【そそれぽ】第119回:見た目ゆるふわ中身ガチガチアクション『ヨッシー ウールワールド』をプレイしたよ!

任天堂 Wii U

毛糸にされたあみぐるみヨッシーたちを助ける冒険
毛糸にされたあみぐるみヨッシーたちを助ける冒険 全 10 枚 拡大写真
インサイドをご覧の皆さま、こんにちは。そそそこと津久井箇人です。皆さんのゲームライフを充実させるゲームプレイレポート、第119回を迎えました【そそれぽ】のお時間です。

Wii Uで使用していた外付けHDDが、暑さなどのせいか突然異音を発して故障してしまいました。某社のごく普通のHDDなのですが、Wii U購入以降、これで2台目です。このテのモノは当たりハズレがあるとは言え、ちょっとついてないですなぁ・・・。3台目は慣れないけれどさすがに別会社のものを購入。今度は長持ちしてほしいです(切実)。ちなみに、完全に動かなくなる直前、最低限のセーブデータを本体にコピーできたので、被害は最小限に食い止められました。皆さんにもデータのバックアップ・・・特に長くプレイしているゲームのセーブデータに関しては、思い出したときにコツコツやっておくことをオススメします。



というわけで、今回プレイするのは任天堂のWii Uソフト『ヨッシー ウールワールド』です。


このソフトもバックアップしていたおかげでデータ消失の危機を免れ、今回の連載にちゃんと掲載できてひと安心です(笑)。基本的には『ヨッシーアイランド』シリーズの延長にあるものの、毛糸による温かい世界観がとてもかわいらしい本作。実はシリーズに馴染みの薄い筆者なのですが、購入の背中を押したのはアクションゲームが苦手な嫁。理由は「かわいいから」だそうで「あみぐるみヨッシー」の「amiibo」も一緒に買っちゃいました。そんな女性のハートもわしづかみな可愛いらしい本作ですが、このあと我々にあんなにも鋭い牙を剥くことになるとは・・・(戦慄)。それでは、早速プレイしていきましょう。


◆『ヨッシー ウールワールド』ってどんなゲーム?


■毛糸な世界で、あみぐるみのヨッシーが大冒険!
基本は2Dタイプの横スクロールアクションゲーム。『ヨッシーアイランド』シリーズ経験者の方は、ほぼその方向で想像してもらえれば間違いないかと思います。大きな特徴は、やはりグラフィック。毛糸のあみぐるみで表現された“ヨッシー”や敵たちがとにかくかわいいです。

「ペロン」と飲み込んだ敵を毛糸玉にして、ポイッと投げることが可能。ぶつけて敵を倒したり、謎解きに使ったりと、その用途はアイデア次第で無限大。「毛糸」を中心としたソーイングな世界ならではの謎解きやアクションがたっぷりと詰まっています。

■1人プレイも2人プレイも楽しい
1人プレイで粛々と攻略していくのは、昔ながらのアクションゲームの面白みをとことん突き詰めたスタイル。2人プレイだと、お互いを「ペロン」と毛糸玉にできるので、それを活用したり、相手を上手く踏み台のようにして高くジャンプしたりと息のあったチームプレイが楽しめます。

1人でも「あみぐるみヨッシー」のなど「amiibo」を使えば、2匹の“ヨッシー”を同時に操作する「ダブルヨッシー」なプレイが可能。2人プレイ感覚でプレイできるので、上手くプレイすれば難所の乗り越え方も1人プレイとは違った方法で突破できるかもしれません。

■パワーバッジで特殊な能力
ステージ中に集める「ビーズ」を貯めておくと、ステージで特殊な能力を発揮できるいろいろな種類の「パワーバッジ」が使用できます。その内容は多種多様で、基本的にはゲームを攻略しやすくなるものが中心。中には穴に落ちたり、熱いものに当たったりしても平気になる「半無敵」のような効果を発揮するものもあるので、アクションゲームが苦手な人は上手く活用してステージ攻略に挑みましょう。


