レア社が去った本当の理由とは
昨年、任天堂からマイクロソフトに移っていったレア社ですが、その理由はあまり明らかにされてきませんでした。しかし今回電撃オンラインに掲載されたケン・ロブ氏のインタビューからその意外な理由が分りました。ちなみにこのロブ氏も以前は任天堂オブアメリカに居た方です。
任天堂
ゲームキューブ
―――では、レア社がXboxでゲームを作る理由はオンラインがあるから、ということですか。
いえ、もちろんそれだけではありません。私はいまでも任天堂を愛していますよ。ただ、私はNintendo of America社長の荒川さんをずっと尊敬して、彼といっしょにやりたいと思っていました。しかし彼がリタイアしてしまって、そこにちょうどいいタイミングでXboxから声がかかった、という部分はあると思います。でもそのときすぐには決められなかったので、とりあえず私はXboxを借りて3〜4週間プレイしてみました。そのようにしてXboxを使っているうちにおもしろさを実感するようになり、これは将来いけると確信するようになったのです。また、マイクロソフトはいい制作者がいればどんどん引き抜いて、よいものを作ろうとしている。そういうやり方もいいことだと思います。
ということで、荒川社長の退職はかなり大きかったようです。ちなみにロブ氏はレアが移籍する前の02年3月にマイクロソフトに移籍しています。任天堂でレアと一緒に仕事をしていた方ですが、この時点でレア移籍が決まっていたのかは少し分かりません。
荒川社長が引退したのが02年1月、ずっと広報をやってたピーター・イン氏が辞めたのが3月で、ロブ氏も3月、んでレア移籍と。NOAもちょっと建て直しが必要なのかもしれません。ちなみに5月にレトロを完全子会社化してますのでこの辺りでレア売却が決定していたのかもしれません。
この辺りの話は面白そうなので、ちょっと調べたいところ。