EA『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』インタビュー

大ヒットとなった「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」と同じスタッフによって現在その続編となる「王の帰還」がゲームキューブ、プレステ2、X-BOX、そしてPCで開発されている。二つの塔から受け継がれ、さらに新しく備わったものとはなにかを探るため、IGNはEAエグゼクティブプロデューサーのNeil Young氏にインタビューを行った。氏は以前にもウルティマオンラインなどを手がけている。

任天堂 ゲームキューブ
大ヒットとなった「ロード・オブ・ザ・リング二つの塔」と同じスタッフによって現在その続編となる「王の帰還」がゲームキューブ、プレステ2、X-BOX、そしてPCで開発されている。二つの塔から受け継がれ、さらに新しく備わったものとはなにかを探るため、IGNはEAエグゼクティブプロデューサーのNeil Young氏にインタビューを行った。氏は以前にもウルティマオンラインなどを手がけている。

まず、氏は前作「二つの塔」について、非常によくできたゲームであったと述べた上で以下のように語っている。「大きいアクション、そして小さい動きというのがこのゲームをもっともよく説明する言葉であろうと思います。前年のように、我々は経験値を能力アップのためのポイントに換算できるシステムを維持しました(?)しかし、今回は個々のキャラクターによって大きな差別化が図られています」

使用可能なキャラクターはGandalf、 Aragorn、 Legolas、 Gimli、 Frodo、 Samの5人に加え、2人から4人の隠しプレイヤーがいるそうです。キャラクターごとの違いは彼らのモーション、ステータスの上がり方、装備できる武器、そしてゲームのすすむ状況であると述べています。「ゲームのすすむ状況」、というのがマルチシナリオを示しているようでキャラクターの選択によって変わってくるようです。インタビュー中ではGandalfのもの、Aragorn、 Legolas、Gimliのもの、そしてFrodo、Sam、Gollumの3つがあると説明しています。また、Aragoneは弓矢と剣だけでなく他にも武器を使うことができるのか?という質問に対しては、感嘆符つきで肯定しています。前作では弓矢と剣だけだったんでしょうか。文中の表記によるとマルチプレイヤーモードの存在をほのめかしていますね。

また、もうひとつの大きな変化として環境(フィールド?)とゲームの進行に密接な関連があると述べています。例としては、フィールドの投石機を用いることなどができるようです。

IGNがそのグラフィックの進化について言及すると、Neil氏は今回の製作にあたっては多くの映像について映画から直接得た上に、新たな光源技術を開発したことによって映像がより良いものとなったと説明しています。話によるとポリゴン数、テクスチャ密度ともに2倍なんだとか。

また、前作においては物語を伝えようとはせず、主人公達の戦いの場を設定し、またそれぞれを緩くつなぎあわすだけとしていましたが、今年は積極的に語りかけようとしています。そして、今年の重要な追加点は、いくつかの特定のテーマに注目することによるユーザーの解釈がこのゲームを違うように見せるということです。

記者がどのようなモンスターが登場するのか?と問うたのに対してはOrcs & Urukhai、Nazgul、 Fell Beasts、 Mumakil、 The Army of the Dead, Haradrim、Mountain Trollsなどを挙げていますが、原作を未だ見ていないのでこの辺はそのまま載せることしかできません。トロールだとか死体の兵隊(ゾンビ?)あたりは想像がつきますが。敵キャラのAIも賢くなったと語っていますが、詳細については触れなかったようです。どのようなボスキャラが存在するのかについても答えられていません。ちなみにモーションデータやテクスチャなどは映画のものをそのまま用いているようです。また、ゴブリンは出てこない、と明言しています。

Neil氏は最後に昨年あなた達がみた全てを、いやもっと期待してくれ、と述べてインタビューを締めくくっています。しかし比較的ノーコメントが目立つインタビューであった気も………。


マルチプレイヤーモードがあるらしい?

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