◆ゆるふわ系にだまされて(語弊がある)


■つい集めたくなるやり込みがヤバイ
5つの「クラフトウール」集め(柄違いヨッシー解放)、5つの「スペシャルフラワー」集め(スペシャルステージ解放)、20コの「スタンプビーズ」集め(Miiverse用スタンプ解放)、ハート20コ全快ゴール(自己満足)と、ステージには4つのやり込み要素があります。中でもクラフトウール集めは、新しい柄の“ヨッシー”でプレイできるようになるので、なかなかスルーしにくい要素ですね。

しかし!!!!!

これらやり込み要素を満たしていこうとすると、体感難易度は急激にアップ。手応えとしては『メトロイド』に近い探索アクションの要素が色濃く出てくる感じです。隠し要素を探すため、普通は行かないであろう場所を目指して、ふんばりジャンプで飛んでいくのは日常茶飯事。何度も何度も穴に落ち、何度も何度も敵にあたるのです。しかも、ライフ制かつゲームオーバーがない仕様なので、生き地獄感がすごいです(笑)。

ただし!!!!!

アクションゲームが苦手な人は、「パワーバッジ」や空飛ぶ“はねヨッシー”が使える「エンジョイモード」を駆使すれば、幾分かラクにやり込み要素集めもできるはず。アクションゲーム初心者をフォローしつつも、アクションゲーム上級者にはしっかりと挑戦状を叩きつけるゲームバランスは見事。きっと意地でも「パワーバッジ」を使わないぞって人もいるハズです(自分です 笑)。

■柄の違うヨッシーが思いのほかかわいい
苦労して集めた「クラフトウール」で復活する柄の異なる“ヨッシー”。本気でかわいいです。さらに、いろいろな「amiibo」を読み込むことで使える、そのキャラクターにちなんだ柄の“ヨッシー”ももちろんかわいいです。とにかく本作の“ヨッシー”はかわいいのです。かわいいは正義なのです。ゆえに、定義としては「やり込み要素」なのですが、「クラフトウール」は自然と集めたくなってしまうと思います。


◆気になったところ


■2人プレイで不利になるステージがある
2人プレイが必ずしも有利になるとは限らず、2人プレイで逆に苦労してしまう場面がけっこうあった印象です。例えば、天秤のような床は重さがかかった方が下がる仕組みになっているのですが、先に乗った“ヨッシー”が奥側に行ってしまうと、手前側が上がってしまいます。すると、その床にあとから乗る“ヨッシー”は非常に乗りにくい、あるいは乗れない状態になってしまいます。

そういった1人プレイなら何の問題も起きない場面で、2人プレイならではのプチトラブルが起きることが多かったです。また画面スクロールのタイミングも2人にあわせてという感じではなく、先行した人にどんどんあわせた形になり、遅れた側が画面外に行ってしまいタマゴ状態(復帰待ち)に。このあたりにストレスを感じたので、ほかの任天堂の多人数プレイアクションゲームぐらいの工夫の余地があったのではないかと感じました。

■1プレイが長くなりがち
「やり込み要素」と言いつつ、ストーリーやゲーム性にも関わっている「クラフトウール」集めは、きっと初心者・上級者問わずやりたくなってしまう要素だと思います。それゆえ、ステージの探索は必須に近いとも言えます。この探索行為をしてしまうがために、タイムリミットや残機などのシステムがないのを良いことに、1ステージのプレイ時間が「マリオ系2Dアクションゲーム」とは思えないほど長くなりがちです。無視してゴールを目指せば良いのでしょうが・・・集めたいですよね、「クラフトウール」。

探索が幾分ラクになる「パワーバッジ」を使っても、もちろん限度はあるため、ある程度は頑張らなきゃならないです。この1プレイの長さが、ゲーム全体のテンポを少し悪くしているかなあと感じました。とは言え、コレでサクサク進められたら、それはそれでボリューム不足感が出てきてしまうし、難易度も下がってしまうしで、難しいところです。

