描かれていたのも大きいですが、実馬であるダイワスカーレット号の現役時代を知っており、応援していたからというのも大きいです。

ウマ娘・ダイワスカーレットも「午式駿大祭」に向けてさまざまな思いを抱えながら特訓を続けます。それは、「午式駿大祭」がウマ娘と人の絆を確かめ合い、より深く、強くつながりを紡ぐための神事だからこそです。真面目な性分のダイワスカーレットはその重みを一心に受け、彼女なりの答えを提示しようと模索していきます。

この時点でも、ダイワスカーレット好きとしては十分に心にクるものがありますが、「駿大祭編」がいかなるシナリオなのか、その真髄はラストに描かれています。

その終幕を目にし、最初のプレイを終えると、思わず涙を一粒二粒流してしまいました。

2022年の育成シナリオ「グランドライブ」編から先行体験会には欠かさず参加させてもらっていますが、先行体験会のプレイでシナリオに泣かされたのは「グランドライブ」編以来、2度目の出来事でした。『ウマ娘』ファン並びに実際の競馬ファンであれば、心を揺さぶられるのではないでしょうか。

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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)

《草野虹》

福島・いわき・ロック&インターネット育ち 草野虹

福島、いわき、ロックとインターネットの育ち。 RealSound、KAI-YOU.net、Rolling Stone Japan、TOKION、SPICE、indiegrabなどでライター/インタビュアーとして参加。 音楽・アニメ・VTuberやバーチャルタレントと様々なシーンを股に掛けて活動を続けている。 音楽プレイリストメディアPlutoではプレイリストセレクター(プレイリスト制作)・ポッドキャストの語り手として番組を担当している。

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