■Miiverseとの連携が中途半端
ステージを選ぶマップにランダムでMiiが立っていて、Miiverseのイラストを見ることができます。また、ステージ選択後のローディングにもそのステージに関するMiiverseのイラストが表示されます。それらの際に、せっかく「面白いなぁ」とか「共感だなぁ」と思っても「そうだね」できないのがもどかしいです。「そうだね」ぐらいもっと手軽にできても良かったのではないでしょうか。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

◆総評


とにかくかわいくてフワフワ!
しかしやり込み出すとガッチガチに歯応えのある2Dアクション!



見た目、音楽、あみぐるみになった“ヨッシー”・・・すべてがかわいくてフワフワしています。グラフィックや雰囲気の独特さだけでも十分楽しめるようなゲームです。近年稀な超癒し系ゲームです。しかし、ゲームを進めていくうちに、本作の本質がガッチガチな本気の2Dアクションゲームであることを痛感してくると思います(笑)。

なので、アクションゲームが苦手な人や初心者の人は「パワーバッジ」を上手く使ってプレイするとイイ感じに楽しめると思います。それでも一筋縄ではいかない場面が必ず出てくると思いますよ?(笑)2Dアクションゲームの面白さ・楽しさに徐々にハマっていくゲーム設計になっていると思います。記事全体では難しさを強調していますが、「パワーバッジ」を含めて、初心者を救済するシステムがしっかりとしたゲームなので、そのあたりはご安心あれ。ただし、そのバランスの取り方が強引かつ極端にも感じる面もありました。

上級者の人は、基本「パワーバッジ」なしで挑むことをオススメ。やり込み要素を含めれば『ロックマン』シリーズぐらいの歯応えがあると思っておいて間違いないと思います。条件を満たすと出現する某ステージに関しては、基本は初見お断り。何度も死にながら覚えましょう(笑)。ちなみに筆者は「スペシャルフラワー」と「クラフトウール」のコンプという自分ルールのもと、主に2人プレイで進行し、無事エンディングを見て・・・まあイロイロお察しください(ネタバレ自重!笑)。

【こんな人にオススメ】
・『ヨッシーアイランド』シリーズ好きの人
・毛糸の独特の質感をはじめ、グラフィックや雰囲気に惹かれた人
・“ヨッシー”かわいいよ“ヨッシー”
・(ファミコン~スーファミ時代ぐらいの)高難度2Dアクションゲームが好きな人
・「amiibo」をたくさん持っている人

どうでも良いことなのですが、試しに『ロックマン』のステージBGMを聞きながら1ステージプレイしてみました。一気にメチャクチャ難しそうなゲームに変身しました(笑)。見た目やほんわかあたたかなBGMの効果のおかげで「かわいいゲーム」に見えますが、中身のアクションの本気度が垣間見えた瞬間でした(笑)。


【そそれぽ】第119回、いかがでしたでしょうか?世間は夏休み真っ只中!ゲームのやりすぎは要注意だぞ!(おまえが言うな)次回もどうぞお楽しみに!


『ヨッシー ウールワールド』は、好評発売中。価格は、パッケージ版・ダウンロード版ともに5,700円(税抜)です。

(C) 2015 Nintendo/Good-Feel


■筆者プロフィール
津久井箇人 (つくいかずひと) a.k.a. そそそ

作・編曲家・ライター。物心がつく頃にはMSXで『グラディウス』をプレイしていた無類のゲーム好き。ゲームを紹介するブログ記事が評価され、2011年からINSIDEでニュース原稿執筆・ライター活動を開始。レトロゲームから最新ゲーム、戦略シミュレーションゲームから格闘ゲームまで、幅広いジャンルのゲームをプレイ。

Twitter:@sososo291
ブログ:sososo activity

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《津久井箇人 a.k.a. そそそ》

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